とある肥料の開発者と話をしていた時に、グルコースが直鎖状に繋がったものを水熱処理すると還元性が高まるという話題が挙がった。
この内容には色々と可能性を感じるので、しっかりと見ていくことにしよう。
ちなみにだけれども、グルコースが直鎖状になった化合物を水熱処理して得られたグルコース断片と何らかの鉄(Ⅲ)の塩を混合したら、鉄(Ⅱ)とRCS(活性炭素種)という活性酸素の一種が生成されたとのこと。
ビール酵母細胞壁由来の農業資材の“植物活性メカニズム”解明へ|ニュースルーム|アサヒグループホールディングス
この時点で肥料として利用したら可能性だらけなのだけれども、この感動は今は触れないでおいて話を先に進める。
冒頭に挙げた熱水処理とは一体何なのだろう?
12 水熱処理によるエネルギー化に関する研究(第2報)に拠ると、水を熱して気化する時に圧力をかけると沸点が上昇する。
例として、1気圧(0.1MPa)では水の沸点は100℃で、体積は約1000倍に膨張する。
10気圧(1MPa)では水の沸点が170℃になり、体積は約170倍に膨張する。
22.1MPaでは水の沸点が374℃になるが、体積は膨張しない。
22.1MPaを臨界点と呼ぶそうで、水に対して0.1〜22.1MPaの何処かの圧力で高温高圧処理をすることを水熱処理と呼ぶそうだ。
具体的な気圧はわからないが、適度な圧力をかけることで、グルコースが直鎖で繋がったアミロース(デンプン)やセルロース(植物繊維)が断片化し還元性を持つようになるそうだ。
水熱処理だけれども、どんな機械なのかな?と想像してみたら、

実験器具の滅菌で用いるオートクレーブが頭に浮かんだ。
調べてみたら、2気圧(0.2MPa)あたりで高温高圧反応をするので、一種の水熱反応と言えるそうだ。




