なぜそこにブナがいる?の記事までで、ブナ科の木の植生が徐々に見えるようになった気がしている。

本当にほんの少しだけどね。


この流れを踏まえ、




再び、若山神社のシイ林について触れてみる。




神社の境内の端にある道を歩いている時、



ツブラジイのドングリの中にカシのドングリが混じっている事が目に付く。

カシのドングリは境内の中心あたりで見かけることはない。


ここで境内に記載されている内容を持ち出すと、

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この森林は樹齢200年を越すツブラジイを主体とする府下でも有数のシイ林です。このシイ林の周囲をカシ林が取り巻くように生育しています。これは、土壌、地形などの立地条件によって、シイ林とカシ林が棲み分けた結果と考えられます。

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※若山神社内の看板の内容より抜粋

と記載されていた。


この内容はブナ科の木の種子と果実の大きさが意味するものの記事で載せた



ブナ科の木の分布のイメージそのものだ。

小さなドングリは乾燥に弱いという話題があったため、ツブラジイの視点から見て、カシがシイの発芽と生育の条件を満たす環境を用意したように見える。


こういう知見を一つ一つ積み重ねていくと、森林の全体像が見えてくるようになるのだろうな。

森林の理解を進めるには歴史ある神社や原生林をたくさん歩く必要があるな。


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