アーティチョークの栽培条件からアザミのことを考えるの記事までで、アザミからアーティチョークまで見てきた。
せっかくの機会なので、食材としてのアーティチョークを見てみる。
アーティチョークは開花する前の花蕾を食すもので、
時事通信出版局から出版されている食材健康大事典にアーティチョークの記載があったので読んでみると、
各種ビタミンやミネラルの他に、
Fvasconcellos - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
シナリンや
Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
ルテオリンといったポリフェノールが含まれている。
他に食物繊維も豊富だそうだ。
これらの成分を更に調べてみると、
井上順、佐藤隆一郎著 フラボノイド「ルテオリン」による生活習慣病予防・改善作用の分子機構 化学と生物 Vol. 54, No. 6, 2016
という読み物に行き着いた。
詳細は端折るけれども、ルテオリンは体内において、インスリンと炎症性サイトカイニンの制御に関与するそうだ。
抗肥満作用と免疫の過剰反応(アレルギー)の緩和があるようだ。
アーティチョークは花蕾を食すということは、花の形成に関与する成分が多いことになる。
これらの成分が花粉や花蜜に含まれているということであれば、ハチミツの健康効果の模索に対して何らかのヒントが得られるかもしれない。