コトブキ園さんから恵壽卵を頂きましたの記事と、
マメ科の黄色い花が鈴なりで開花している周辺の記事を踏まえつつ、
花蜜と花粉に含まれる成分周辺の記事で気になることがある。
花蜜及び花粉には花の色に関与する成分が入っている。
それらの成分がハチミツの色や香りに影響を与えていることは間違いなくて、色や香りが機能性を向上していることも間違いない。
色素についてピックアップしてみると、
例えば同じマメ科であっても、初春から今までで見ても、
フジ(クサフジのヘアリーベッチも含む)の紫色から始まり、
レンゲの赤寄りの紫?と続き、
黄色のミヤコグサや、
前回の記事で触れた(おそらく)ジャケツイバラがある。
採蜜した環境によってハチミツの色が異なるということで、花によって花蜜中に含まれる色素の構成が異なる可能性が非常に高いわけで、色素のことについてもっと深く理解できたら良いなという気持ちが日に日に強くなってきた。
色素にはカロテノイドやフラボノイドといった免疫や抗酸化作用に関与するものもあるわけで、人体の病気の予防の方でも絶対に必要になる知見であることは間違いないので、予防に関することを花から学んでみようかと思う。
手始めに何から辿っていけば良いだろうか?と検索してみたら、花の色素に関して農研機構が素晴らしいページを作成していた。
花の4大色素はカロテノイド、フラボノイド、ベタレインとクロロフィルであると要約されていた。
例えば、カロテノイドはキサントフィルやリコペンといった構造によって異なるが、赤〜橙〜黄色といった暖色系になる。
Calvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, リンクによる
フラボノイドは上の基本骨格に糖等が付与することで、淡黄色から紫へと幅広い色になる。
ベタレインは置いといて、クロロフィルは葉緑体の緑色素であるため、これはその名の通り緑色となる。
花はこれらの色素をどれくらいの割合で合成してブレンドするかによって色が決まるそうだ。
色素を意識すれば、見えるものが変わってくるはずなので、これから意識的に色素を見ていくことにしよう。
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