栽培の師が土が良くなれば自然と石が上に上がって減っていくものだと言っていた。
石が上がってきて、その石を取り除けば、
土を掘ったり耕す時に刃が地中の石にぶつかり摩耗する頻度が減り、刃の消耗が減って利益率が上がる。
石にぶつかることで余計な力をかけずに済むので、トラクタであれば燃料代も若干節約できる。
土を除けば良いことだらけなのだけれども、何故石が上がってくるのだろう?と疑問だった。
物理性が向上すれば比重の関係で石が上がってくるとか?
庭に穴を掘って生ゴミを埋めるという日課がある。
場所によっては毎回掘る度に
こんな感じの石が出てくる。
石をとっても新たに新しい石が出てくる。
これは師が言っていた現象に似ている。
何故だろう?と目の前の現象を整理してみると、
穴を掘って、生ゴミを入れてから土で覆って2週間程放置すると生ゴミの大半は消えている。
次にこの場所を掘ると、前回よりも土がフカフカしていて、土が掘りやすくなっている。
生ゴミというものは分解する時に発生する有機酸が要因になるのだろうか?深い箇所も若干柔らかくなっていて、前回の穴掘りよりも深いところまで掘りやすくなっている。
周辺も柔らかくなっているので、前回と同じ労力で広く深く掘ることが出来るようになっている。
前回はスコップにぶつかって放置した石も周辺の土が柔らかくなったため、掘り上げやすくなっている。
おそらくこれはトラクタによる耕起でも同様の状態になっているのではないか?
あとは地表に上がってきた石を回収すれば、地中の石が減ったことになる。
土に生ゴミを入れるという行為でも得ることが出来る知見というものが多いものだ。
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