前回のほぼ剪定枝の環境でクローバがいきいきとしているという話だけど、本来ならば、ほぼ剪定枝というのは撥水性も強力だし、植物に必要な養分は剪定枝の分解に使われてしまう(と考えられている)という植物にとって過酷な環境である。
※窒素飢餓が発生する
この環境がどれほど過酷であるか、強いとされるヒルガオがほぼ剪定枝環境でどうなるかを見てみよう。
ほぼ剪定枝の環境に生えてるね。
発芽して生育したのがさすが!って感じです。
花が咲いている。
花が咲いたということはある程度生育したということの証拠なわけで、過酷環境だからこそはやめにタネをつけてケリを付けたいのだろう。
葉の色は薄いし、張りもないので、カルシウム、マグネシウムといったそこそこ必要な要素もうまく吸収できていないのだろうな。
え、そもそもそういう要素がないんじゃないの?って疑問が生じるだろうって?
いやいや、そうだとすると、
クローバも同様の欠乏症が発生して良いはず。
だけど、クローバの葉にそういう兆候が見られない。
だから、養分はあると言える。
花もどことなく小さくて、はやくタネを付けたいんだという意思をひしひしと感じる。
だけど、なんかこの花の模様がとても綺麗だ。
ここからも言えることだけど、師が見ていた環境はクローバによってもたらされるということで間違いなさそうだ。