ミカンの薄皮にある繊維状のものは欲しい成分が豊富に含まれているの続きの記事の続き。
ミカン一つとっても、様々な物質が混ざり合っていて、味は単純に糖が多いとか酸味が少ないとかでは判断できないのだなと。
とりあえず、ミカンの果実から高濃度で検出されているもので気になったものを検索し続けている。
今回はシネフリンについて検索してみることにする。
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シネフリンはアミノ酸のチロシンから合成したのだろうと思わせる構造をしたアルカロイドとなっている。
主にミカン科の果実に含まれているらしく、交感神経興奮剤のような作用を示すそうだ。
果実を絞ってジュースにすると見えてくる化学反応と物質の変化の記事で触れたが、ミカンにはリラックス効果のあるGABAがあって、興奮剤のようなシネフリンがあって、つくづく不思議な果実だな。