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ドジョウがいる田はどんな条件の田なのだろう?の続き。

とりあえず、ドジョウについて知るために検索をしてみたところ、中島淳著 ドジョウの実態とその保全 - 農業および園芸第95巻 第2号(2020年)にたどり着いた。


なぜドジョウは水田に棲めるのか?という節にドジョウが水田に生息できる理由が記載されているのだが、その理由として干出高水温という記載があった。


干出というのは冬季に干上がって、夏季に水没を指す。

上記のような環境でドジョウが生きれるのは、ドジョウの表面にある粘液によるものであるらしい。

粘液があることで、水がない環境でも体表面が乾燥せず、酸素を取り込み皮膚呼吸を行う事ができる。


もう一つの高水温だけれども、この内容は


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物理性の向上と中干し無しの田をサーモグラフィカメラを介して覗いてみたらの内容に繋がっていく。

田に張った水は流れが無いため滞留して水温が35℃付近まで高まる。


上記環境では水田の微生物が活発化しての溶存酸素を消費してしまう。

このような環境ではエラ呼吸を行う魚は酸欠を起こしてしまうが、ドジョウには腸呼吸という特殊な呼吸様式を持ち、水面から口を出し、大気中の酸素を吸うことで、酸素不足の環境でも生きる事ができるそうだ。

田の酸化還元電位


ここで一つ疑問が生じたのが、


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オタマジャクシだ。

彼らもオタマジャクシの頃はエラ呼吸をしていたはずだ。


他が中干しをしている中、中干し無しの田でオタマジャクシを見かけたけれども、彼らは魚程酸素を要求していないのだろうか?

それとも、この期間のオタマジャクシは肺呼吸に変わる段階に入っているのだろうか?

カエルの変態は中干し有りの田では間に合うのか?


一つ知ると、いくつか知らない事が増えるものだとしみじみ思う。