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ナシとリンゴの栄養成分の違いの続き。

前回はナシとリンゴの栄養成分のうち、ビタミンやミネラルを見てきた。

今回はリンゴの方にあったリンゴポリフェノールに関して、ナシの方はどうなのか?ということを見ていく。

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?


リンゴポリフェノールの方では、カテキンが1〜14個つながった(重合した)プロシアニジンというポリフェノールがあり、摂取すると腸内細菌叢に変化が見られ体調を整えるという話題があった。


ナシの方はどうなのだろう?ということで検索をしてみると、菅原哲也等 日本ナシ果実のポリフェノールおよびラジカル消去活性の熟度による変化 - 日本食品科学工学会誌 第 60 巻 第 9 号 2013 年 9 月にたどり着いた。


上記の報告に拠ると、ナシのポリフェノールとして挙がっているものが、


Arbutin_structure

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アルブチン、

アルブチン - Wikipedia


640px-Chlorogenic_acid

By Akane700 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link


クロロゲン酸と、

クロロゲン酸 - Wikipedia


Kaffeeacid

By NEUROtiker (talk) - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link


カフェ酸があった。

コーヒー酸 - Wikipedia


これら3種のポリフェノール(アルブチンをポリフェノールとして良いのかは疑問)を合わせて、ナシのポリフェノールの40%を占める。

ポリフェノールの主な働きとして抗酸化作用を挙げているが、アルブチンに関してはチロシナーゼ阻害活性(シミの原因のメラノサイドの合成阻害)を挙げている。


今回の報告では上記のポリフェノールを挙げていて、リンゴに含まれていたプロシアニジンの有無に関する記述はなし。

ナシの方にプロシアニジンがほぼ含まれていなければ、ナシとリンゴのポリフェノールの働きに差が生じることにになる。


リンゴの方でメラノサイド合成阻害の記述を見かけたので、ナシとリンゴの栄養成分の比較として、ポリフェノールは挙がらないのかもしれない。

ナシに関して他に注目すべき要素があるか?を引き続き調べていきたい。