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塩基飽和度の実際の計算までの記事でCEC周りの計算について見てきて、再びゼオライトの話題に戻る事にする。


ゼオライトは何処にある?の記事でゼオライトの成り立ちについて触れ、粘土鉱物肥料のモンモリロナイトと同じような条件でゼオライトは形成されると記載した。


であれば、凝灰岩の中からゼオライトを選択的に採掘(分類?)はどのようにしているのだろう?という疑問が生じてくるので、今回はそれについて触れよう。




手がかりとして、注目の資材、ゼオライトについて再びの記事で触れた内容から見ていくことにしよう。


ゼオライトは和名で沸石(ふっせき)と呼ぶが、沸石には色々な種類があるようだ。


ゼオライトは沸石凝灰岩という凝灰岩の一種に豊富に含まれている為、沸石凝灰岩を選択的に採掘すれば、ゼオライトを採掘したことになる。


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By Rob Lavinsky, iRocks.com – CC-BY-SA-3.0, CC BY-SA 3.0, Link


この時採掘する天然のゼオライトはモルデナイトと呼ばれている鉱物であるそうだ。


モルデナイトの化学組成は(Na2,Ca,K2)4(Al8Si40)O96·28H2Oであるそうで、アルミニウムとケイ素の割合が1:5であるようだ。

Mordenite - Wikipedia


ここまで整理できれば見えてくるものも増えてくるので、ゼオライトについて丁寧に深堀りしていくことにしよう。