前回の話で輪生って何度も出てきたけど、この輪生って何?って話になるよね。
植物を勉強する上で必要になってくるので、この植物は何と言う名前で呼ばれていて、この植物はどんなことが解明されているのか?
であって、まずは名前だけど、名前は当然のことながら図鑑から探していくことになる。
しかし、この図鑑から探すというのがなかなかの難儀で、花はそっくりだけど葉の形や発生の仕方が全然違う植物があったとする。
写真の図鑑だと花に焦点を当てることが多いけど、写真の持つ情報量というのは目立つ箇所のみしか明確になっていない。
今回のマツモとキクモ、見た目は似ている様で葉の生え方は全然違う。
そんな時に重要になってくるのが、
葉の発生の規則が記載されていて、日本の植物であれば大体がこの規則に入る。
これを踏まえて、キクモは輪生ということになっていた。
輪生というのは茎の同じ高さからたくさんの葉が生える規則で、
この写真のキクモも確かに輪生になっている。
更に同じ位置からたくさんの葉が生えているので、多輪生であることがわかる。
図鑑にキクモ:多輪生という表記が加われば、花の様な目立つ器官がまだ無くても図鑑からたどることができる様になる。
形の規則をはやくに知れば知るほど、これから出会うであろう植物から得られる情報が多くなる。