
米ぬか嫌気ボカシ肥作りでミョウバンや鉄粉を入れると反応は加速するか?の記事で、メイラード反応が関与する米ぬか嫌気ボカシ肥でミョウバンを入れたらどうなるのだろう?という話題を挙げた。
ミョウバンからアルミニウムが溶け出し、メイラード反応の生成物であるメラノイジンとアルミニウムが結合することで、安定且つ複雑化したメラノイジンが得られるはず。
この手の話をする時は、順序だって見ていくのが良いので、ざっくりとミョウバンについて知ることから始める。
そもそもの話でミョウバンとは何だろう?ということが気になったので検索をしてみたところ、「魔法の粉!」ミョウバン - 一般社団法人 軽金属学会│The Japan Institute of Light Metalsのページにたどり着いた。
このページの内容で一番印象に残ったことから触れていくと、江戸時代におけるミョウバン造りがある。
ミョウバン造りは秘伝のレシピのようなものであるらしく、明確にはなっていないそうだが、古文書を読み解きながら再現をして成果を得られたそうだ。
なんともロマンのある話だ。
とりあえず昔の製造方法を見ていくと、材料となるのは、

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湯の花と、

ハイノキ(灰の木)という常緑広葉樹の低木から高木の木であるそうだ。
どうやらハイノキはアルミニウムをたくさん取り込むそうで、ハイノキを燃やして得られた灰にもたくさんの灰が含まれているそうで、ハイノキの灰汁と湯の花を反応させるとミョウバンが出来るそうだ。
では、何も説明を記載せずに登場した湯の花とは何なのだろうか?
湯の花について触れていけば、ミョウバンへの理解は更に深まっていくはずだ。




