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カラスノエンドウとレクチンの記事で、マメ科の草に含まれているらしいレクチンという糖鎖と結合するタンパクについて触れた。


レクチンだけれども、白インゲンで人体に対して毒性を示すという事を糖鎖とレクチン - 日刊工業新聞という本で読んだことがあり、ふと土壌の微生物に対しても毒性があるのではないか?と思って検索をしてみた。


エジプトの大学が発行している雑誌でIsolation and Antifungal Activity of Plant Lectins against some Plant Pathogenic Fungi - Alexandria Science Exchange Journal Volume 39, January-March - Serial Number 1 January 2018 Pages 161-167に興味深い内容が記載されていた。


その内容というのが、白インゲンから抽出したレクチンが病原性の菌で頻繁に名前が挙がるフザリウム属の糸状菌に対して抗菌作用を示したというもの。


であれば、葉にレクチンを持つ可能性があるカラスノエンドウでも同様の事が期待できる?


マメ科植物毎のレクチンについて調べてみたところ、マメ科レクチンの構造における特徴 - Trends in Glycoscience and Glycotechnology Vol. 10 No. 55 (September 1998) pp. 349-360に様々なマメ科植物のレクチンについての記載があったが、レクチンの構造もそれぞれ異なるので、カラスノエンドウにレクチンがあったとして、それがフザリウム属の糸状菌に作用するか?は今のところ判断が難しい。