亜リン酸という肥料があって、リン酸から亜リン酸への施肥に変えても良いか?という話題がある。

この手の話題が挙がった時に亜リン酸の肥効についてのみの記載をよく見かけるが、実施は肥効よりも知るべき内容があるはずでは?と思っている。


例えば、亜リン酸は何らかの反応を経てリン酸に変わるか?という内容があって、他の肥料と混和すればリン酸になるといった反応があれば、亜リン酸の肥効の有無を把握する必要はなくて、しかも変化する時の副次的な効果もあるかもしれなくて、リン酸への理解は深くなる。


というわけで、亜リン酸について丁寧に見ていこう。




始めにリン酸と亜リン酸の構造の比較から行ってみる。


リン酸は


Phosphoric-acid-montage


化学式がH3PO4の化合物になる。


亜リン酸は


Phosphorous-acid-tautomerism-2D


化学式がH3PO3でリン酸と比較して酸素(O)が一つ少ない化合物になっている。


ここで真っ先に思い付くのが、亜リン酸は酸素が一つ少ない事により酸化されやすいのではないかと。

亜リン酸に関してWikipediaに記載されている内容を抜粋してみると、

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比較的強い還元剤としても働き

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亜リン酸#性質 - Wikipedia

と記載されていた。


であれば、還元されやすい酸化マンガンや酸化鉄等と反応すれば、これらの金属を還元して自身は酸化されるわけで、微量要素の肥効を高めつつ、自身はリン酸肥料として肥効を発揮するのではないかと。

土壌中でマンガンはどのように還元されるか?


H3PO3 + MnO2 +2H+ → H3PO4 + Mn2+ + H2O

こんな感じの反応


次に気になるのは亜リン酸の製造に関してだけれども、それは次回以降で触れることにする。


-続く-