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イチゴの施設栽培で用いる培地の交換時期の指標が欲しいという話題になり、CECの変動はどうか?という意見が挙がったので、培地のCECはどうなっているのだろうと気になった。


早速検索をしてみたら、イチゴ高設栽培における連作が生育・収量および培地に与える影響 - 熊本県農業研究センター研究報告 第14号で興味深い内容が記載されていた。


最長8年の栽培期間になるが、どの培地のCECも増加傾向にあるそうだ。

何で?という話になった。


培地の構成は


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バーミキュライト、


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ピートモスと


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日向ボラになり、これらの資材を一定の割合で混合したものになる。

どの資材もCECを高める構成になっている。




真っ先に思い付くのが、ピートモスの熟成が進むということだろう。


培地使い始めはピートモスを堆肥と捉えたとしたら未熟な有機物という分類になる。

未熟なものを入れても問題ないのか?と思いたくなるが、上記の報告で年々収量が上がるという記載があるので、何らかの問題があってそれが徐々に解消されていくのだろう。


ピートモスの熟成が進めば、徐々に腐植様物質の構造は大きくなり、CECの役割を持つ基が増えていく。

国産の最高の堆肥を求めて




次に気になるのが、バーミキュライトと日向ボラからのアルミニウムの溶脱だろう。

バーミキュライトは粘土鉱物だし、日向ボラも風化作用によりアロフェンという粘土鉱物になり、どちらも更なる風化でアルミニウムを溶脱する可能性がある。


熟成が進んだピートモスとアルミニウムが反応すると、ピートモスに含まれるフミン物質(腐植酸等)の間にアルミニウムが入り込んで、強固な腐植へと変わっていく。


アルミニウムが腐植酸の末端にある保肥力の要因になる基の引っ張る力を増強して腐植全体の保肥力が増強する。




話は戻って、イチゴの施設栽培の培地の寿命の判断だけれども、CECの値で判断すると年々良くなっていくので、CECでは判断が難しいことになる。


CECが増えているのであれば、それは栽培が楽になるということでしょと思いたくなるが、栽培は難しくなっていくそうなので、おそらく別のところで気にするべき事がありそうだ。