昆虫が合成するプロリンに富んだ抗菌性ペプチドまでの記事でオスモライトというものを調べているのだが、その中に気になる化合物名があった。


その化合物というのは、


Ectoine_structural_formulae_v


環状のアミノ酸(イミノ酸)のエクトインだ。

Wikipediaの説明を読むと、細菌が合成するように記載されているが、オスモライトの方の説明を読むと植物が合成する方にも名前が挙がっている。

エクトイン - Wikipedia

オスモライト - Wikipedia


有機化学の練習がてら、このエクトインについて丁寧に触れていくことにする。




まずは環の名前から。

エクトインの環は六角形且つ窒素が2つあり、この構造は


Pyrimidine_2D_numbers


ピリミジンと呼ばれる。

ピリミジン - Wikipedia


エクトインの環とピリミジンを比較すると環内の二重結合の数に違いがあるが、エクトインの方は水素が余分についていて、その水素との結合で二重結合の数が減っている。


化学式の方では省略されて見えていないが、環内の二重結合が1つ減るには、水素が2個付く必要があるそうで、エクトインの方は2つの二重結合がないので、水素が4個ついたピリミジンということになり、エクトインの環をテトラヒドロピリミジン環と呼ぶそうだ。

※テトラは4、ヒドロは水素のHの意味


とりあえず今回はここまでにしておく。