グルタチオンとシステインの記事でグリシンの使い道を考えグルタチオンについての話題を挙げた。

グルタチオンはグルタミン酸 + システイン + グリシンが結合したトリペプチドになる。
グルタミン酸とグリシンは葉面散布で頻繁に話題に挙がるので、システインを与えることができたらグルタチオンの合成が活発化するかな?という疑問が生じた。
というわけで、アミノ酸肥料を確認してみることにする。
アミノ酸肥料に含まれるアミノ酸について、以前、アミノ酸肥料には動物性と植物性があるけれど、再考の記事で記載したので確認してみる。
上記の記事では植物性のアミノ酸として旨味成分のグルタミン酸を合成する時の廃液由来のものと、動物性のアミノ酸としてゼラチン由来のものの成分表を記載した。
どちらのアミノ酸肥料にもシステインの表記がない。
代わりにシスチンの記載がある。
ただし、動物性の方はシスチンの表記はあるが含有量が 0 になっている。
このシスチンというのは、

システイン同士がチオール基(-SH)でジスルフィド結合(-S-S-)という結合で繋がった化合物になる。
上の図ではイオン化しているが、それでも非常に水に溶けにくいそうだ。
シスチンの量が少なく、水に溶けにくいのであれば、植物がシスチンの利用の有無に限らず、葉面散布でシステインを施肥するのはできないと考えるべきなので、システインに関しては別の方法を考える必要がある。
真っ先に思いつくのは、システインを含むペプチドを根から吸収させるといったところか?
食品残渣系であればどんなものに多く含まれているのだろう。



