開発用としてノートパソコンを購入した。
長い間、待ちに待ち続けたRyzen搭載のノートパソコンだ。
それでは早速、OSをWindows10からLinux Ubuntuに入れ替えだ。
The leading operating system for PCs, IoT devices, servers and the cloud | Ubuntu
何故、Ubuntuに入れ替えるかって?
最大の理由は最新の技術が登場したら速攻で試すことが出来ることに尽きるだろう。
とにかくUbuntuは簡単に最新の技術に触れることが出来るから好きだ。
話は脱線したけれども、
早速UbuntuのイメージCDを作成してインストール開始だ。
話を進める前に今回のマシンのスペックを記載しておく。
Lenovo Ideapad 720S プラチナ
CPU : AMD Ryzen 5 2500U APU ( 2.00GHz 2MB )
OS : Windows 10 Home 64bit
メモリ : 8.0GB PC4-17000 DDR4 (オンボード) 2133MHz
グラフィック : APU内蔵グラフィックス
AMD Accelerated Processing Unit - Wikipedia
最初にRyzen搭載のマシンでUbuntuを動かしている方のブログ記事を読んで、
彼らがインストールしたUbuntuの最新版(この記事の時点では17.10)をインストールしてみた。
…
が、
インストール中に何度もフリーズして最後までインストール出来ない。
そんな中、5回程挑戦してインストールを成功させるも、
ログイン画面でフリーズをする。
終わった…
初期不良か?とレノボに連絡してみるも、Ubuntuのインストールは自己責任のため、サポートの範囲外ですと対応される。
10万円近くもするものを1時間ちょいでダメにしてしまったのか…
購入したマシンではUbuntuを動かすことは出来ないのか…
失意のまま一日を終える。
翌朝、頭や気持ちが整理されているのでダメ元でRyzenやLinuxのカーネル周りのドキュメントを読んでみると、
今回購入したRyzen 5 2500U APUの対応は現在開発中ということを知り、
ダメ元でβ版のUbuntu 18.04のイメージCDを作成してBIOSで読み込ませてみた。
※実際にはLinuxカーネル4.15にあるAMDのGPUドライバーが重要らしい。
Lenovo Ideapad 720SでBIOSを起動させる方法は、
パソコン起動時にF2を連打することで起動する。
このパソコンではBIOSでどのブートから読み始めるかを決めることが出来ず、
イメージCDを起動させるにはパソコン起動時にF12を連打して、UEFIを起動してからどのブートを読み込むか決める。
Unified Extensible Firmware Interface - Wikipedia
インストールは一度もフリーズすることなく無事に終了。
ログインも出来るし、
2時間程連続で起動してみてもフリーズすることはなかった。
とりあえず今回の教訓として、
インストールする際はRyzen 5の「5」までではなく、
Ryzen 5 2500U APUの「APU」まで含めて全文検索してからインストールしてみないといけないね。
Linuxカーネル 4.15で動くUbuntu 18.04の正式版が公開されるのが2018年4月26日予定とのことらしく、
流石にOSがβ版のもので仕事は危険なので、
Ryzen搭載のマシンでの仕事は4月末まで保留にしておこう。