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カテゴリー : 堆肥・肥料/page-8

 

栽培開始前に土壌に十分量の鉄が入っているか?

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ベントナイト系肥料に含まれる鉄分がネギ栽培に十分かどうかを検証した結果、十分量以上であることがわかった。ベントナイトに含まれる黄鉄鉱の鉄含有量を0.2%と仮定し、200kg/反を施用すると400gの鉄が供給される。一方、ネギ1本(150g)あたりの鉄分含有量は1.8mgなので、50,000本植えた場合の持ち出し量は90gとなる。つまり、ベントナイト中の鉄分だけでネギの鉄分要求量を十分に満たせる。ただし、鉄分豊富な母岩地帯では、川の水から供給される鉄分も考慮し、過剰症に注意が必要となる。

 

頁岩由来の肥料の使いどころとは?

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山の岩が土壌へと変化する過程は、風化と侵食という作用による。風化は、温度変化や水、生物の活動などによって岩が砕かれる現象である。これには、物理的な破砕だけでなく、化学的な分解も含まれる。侵食は、風や水、氷河などによって風化された岩片が運ばれる現象である。運ばれた岩片は堆積し、さらに風化や分解が進むことで、やがて土壌の母材となる。土壌生成には、母材に加えて、気候、生物活動、地形、時間といった要素が複雑に影響し合い、長い年月をかけて土壌は形成される。

 

栽培の要の電気石はどこにある?

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著者はホウ素欠乏対策としてホウ素を含む鉱物を探していた。宝石図鑑でトルマリン(鉄電気石)がホウ素を含むことを知り、自身が以前に天川村で見た黒い鉱物が鉄電気石ではないかと推測する。鉄電気石は花崗岩などに含まれ、ホウ素の供給源となる可能性があるため、畑の上流に花崗岩由来の母岩があればホウ素欠乏は起こりにくいと考えた。電気石には鉄電気石以外にも様々な種類があり、全てにホウ素が含まれている。

 

苦灰石と苦土石灰

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米ぬかボカシは、米ぬかと水、糖蜜またはヨーグルトを混ぜて発酵させた肥料。米ぬかに含まれる栄養素を微生物の働きで植物が吸収しやすい形に変えることで、生育を促進する効果がある。作り方は、米ぬか10kgに対し、水5リットル、糖蜜またはヨーグルト500gを混ぜ合わせ、発酵させる。温度管理が重要で、夏場は3日、冬場は1週間ほどで完成する。発酵中は毎日かき混ぜ、好気性菌の活動を促す。完成したボカシは、乾燥させて保存するか、すぐに畑に施用する。米ぬかボカシは、窒素、リン酸、カリウムなどの主要栄養素に加え、微量要素やビタミン、アミノ酸なども豊富に含み、土壌改良効果も期待できる。

 

注目の資材、ゼオライトについて知ろう

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ゼオライト(沸石)は、結晶構造内に水を含み、加熱すると沸騰しているように見えることから名付けられた。化学組成は(Na,K)Ca₄(Al₉Si₂₇O₇₂)・29H₂Oなどで表され、多くの種類が存在する。ケイ素(Si⁴⁺)とアルミニウム(Al³⁺)が骨格内で入れ替わることで結晶全体が負に帯電し、この負電荷により陽イオンを吸着するため、土壌改良材として保肥力(CEC)向上に効果がある。また、結晶構造内の空隙に水を吸着するため、保水性も高い。

 

注目の資材、グリーンタフについて知ろう

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グリーンタフは、緑色凝灰岩とも呼ばれる火山灰が堆積した凝灰岩で、土壌改良材として注目されている。多孔質で軽石を含むため、シラスに似た土壌を作ると考えられる。二酸化ケイ素を多く含み、微生物の増殖に適した環境を作るが、土壌への有効成分供給については更なる検証が必要である。重粘土質の土壌改良に有効とされるが、粗大有機物や木炭なども同様の効果を持つため、グリーンタフの採掘のしやすさが利点となる可能性がある。効果は二酸化ケイ素含有量に左右される。

 

リン鉱石から考える未来のこと

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リン鉱石の枯渇は食糧危機の要因とされ、肥料の三大要素であるリンは農業に不可欠だが、火山灰土壌におけるアルミニウム障害対策のための過剰使用が枯渇を早めている。リンは地下深くにリン酸アルミニウムとして固定され、再利用が困難となる。現状、農業でのリンの過剰施肥や畜産での過剰給餌によりリン資源は浪費されている。しかし、腐植による活性アルミナの無害化や、栽培と畜産の連携によるリン循環の最適化で、リン鉱石枯渇までの時間を延ばせる可能性がある。

 

菱苦土石と呼ばれる鉱物

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菱苦土石(マグネサイド, MgCO₃)は、菱面体結晶の炭酸塩鉱物で、水溶性苦土肥料の原料となる。大阪市立自然史博物館の鉱物展示で実物を見て、大きさや透明感、特徴を掴むことができた。この経験から、肥料への加工方法への興味が深まった。菱苦土石は熱水からの析出や鉱物の風化で生成されるため、苦鉄質地質で地熱の高い場所で見つかりやすい。実際に苦土肥料を使用している京都の農家の成果向上にも貢献している。

 

ベントナイトの膨潤性

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土壌中のアルミニウムは腐植を守る役割を果たしています。腐植は微生物によって分解されますが、アルミニウムイオンは腐植と結合し、微生物による分解から守ります。特に、酸性土壌ではアルミニウムイオンが溶出しやすく、腐植と結合しやすいため、腐植の分解が抑制されます。このため、酸性土壌では腐植が蓄積しやすく、肥沃な土壌となります。一方で、アルカリ性土壌ではアルミニウムイオンが溶出しにくいため、腐植の分解が進みやすく、土壌の肥沃度が低下します。

 

ベントナイトに水をかけてみた

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ベントナイトの膨潤性を確かめるため、水をかけてみたが、目立った変化は見られなかった。粒子が大きいため、篩にかけて微細化して再実験したが、やはり膨らまなかった。動画は6倍速。粒子をよく観察すると様々な色の鉱物が混在していることに気づき、更なる微細化や、水への浸漬、あるいは実験時間の延長が必要か、粘土に関する知識不足を反省している。

 

注目の資材、ベントナイトについて知ろう

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ベントナイトは火山灰が水中で変成した岩石で、モンモリロナイトなどの2:1型粘土鉱物を多く含む。吸水性、膨潤性、粘結性に優れ、農業や工業で幅広く利用される。成分分析によると、山形県月布産のベントナイトはスメクタイトが約半分、二酸化ケイ素などの無色鉱物が約1/3、残りはミネラルで構成される。構成ミネラルは元の火山灰に依存するため産地により変動する。ベントナイトは玄武岩質の火山灰だけでなく、他の火山灰からも形成されることがグリーンタフの観察から示唆されている。その高い粘土鉱物含有量から、農業利用での秀品率向上に貢献する可能性がある。

 

炭焼き職人から教わった木炭の粉末のこと

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炭焼き職人から、木炭の粉末をボカシや畑に施用すると効果的だと教わった。木炭に含まれる炭酸カリウム(K₂CO₃)がアルカリ性を示し、カリウム供給源となるためと考えられる。木炭の種類によってpHの上昇度合いが異なり、広葉樹由来の炭は籾殻炭よりpHを上げる。これは炭化過程で炭酸カリウムが凝縮されるため。木炭粉は土壌pHを調整し、カリウムを供給するだけでなく、微生物の住処にもなるため、土壌環境改善に役立つ。実際に、重炭酸カリウムで黒ぐされ菌核病の蔓延を抑えた経験もある。木炭粉は消石灰の代替としても利用可能。

 

もう、鶏糞で土作りなんて止めようよ

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鶏糞堆肥は土壌改良に不向きであり、安価な窒素肥料として使うのも避けるべきです。鶏糞には多量の炭酸石灰とリン酸石灰が含まれており、使用すると土壌の石灰過剰につながり、カルシウム欠乏などの問題を引き起こす可能性があります。しかし、鶏糞は窒素や石灰を豊富に含むため、窒素肥料としての活用は可能です。その場合は、土壌pH調整を事前に行わず、追肥として使用します。pH調整が必要な場合は、く溶性苦土やクエン酸溶液を併用します。平飼い養鶏の鶏糞は腐植が多く、給餌の消化率も高いため、上記の注意点は当てはまりにくいでしょう。土壌改良には緑肥の活用が推奨されます。鶏糞を正しく理解し、適切に利用することで、効果的な肥料となります。

 

キレート鉄Fe-EDTA

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水耕栽培では鉄分の供給が重要だが、従来の硫酸第二鉄はpHを大きく低下させるため、pH調整の手間が課題だった。そこで、pHに影響を与えずに鉄分を供給できるFe-EDTAが開発された。Fe-EDTAはpH4.0〜6.0で効果を発揮し、pH6.0を超えると鉄がキレートから離れ、肥料効果が低下する。このため、ロックウールの適正pHは5.5〜6.0に設定されている。肥料の中にはpHに影響を与えるものが多いので、使用時のpH計算は重要となる。

 

キレート鉄の使いどころ

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鉄は植物の生育に必須だが、吸収しにくい性質を持つ。土壌中は三価鉄が多く、植物はそれを二価鉄に還元するか、キレート化合物を利用して吸収する戦略を持つ。水耕栽培では、鉄イオンがすぐに酸化してしまうため、キレート鉄が有効。EDTAキレート鉄は鉄イオンをEDTAで包み込み、安定した状態で供給する。これにより、植物は還元の手間なく鉄を吸収できる。土耕栽培では、植物の鉄吸収戦略によってキレート鉄の必要性は変わるが、水耕栽培では必須と言える。

 

水耕栽培時のpH調整は溶けやすい塩(えん)で

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土壌中の苦土(マグネシウム)は、植物の必須栄養素だが、土壌pHや成分により不溶化し、吸収利用が困難になる場合がある。く溶性苦土を水溶性化するには、土壌pHを適切な範囲(pH6.0~6.5)に調整することが重要である。酸性土壌では石灰資材を施用し、アルカリ性土壌では硫黄華や硫酸第一鉄などを施用してpHを下げる。また、有機物を施用することで土壌の緩衝能を高め、pHの急激な変化を抑えるとともに、微生物活動促進による養分の可溶化も期待できる。さらに、硫酸マグネシウムなどの水溶性苦土資材を施用することで、直接的に植物が利用できる苦土を供給できる。

 

尿素と塩化カリウムの肥料のとしての使いどころ

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肥料業者向け勉強会で、尿素と塩化カリウムの使用への抵抗感が話題になった。尿素は硫安の代替として窒素を供給するが、ガス発生への懸念がある。しかし、硫安は産廃である一方、尿素は天然物であるため、速効性窒素肥料として尿素が推奨される。塩化カリウムはカリウムを供給する天然鉱物で、土壌pHに影響を与えない。ただし、塩素イオンがECを高める可能性があるため、排水性とCECを高め、塩素イオンを流しやすい土壌環境を整備する必要がある。つまり、適切な土壌管理を行うことで、尿素と塩化カリウムは有効な肥料として活用できる。

 

熊本JAやつしろの栽培者向け勉強会で施肥設計の話をしました

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熊本JAやつしろで、京都農販の技術顧問として、栽培者向けの肥料勉強会の講師を務めました。JAやつしろは養液栽培やシステム化を進めており、ロックウール栽培も増加傾向にあります。土耕と養液栽培を組み合わせる場合、元肥の重要性が高いため、その見直しと肥効向上による秀品率向上を目指した講演を行いました。JAやつしろ、関係者への感謝を述べ、ロックウールと水耕栽培に関する関連記事へのリンクも掲載されています。

 

鹿児島中央で肥料関係者向け勉強会で施肥設計の話をしました

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尿素と塩化カリウムは、それぞれ窒素とカリウムを供給する重要な肥料ですが、特性を理解した上で使い分ける必要があります。尿素は土壌中の微生物によってアンモニア態窒素に変換され、その後硝酸態窒素へと変化します。この過程で土壌が一時的にアルカリ化するため、酸性土壌の矯正に役立ちます。ただし、揮散による窒素損失のリスクがあるため、施肥方法に注意が必要です。一方、塩化カリウムは速効性で水溶性が高く、カリウムを迅速に供給できます。しかし、塩素過剰による生育障害のリスクがあるため、塩素感受性作物には硫酸カリウムなどの代替肥料が推奨されます。土壌分析に基づき、作物の種類や生育ステージ、土壌特性を考慮して適切な肥料を選択することが重要です。

 

脱窒で土壌中の硝酸態窒素が減る

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土壌中の硝酸態窒素は、脱窒作用により窒素ガスとなって大気中に放出される。脱窒菌が硝酸イオンを窒素ガスに変換するこの過程で、肥料成分としての窒素が失われる。土壌中の窒素は、タンパク質分解から硝化、還元、そして脱窒へと複雑な変化を遂げるため、安定した測定が困難となる。基肥の効果をNPKベクトルで評価する際、この窒素の不安定性が課題となる。変動する窒素量を包括的に捉える指標が必要とされている。

 

クエン酸ができるまで

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土壌中のアルミニウムは、腐植物質の分解を抑制する役割を果たします。腐植物質は土壌の肥沃度にとって重要ですが、微生物によって分解されます。アルミニウムイオンは腐植物質と強く結合し、微生物による分解から保護します。この結合は、アルミニウムイオンが腐植物質の表面に吸着したり、腐植物質の内部に入り込んで錯体を形成したりすることで起こります。特に酸性土壌では、アルミニウムイオンの濃度が高いため、この保護作用が顕著になります。結果として、アルミニウムの存在は土壌中の腐植物質の蓄積を促進し、土壌の長期的な肥沃度維持に貢献します。

 

く溶性苦土の水溶性化

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カルシウム過剰土壌では、植物はカルシウムを吸収しにくくなる「カルシウム欠乏」を起こす。これは、過剰なカルシウムがリン酸と結合し難溶性のリン酸カルシウムとなり、リン酸欠乏を引き起こすため。リン酸欠乏は根の伸長を阻害し、カルシウムを含む養分の吸収を妨げる。結果として、植物体内のカルシウム濃度が低下し、カルシウム欠乏症状が現れる。土壌へのクエン酸施用は、難溶性カルシウムを可溶化しリン酸の有効化を促すため、カルシウム過剰によるカルシウム欠乏対策として有効。

 

基肥について考えてみる

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牛糞堆肥の過剰施用は土壌環境を悪化させ、野菜の品質低下を招く。窒素過多による生育障害、塩類集積による根へのダメージ、リン酸過剰による微量要素欠乏などが問題となる。また、牛糞堆肥中の未熟な有機物は土壌の酸素を奪い、根の呼吸を阻害する。さらに、牛糞堆肥の成分は複雑で未分解物が多く、土壌環境への影響予測が困難であるため、施用量には注意が必要だ。堆肥は「良いものだからたくさん」ではなく、土壌分析に基づいた適切な施用が重要である。

 

苦土があるところ

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京都市内の農家で、慣行農法の土壌に苦土肥料(水マグ)を施用することで、カルシウム過剰による生育不良を劇的に改善した事例が紹介されています。現代農業では土壌pH調整に石灰を多用するためカルシウム過剰になりがちで、結果としてカルシウム欠乏症に陥り、秀品率が低下することが問題となっています。カルシウムを含まない苦土肥料を用いることで、pH調整とマグネシウム補給を同時に行い、この問題を解決できる可能性が示唆されています。水マグの原料である水滑石は蛇紋岩から産出するため、地質図を活用することで産地を特定し、土壌改良に役立てられる可能性も示唆しています。この事例は、現代農業の慣行を見直し、土壌管理の重要性を改めて認識させるものとなっています。

 

硫安が出来るところ

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肥料成分の偽装問題に関する記事の要約です。栽培者視点から、硫安の生成について解説しています。硫安は硫酸とアンモニアから合成される他、石炭ボイラーの排ガス中の亜硫酸ガスをアンモニア液で中和する過程で副産物として回収される方法がありました。しかし、近年は石油製品の品質向上に伴い硫酸排出量が増加し、アンモニア注入法に代わり溶解塩噴霧システムが主流となっています。このシステムではNa系塩やMg系塩がコストパフォーマンスに優れ、Ca系塩はコストが悪いとのこと。以前は火力発電所などで副産物として硫安が得られましたが、新技術の普及により減少している可能性があります。肥料としても有用な水マグの使用が別用途に転用され、肥料価格の高騰につながらないことを願っています。

 

基肥の自動計算に挑戦してみる

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基肥自動計算を目指した試みは、肥料成分をベクトルとして線形計画法と機械学習を適用する構想から始まった。しかし、指導員による施肥設計がNPK成分量ではなく、シグモイド型BBロング肥料の栽培期間に基づいているため、成分ベクトル化は意味をなさないと判明。土壌の保肥力を高めるアプローチでは厳密な成分量計算は不要であり、線形計画法の適用は困難。よって、基肥自動計算には肥料ベクトルのモデル構築から再考が必要となった。

 

客土で川砂を入れる意義

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畑作を続けると土壌中の鉱物が溶脱し、作物に悪影響が出る。昔は米と野菜の転作、特に水田に川から水を引くことで、川水に含まれるミネラルが供給され、土壌の鉱物不足を補っていた。また、洪水も新しい鉱物を運ぶ役割を果たしていたが、洪水を人為的に再現する手段として川砂客土が生まれた。川砂はミネラル豊富な一次鉱物が多いが、二次鉱物への風化には時間がかかる。つまり、川砂客土は、水田稲作における川からのミネラル供給や、洪水による新たな鉱物の供給を人為的に再現し、土壌のミネラルバランスを維持するための伝統的な手法と言える。

 

雪に埋もれた畑を見て思い出す師の言葉の続き

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霜柱は土壌の水分が凍結・膨張することで形成され、地表を押し上げ、土壌構造に変化をもたらす。記事では、霜柱が土壌を下から持ち上げる現象を観察し、そのメカニズムと農業への影響について考察している。霜柱の形成には、適切な土壌水分量、気温の低下、土壌中の毛細管現象が関与する。水分が凍結すると体積が増加し、地表を押し上げることで霜柱が形成される。この現象は、土壌を耕す効果があり、通気性や排水性を向上させる一方で、作物の根を傷つける可能性もある。特に、土壌が凍結と融解を繰り返すことで、土壌が持ち上げられ、最終的に地表に露出する「凍上」現象は、作物の根を切断し、生育に悪影響を与える。凍上の影響を軽減するためには、土壌の排水性を高める、マルチングを行うなどの対策が有効である。記事は、霜柱を観察することで、土壌の状態や自然のメカニズムを理解し、農業に活かす重要性を示唆している。

 

雪に埋もれた畑を見て思い出す師の言葉

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雪に覆われた畑を見て、著者は師の教えを思い出します。師は雪を有効活用して収量を上げていました。雪の重みは、かまくらのように内部を保温し、分解されにくい有機物の分解を促進します。植物繊維を分解する高熱性細菌は65℃付近で活性化しますが、自然界でこの温度に達するのは容易ではありません。しかし、有機物を山積みし圧をかけると内部で発熱します。ただ、山積みのままだと乾燥しやすく、熱がこもりません。そこで雪が役立ちます。雪は圧をかけ続け、水分と熱の放出を防ぎ、分解を促進する理想的な条件を作り出します。雨では持続的な圧力と保湿が難しいため、雪の役割は重要です。師は雪をも利用して農業を成功させていたのです。

 

カルシウム過剰によるカルシウム欠乏

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京都市内の畑で、肥料過多と土壌pHの低下により野菜が育たない問題が発生。土壌分析の結果、リン酸過剰とpH4.5という強酸性が判明。施肥設計書に基づき堆肥と石灰を投入してきたことが原因で、土壌中のリン酸が鉄やアルミニウムと結合し、植物が利用できない状態になっていた。さらに、石灰過剰によりカルシウム濃度が異常に高く、マグネシウム欠乏も引き起こしていた。解決策として、有機物を投入し微生物の活性化を図り、リン酸を可給化することが提案された。この事例は、過剰な肥料投入とpH調整が土壌劣化につながることを示す重要な教訓となる。

 

リービッヒの無機栄養説

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リービッヒは、植物の栄養源は無機物であるとする無機栄養説と、植物の成長は最も少ない栄養素によって制限される最小律を提唱した。これは現代農業でも有用だが、欠点もある。例えば、カルシウム欠乏は土壌中のカルシウム不足だけでなく過剰によっても発生する。リービッヒの最小律だけを適用すると、カルシウム欠乏にカルシウムを追肥し続け、症状を悪化させるという誤った対応につながる可能性がある。

 

岩の中の白い模様

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岩の白い模様は石英で、風化しにくい。石英の主成分である砂浜に有機物を投入しても蓄積されにくい。これは土壌における有機物の蓄積にも関係し、石英が多い土壌では植物性堆肥の効果は限定的だが、少ない土壌では堆肥の投入量を減らせる可能性がある。つまり、土壌の組成、特に石英の含有量は、堆肥投入量の判断基準となる。

 

栽培と畜産の未来のために補足

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ヒマワリは土壌のリン酸吸収力を高める緑肥として有効です。リン酸を吸収したヒマワリを土にすき込むことで、土壌のリン酸過剰状態を改善できます。特に家畜糞堆肥の使用でリン酸値が高くなった土壌で有効です。ヒマワリは大きな根を張り、土壌深くのリン酸も吸収します。地上部はカリウムを多く含み、すき込みによりカリウムも土壌に供給できます。リン酸過剰でカリウム不足になりやすい土壌で、ヒマワリはバランスを整える効果を発揮します。ただし、ヒマワリは土壌の水分を多く吸収するため、乾燥に注意が必要です。

 

栽培と畜産の未来のために2

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日本の栽培と畜産は肥料飼料を海外に依存している。食品残渣由来の有機肥料ですら、海外工場産のため輸入品。化学肥料も輸入燃料使用。飼料もトウモロコシ主体で輸入頼み。特に鶏は消化効率が悪く、鶏糞堆肥は実質輸入資源の塊。だからこそ、貴重な海外資源を日本で有効活用すべき。イネ科緑肥と組み合わせ、土壌へ確実に固定し、地下水汚染を防ぐことが重要。これが真の意味でのいいとこ取りであり、持続可能な農業への道。

 

栽培と畜産の未来のために

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家畜糞堆肥は、土壌改良に有効な成分を含む一方で、過剰な硝酸態窒素や石灰、有機態リン酸の蓄積による問題も引き起こす。これを解決する手段として、イネ科緑肥の活用が有効である。イネ科緑肥は、これらの過剰成分を吸収し、土壌への悪影響を抑える。また、緑肥の生育状況から次作に必要な肥料を判断できる利点もある。耕作放棄地に家畜糞堆肥と緑肥を用いることで、新規就農者の初期費用を抑えつつ、安定した収量と品質を確保できる可能性がある。研修生への暖簾分けのような形で畑を提供する仕組みが確立されれば、耕作放棄地の減少、家畜糞処理の効率化、新規就農者の独立支援に繋がる。実際に、鶏糞堆肥とエンバクを用いたカボチャ栽培で無肥料・無農薬ながら高い秀品率を達成した事例も紹介されている。

 

ハーバー・ボッシュ法と緑の革命

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緑の革命(1940~60年代)は、農薬、灌漑、合成窒素肥料、品種改良といった技術を発展途上国に広め、劇的な食糧増産を達成しました。中でもハーバー・ボッシュ法は、空気中の窒素からアンモニアを合成することを可能にし、肥料生産に革命をもたらしました。窒素ガス(N₂)と水素(H₂)からアンモニア(NH₃)を合成するこの方法は、高温高圧下で反応を進めることで、安定した窒素分子の三重結合を切断します。こうして得られたアンモニアは、硫安などの肥料の原料となり、植物の生育に不可欠な窒素を供給できるようになりました。この技術革新は、緑の革命の根幹を支え、世界的な人口増加を支える食糧生産を可能にしました。

 

土壌のアルミニウムが腐植を守る

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可溶性ケイ酸は植物の成長を促進する効果がある一方で、土壌中でケイ酸がどのような働きをしているかは未解明な部分が多い。ケイ酸は植物に吸収されると、細胞壁に蓄積して物理的強度を高め、病害虫や環境ストレスへの耐性を向上させる。また、ケイ酸は土壌中のアルミニウムと結合し、アルミニウム毒性を軽減する役割も持つ。さらに、ケイ酸はリン酸と鉄の可給性を高める効果も示唆されている。これらの効果は土壌の種類やpH、他の養分との相互作用に影響されるため、更なる研究が必要とされている。

 

枝は腐植になるか?

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ポリフェノールとアミノ酸は反応し、メラノイジンと呼ばれる褐色物質を生成します。この反応は、食品の加工や貯蔵中に起こる褐変現象の原因となります。ポリフェノールは植物に含まれる抗酸化物質であり、アミノ酸はタンパク質の構成要素です。両者が反応するには、熱やアルカリ性の条件が必要です。メラノイジン生成反応は複雑で、様々な中間生成物を経て進行します。生成物の種類や量は、反応条件やポリフェノール、アミノ酸の種類によって異なります。この反応は食品の風味や色に影響を与えるだけでなく、栄養価の低下にもつながる可能性があります。

 

鶏糞の質を成分分析から考える

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養鶏農家からの鶏糞堆肥の成分分析値のばらつきに関する質問に対し、C/N比を熟成度の指標として使い分ける方法を解説。C/N比が低い②はアンモニア態窒素が多く速効性があり稲作向け、C/N比が高い①③は畑作向けと判断できる。また、熟成が進むとリン酸値が減少する傾向がある。鶏糞中のリン酸は、餌由来の有機態リン酸とリン酸カルシウムで、熟成中に分解される。鶏糞使用時は、含まれる炭酸カルシウムとリン酸カルシウムによるカルシウム過多に注意し、石灰の使用は控えるべきである。成分を理解せず土作りに使用するのは避けるべき。

 

楕円形の黒い塊を残して

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プランターの底が割れ、土がこぼれた際に、黒い楕円形の塊が大量に見つかった。これは甲虫類の幼虫の糞で、土を掘り返すと幼虫が多数出てきた。これらの幼虫は腐葉土などの有機物を食べて分解を促すため、土壌にとって有益な存在である。一緒に混ぜていたバーミキュライトも粉砕されており、周囲の土は良い状態になっていた。土壌微生物による分解の前に、昆虫による破砕が重要な役割を果たしていることを実感する出来事だった。

 

シグモイド型BB肥料のシグモイドって何?

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シグモイド曲線は、ある点付近で急速に傾斜が変わるグラフを表します。シグモイド型のBB肥料は、初期に緩やかに効き始め、その後一気に効果を発揮します。この特性は、長期的な効果が必要な作物の周年栽培に適しています。一方、リニア型のBB肥料は直線的な効き方をするため、一定期間にわたって持続的に効果を発揮します。BB肥料のシグモイド型とリニア型を適切に使い分けることで、作物の成長段階や栽培条件に応じた効率的な施肥が可能となります。

 

野菜の美味しさを求めて川へ

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この記事は、河川敷に繁茂するオギに着目し、河川敷の刈草が優れた農業資材となる理由を解説しています。川の水にはカリウムやホウ素などのミネラルが豊富に含まれており、それを吸収したオギのような河川敷の植物は、畑で不足しがちなミネラルと保肥力を同時に供給できる貴重な資源となります。これは、カリウムが不足しやすい有機農法の欠点を補う有効な手段となります。記事では、カリウムを多く含む有機質肥料の開発が急務とされている背景に触れ、米ぬかやキノコの廃培地などの代替資材にも言及しています。最終的には、無肥料栽培の是非や、川から学ぶ緑肥の使い方など、持続可能な農業の実現に向けた考察へと展開しています。

 

牛糞堆肥は新規就農者を安定へと導くはず

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劣悪な環境の畑で牛糞堆肥の効果を検証した結果、牛糞が植物の発芽・生育を促進する効果を持つことが示唆された。耕起・畝立て後に牛糞を施用した箇所でのみ雑草が発芽・繁茂し、未施用箇所は発芽すら見られなかった。このことから、牛糞は劣悪な土壌環境でも植物の生育を可能にする効果があると考えられる。通常、牛糞堆肥による土壌改良は時間対効果が低く、推奨されない。しかし、耕作放棄地など劣悪な環境の畑では、安価で大量に入手できる牛糞と木材チップ、センダングサを組み合わせることで土壌環境を改善し、新規就農者でも安定した収穫を得られる可能性がある。この知見は、新規就農者支援だけでなく、木材チップや家畜糞の焼却処分問題の解決にも繋がる可能性を秘めている。

 

センダングサは開拓する

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師は1haの畑に木材チップを1600トン投入という常識外れの手法を用いた。通常、木材チップ過多は微生物が養分を消費し作物の生育を阻害すると考えられるが、3年以内に土地は安定し、豊かな土壌へと変化した。この変化の立役者はアメリカセンダングサ。窒素飢餓が予想される環境下で繁茂し、強靭な根で大きな木片を貫通。脆くなった木片は容易に微生物分解が可能となり、土壌化を促進した。センダングサは養分競争に勝ち、木片を破壊し土壌化を加速させる"開拓者"だった。有機物分解には微生物だけでなく、センダングサのような植物の物理的介入が不可欠であることを示唆する事例である。この経験は後に役立つという。

 

センダングサを見て思い出す師の大胆さ

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センダングサの開花をきっかけに、著者は師の型破りな実験を回顧する。師は1ヘクタールの畑に1600キロリットルもの木材チップを投入するという、農学の常識では考えられない大胆な行動に出た。大量の木材チップは土壌のC/N比を過度に高め、数十年は耕作不能になるとされるが、師はあえてこれを実行した。結果、畑はセンダングサのモノカルチャー状態となり、ブルドーザーで踏み固められた場所にも生えるほどの生命力を見せた。このセンダングサの繁茂は、木材チップ投入による過酷な環境変化を示唆している。この実験は、常識を覆すことで新たな知見を得られることを示す一例であり、著者はその後の環境変化とそこから得られた知見についてもいずれ記すことを示唆している。

 

秋桜と書いてコスモス

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秋桜と書いてコスモス。明治期に渡来したキク科の一年草で、痩せた乾燥地でも育つため緑肥として利用される。満開になると緑肥効果は半減する。キク科の緑肥は日本では少なく、連作障害回避に有効。コスモスの種まきは3〜7月なので、6月までに収穫が終わるエンドウ、ソラマメ、ジャガイモ、タマネギ、ニンニクなどの後に適していると考えられる。リン酸吸収にも効果があるヒマワリと同じキク科なので、コスモスも多量施肥作物の後に有効と推測される。

 

臭いの原因は鉄で消臭しよう

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堆肥の悪臭、特にアンモニア臭を鉄で消臭する方法について解説しています。アンモニアは鉄イオンと反応し、アンミン錯塩という錯体を形成、沈殿することで揮発を防ぎます。記事では二価鉄の使用が前提となっていますが、堆肥中の酸化還元反応により三価鉄も生成されるため、どちらにしろアンモニアを捕捉すると考えられます。つまり、鉄を加えることでアンモニアが堆肥内に封じ込められ、悪臭を抑制できるということです。

 

果実内発芽から見える土の状態

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カボチャの果実内発芽は、土壌の深刻な風化を示唆する指標となる。果実内発芽は、種子の休眠を誘導するアブシジン酸の不足によって引き起こされ、その原因として土壌中の硝酸態窒素過多またはカリウム不足が挙げられる。硝酸態窒素は施肥で調整可能だが、カリウムは土壌の一次鉱物の風化によって供給されるため、連作により枯渇しやすい。果実内発芽が発生した場合、土壌の風化が進みカリウム供給源が不足している可能性が高いため、単純な作物変更や休耕では改善が難しい。土壌の根本的な改善策として、一次鉱物を含む資材の投入や、カリウムを保持する腐植を増やす緑肥の導入などが有効と考えられる。

 

川に流れ込んだ肥料成分は蓮に吸わせろ

農業汚染というのは知ってるかい?栽培中に使用する肥料や農薬が川に流れ込み、川にいる藻や微生物が急激に増えることがある。※農薬よりも肥料の方の話がよくでてくる藻や微生物が急激に増えると当然死骸もたくさん発生して川にヘドロが溜まる。そうなると川や池の見た目が悪くなる。ヘタするとヘドロによって窒息してしまう魚もいる。微生物が急激に増えることによって、水中の酸素の量も減り、それによる酸欠死もあり得る。以前琵琶湖で農業用水の汚染が問題になり、琵琶

 

夏といえばヒマワリの下で起こっている土壌の変化

畑でヒマワリを育てているところをよく見かける。株数や花の大きさから飼料用や採油用ではないだろう。おそらく、景観兼緑肥用だろうね。緑肥を使いこなす前にヒマワリは緑肥として優れた特徴がある(らしい)。それは土壌に蓄積した吸収できない形状のリン酸を、吸収できる形状のリン酸に変えて次作につなげることができる。続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよで記載した通り、リン酸を意識的に与えなくても、有機質肥料や家畜糞にたくさん含まれているか


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