カテゴリー : 植物の形/

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アカガシのドングリを探しに本山寺へ

名古屋大学出版会から出版されている広木詔三著 森林の系統生態学 -ブナ科を中心ににアカガシとツクバネガシが標高によって棲み分けをしているという内容が記載されていた。詳細は標高500m付近で高い方にアカガシ、低い方にツクバネガシが棲み分けているというものだった。標高を視野に入れて、新たなドングリのなる木を探しに行くことにした。先日、あくあぴあ芥川にて、標高約520mのところにある高槻の本山寺にスギ林とカシ林があることを知った。本山寺といえば、枕状溶岩と出会いに高槻の...

 

雑木林の木々の樹皮の模様に注目する

近所の雑木林に入る機会があった。日が差し込んでいることからわかる通り、この雑木林は落葉性の樹木が主で構成されている。上の写真の中心に写っている木だけれども、樹皮の模様が中心を境にして向きが変わっている。下が左側に向かった模様で、植えが上側に向きを変えている。木の特徴の一つに木が小さい時に上から何らかのものが載っかっても伸長出来ることが挙がっていたことを思い出した。上の写真のような樹木の模様の向きが変わることも注目していくと得る事が多いのだろうなと。

 

アサガオのつるが巻き付けなかった

先日、歩いている時にアサガオの花を見かけた。このアサガオ、よく見ると葉の形が和のアサガオに見える。アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?西洋アサガオであればこの時期に咲いていても違和感はないけれども、和のアサガオがこの時期にこれ程綺麗に咲いているのは不思議だなと。例年と比較して暖かいのかな?話はかわるけれども、このアサガオがスイセンらしき葉に撒きつこうとしているけれども、巻き付けずに葉の間を通過しているのは面白いな。スイセンが花をつけている

 

アラカシのドングリは遅れて熟す

ドングリが熟すの記事で触れたシラカシの木の近くに、ブナ科コナラ属のアラカシの木があるが、この木のドングリがなかなか熟さない。昨日、この木に行ってみたら、ほぼ熟しているドングリがあった。殻斗がまだ緑なので、そろそろ熟し終わるといったところか。比較写真がないので難しいが、シラカシよりもアラカシのドングリは丸っこくて大きい。大きいが故に熟すのに時間がかかったのかな?ハニワ工場公園で出会った新たなドングリの木の記事でへそ(殻斗側)の形も...

 

ハニワ工場公園で出会った新たなドングリの木

コナラのように見えるけれども、このドングリは一体何だ?に引き続き、ドングリを探す。ドングリは神社仏閣や古墳等の遺跡を探すと良いと何処かで見た。好都合な事に私が住んでいる大阪府高槻市は今城塚古墳を筆頭に素晴らしい史跡がたくさんあるため、ドングリ探しとしても良質な地域であると言っても過言ではない。というわけで、ハニワ工場公園に行ってきた。ハニワ工場公園/高槻市ホームページハニワが並んでいる道を通って、公園の奥に向かうと、足元に見慣れ...

 

とある林縁の冬を迎える前の様子

久しぶりに上の写真の場所に行ってきた。この場所はどこかというと、今年の5月に森林の事を学ぶきっかけになったところで、ノアザミがたくさん自生している。アザミの群生を探しに広葉樹の林の林床へ冒頭の写真を見直すと、5月の綺麗さはないけれども、林縁をよくよく見てみると、とても大きなロゼット葉がたくさんいた。この葉の鋸歯の激しさやトゲの量は間違いなくノアザミだ。この時期にしては大きすぎやしないか!ということでノアザミの事を検索して...

 

コナラのように見えるけれども、このドングリは一体何だ?

ドングリに興味を持って、はじめてドングリを探した場所に再び訪れてみることにした。少々深いところに入ったところで、なんか見たようなことがあるような、やっぱりないような殻斗が深いけれども、マテバシイのような殻斗の融合がないドングリがあった。マテバシイの殻斗にある瘤らしきものは何だ?この木、何の木、気になる木は続く…どことなくコナラに似ているので、落葉性だと仮定して、視線を上げて落葉性のブナ科の木っぽいものを探してみたら、コナラのようだけれど...

 

クリの木は虫媒花

前回のブナ科の風媒花の木々の記事で、ブナ科でどの属が風媒花なのか?を見た。ブナ科の系統樹で風媒花の属を赤で囲い、それを踏まえた上で、風媒花の属が(照葉樹林の)森のどこらへんに自生するのか?を見た。※夏緑林のブナは除くここで一つ不思議に思う事がある。それはクリ属の存在だ。クリの木といえば、庭に植わっているイメージがあり、葉も大きめの落葉性で林縁に自生する傾向があるはずだ。クリの木...

 

ブナ科の風媒花の木々

前回の若山神社のシイ林を囲むようにカシ林の記事で、シイとカシが棲み分けしているという内容を記載した。この棲み分けというのが、ブナ科の木の種子と果実の大きさが意味するものの記事で作成したイメージそのものだった。これらの内容に新たな知見を加えてみる。※コナラ属のクヌギの花ブナ科の木には風媒花と虫媒花があり、名古屋大学出版会から出版されている広木詔三著 森林の系統生態学 -ブナ科を中心にを参考に整理すると、赤枠で囲った...

 

ブナを探しに大阪北部の妙見山へ

大阪府と兵庫県の県境に位置する妙見山に行ってきた。妙見山の山頂付近は植生が夏緑林に分類され、ブナが自生している。大阪でブナが自生しているのは妙見山と南の方に一箇所の計二箇所となっているらしい。ブナは冷温な気候(夏緑林)の環境を好み、西南日本では標高が高い山に自生しているとされているが、妙見山は標高660mとあまり高い山ではなく、西南日本において低標高でのブナの生育の南限とされている。妙見山 (能勢) - Wikipedia妙見山ではブナの保護を...

 

陰樹の耐陰性とは何か?

林縁の林床に行って空を見上げるの記事で、森林、主に林縁の事を見てきた。林縁というのは、上の図で右側を指す。右側が陽樹で、カシは常緑木で葉の色が濃く、表面に光沢があっても陽樹的な性質があるらしく、ここらへんの見分けは難しい。林縁の陽樹と、若山神社のシイ林の記事で見てきたツブラジイのような陰樹で、一体何の特徴が陰樹になり得る要因なのだろう?ということをこれから見ていく事にする。名古屋大学出版会出版からされている広木詔三著 森...

 

林縁の林床に行って空を見上げる

陽葉と陰葉の記事で、(落葉木であったけれども)同一個体であっても日が当たりやすいところと当たりにくいところの葉の形が異なるということを記載した。陰葉では陽葉の厚みと比較して薄くして、光合成を行う細胞自体の面積を減らす対応をしていて光合成を抑えつつ、呼吸の量も減らす事によって葉の維持コストを減らしている。葉の厚みを減らす事によって、少ない受光量でも細胞内に光を生き渡させる事が出来るようだ。前回は落葉木の同一株内の陽葉と陰葉だったけれども、落葉木と常緑木の違いも上記の話を踏まえれ...

 

陽葉と陰葉

前回の緑地の林縁の木々たちの記事で、常緑木のカシを囲むように落葉木の(おそらく)アベマキが配置している場所の事を記載した。合わせて、ブナ科の各種の葉の特性とドングリの大きさから、上の図のような関係になるのかな?という事も記載した。これらの内容を踏まえた上で、この写真の林床(写真下部)の箇所を見ると、非常に暗くなっているけれども、シイは非常に暗い林床で発芽、成長をすることになるわけで、これは光合成の視点で可能なのか?疑問になる。この疑問を解消すべく検...

 

緑地の林縁の木々たち

ここは芥川緑地と呼ばれる場所の端の方。人為的に切り開かれたであろう広場の前の林の縁に当たる場所。芥川緑地/高槻市ホームページこの写真を眺めると、背が高くて色の薄い葉の木と、その木の間に位置するように葉の色の濃い低い木がある。前者の葉の色の薄い木はアベマキで、後者の葉の色の濃い木は何らかのカシであるらしい。※近所の博物館でこの場所にクヌギがない(もしくは非常に少ない)ことは確認済みブナ科の系統を見るこの場所は林縁に位置し、...

 

ブナ科の系統を見る

クリ属のドングリを他の属のドングリと比較してみるの記事で、一つの殻斗に対してクリ(堅果)が3個入っていた。たまたまかもしれないけれども、コナラの落葉から落葉性を考えるの記事で載せたコナラのドングリは一つの殻斗に対して一つの堅果が3個でひとかたまりになっていた。ドングリが熟すの記事で(おそらく)シラカシのドングリが一つの殻斗に対して一つの堅果が4個でひとかたまりになっていた。ここでふと思う事が、ブナ科の長い進化において、一つの殻斗に対して複数の堅果のものが一つの...

 

林縁のアザミたちは花を林の外に向ける

林縁(写真の反対側は渓谷)にて、渓谷に関して→摂津峡のホルンフェルス写真の矢印のように湾曲したアザミを見た。アザミの咲き方いろいろ冒頭の写真の周辺にはアザミが数株あったのだけれども、どれも同じ方向(写真背面の川)を向いていた。どうやら頂点の重みで湾曲してしまうようだ。湾曲の向きは光屈性の影響を受けているのだろう。イネの秀品率を高める為に不定根に着目する光屈性であれば、冒頭の写真の奥は暗い森で、写真手前の方が常に明るくなるので、す...

 

クリ属のドングリを他の属のドングリと比較してみる

各ドングリのタンニンの記事に引き続き、ドングリ探しは続く。陽樹で構成される雑木林のようなところにて、足元にいが付きのクリを見つける。クリといえば、ブナ科クリ属の木であるので、クリは広義の意味でドングリと言える。ちなみにクリの葉がどのような形状であるか?を載せておくと、こんな感じ。拾ったクリをハサミやピンセットでこじ開けてみる。一つのいがから、大きな球果一つと、くぼんだ形状のものが二...

 

各ドングリのタンニン

ネズミがドングリを食すの記事で、アカネズミはドングリの化学性防御であるタンニンの作用を無効にして食す事が出来る内容を記載した。この内容を前提にして、京都大学学術出版会から出版されている原 正利著 どんぐりの生物学 ブナ科植物の多様性と適応戦略のどんぐりと哺乳類の章で、森の小型の哺乳類は食べ切れないドングリを貯蔵し、そのまま貯蔵され続けたものが発芽するという記載があった。ネズミ等がドングリをすぐに食べるものと貯蔵するものとして、小さくてタンニンが少ないものを積極的に食べ...

 

シイ属の街路樹の木

いつも歩いているけれども、いつもは反対側の歩道を利用している。たまたまいつもと違う側を歩いていたら、大きな殻斗付きのドングリが落ちていた。これはブナ科のシイ属のスダジイのドングリか?このドングリがあった木を見てみると、見ての通り街路樹で、大きな殻斗付きのドングリがこの木から落ちてきたか?確認してみると、木の枝に落下前のドングリがあった。スダジイは先日のツブラジイ同様、極相に達した森にあるイメージだったから、街路樹で植わっているの...

 

高槻の古木、八阪神社のツブラジイ

若山神社のシイ林の記事に引き続き、シイの木探し。シイの木は神社の御神木として祀られているといった事があるらしいので、大阪の高槻の神社を探してみたところ、高槻北部の原地区にある八阪神社の境内に高槻の古木としてツブラジイがあった。若山神社でみたシイの木と比べると激しく選定されて、枝が短い状態となっていた。この木は長い間原地区に根付いて、様々な事を経験したのだろうなと、幹を見て感じた。八阪神社/高槻市ホームページ

 

若山神社のシイ林

ベニテングダケの毒性の記事まででわかる通り、森林を学ぶ為にブナ科の木の事を学んでいる。京都大学学術出版会から出版されている原 正利著 どんぐりの生物学 ブナ科植物の多様性と適応戦略によると、日本にはブナ科の木が22種1亜種3変種(品種、雑種は除く)あるらしく、属で分類するとブナ属、マテバシイ属、シイ属、クリ属とコナラ属があるらしい。関西の町周辺の雑木林でよく見かけるコナラ、クヌギやシラカシはコナラ属に分類される。※コナラとクヌギはコナラ亜属でシラカシはアカガシ亜属...

 

森を学ぶ為にブナ科の木々を学ぶ

森や林を学ぶ上で、ブナ科の木の理解は欠かせないそうだ。日本の森や林を構成する植物種において、ブナ科の存在感というのが非常に大きい事からであるらしい。ブナ科といえば堅果なので、この堅い果実が森の生態で優先になるための要因なのだろうか?この疑問に対して、京都大学学術出版会から出版されている原 正利著 どんぐりの生物学 ブナ科植物の多様性と適応戦略という本に興味深い記載があった。この本には森林の生態におけるブナ科の優位性は外生菌根菌によるものである可能性...

 

コナラの落葉から落葉性を考える

常緑木と落葉木の記事でブナ科を介して落葉性についての理解が深まった。ブナ科の木々では常緑木が多い印象があるけれども、コナラ属コナラ亜属に分類されるコナラやクヌギに落葉性がある。※他にブナ属、クリ属に分類される木に落葉性がある落葉性 - Wikipedia落葉性のある葉の特徴として、葉の表面で光沢(クチクラ層)が少なく、葉は薄く広いという特徴がある。クチクラ層は何からできている?これらの特徴により、光合成量は増すが、紫外線の受光の増加や光合成自体から発生する活性酸素...

 

ドングリが熟す

上の写真は2020年10月15日に撮影したものこれは同じ木(シラカシ)で2020年10月30日に撮影したもの堅果の厳密な比較対象ではないけれども、緑色をしていたドングリの色が茶色になり始めていた。ドングリをマジマジと見ていると、気になることがいくつか出てくる。ドングリの果皮の茶色い線の模様は何だろう?とかそんな疑問に対して、京都大学学術出版会から出版されている原 正利著 どんぐりの生物学 ブナ科植物の多様性と適応戦略という本が丁寧に応えてく...

 

マテバシイの殻斗にある瘤らしきものは何だ?

そろそろドングリの形態の詳細を見ていくことにしよう。上の写真のドングリはこの木、何の木、気になる木の記事で見たドングリの木の下に落ちていたもの。自身の目利きが正しければ、このドングリはマテバシイのものになる。本題はここからで、上の写真の矢印の箇所でドングリの殻斗に瘤らしきものが出来ている。視点を右にずらすと、ドングリがない箇所でも数個の瘤が繋がったようなものが出来ている。これはどうやらドングリにならなかった殻斗であるらしい。そもそも殻斗は何なのか?から...

 

ドングリたちの休眠性

京都大学学術出版会から出版されている原 正利著 どんぐりの生物学 ブナ科植物の多様性と適応戦略という本を読みつつ、近所のブナ科の多そうな場所に訪れる日々を過ごしている。ドングリについて丁寧に説明が記述されているので、改めてわかる事が非常に多い。例えば、ドングリはタネというイメージが多いけれども、ドングリの部分の名称が堅果になっていて、実はタネの周りに非常に薄い果実の層があるとか。本の内容とは順がずれるが、木の種類を特定する上でのヒントがたくさんあるので、そ...

 

森の光が差し込むところのドングリたち

住んでいるところからすぐのところに少々人の手が加わって歩きやすい森らしきところがある。所謂雑木林のようなところだ。雑木林 - Wikipedia林床にササや落葉木が目立つ事から、極相には達していないと言える(はず)。極相 - Wikipedia冒頭の写真だけで、ここには○○の木や△△の木があると判断できれば良いけれども、現時点ではそんな目利きはない。このちょうど光が差し込むところの、光の先を見てみると、本葉が展開していたブナ科の幼木があ...

 

落葉高木の下のドングリたち

森を抜けるように整備された道路の横(森の端)にある高木に近づいてみると、落ち葉が堆積していて、落ち葉の上に丸いドングリが落ちていた。写真右下の落ち葉にアベマキの特徴があるので、このドングリもアベマキかな?と予想する。丸いドングリといってもクヌギとは限らないこのドングリの下の落ち葉をほんの少し掘ってみると、発芽しかかっていたドングリがあった。ドングリの先端のとんがったところから出ているのは根であるので、上の写真の白い箇所もおそらく根で...

 

丸いドングリといってもクヌギとは限らない

熟してもうすぐ落下するドングリを見つけた。丸いドングリだからクヌギだろうと判断したところだけれども、最近丸いドングリ≒クヌギと判断してはいけないことを知った。クヌギとそっくりな形のドングリがあるらしい。そこでいつもの如く、成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑を開いてみる。上の写真のドングリの近くの葉を見てみると、葉の縁に色のない針のような鋸歯がある。丸いドングリに針のような鋸歯で絞ると、アベマキという木が該当する。アベマキ - Wikipedia...

 

神社で見かけた小さなドングリ

この木、何の木、気になる木は続く…の記事の続き木や森を学ぶには神社に行くと良いという事を何処かで見たので、近所で一番大きな神社に行ってきた。神社についてから足元をよく見ながら歩いていると、堅果に対して殻斗が大きなドングリを見つけた。脇芽になるけれども、葉は厚く光沢があるので、これは常緑木であると判断して良いだろう。これらの情報からいつものように成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑を開いてみると、シラカシが該当するのだけれども、この木、何の...

 

この木、何の木、気になる木は続く…

根元にドングリが落ちている木。今回はこの木が何なのか?を調べてみる。この木、何の木、気になる木手元の図鑑(成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑)で細長い堅果で絞ると、コナラ、ミズナラ、アカガシ、アラカシ、シラカシやマテバシイに絞られる。次にうろこ状の殻斗で絞ると、コナラ、ミズナラ、マテバシイに絞られる。葉を見ると、時期的に黄色くなりかかっているので、マテバシイ等の常緑木は外れるので、マテバシイは外れて、ミズナラとコナラに絞られる。ミズナラの葉は鋸歯が...

 

ウンカに食害された株とそうでない株の収穫跡

今回の話は記憶を頼りにしているので明確ではないが、一応メモ程度で残しておく。観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうですの記事で話題に挙げたウンカの被害がなかった田(実際には収穫時に少しだけ被害があったところが見つかったそうだ)と、隣のウンカの被害が少なかったところの田の収穫跡を見る機会があった。こちらはウンカの被害がなかったところの収穫跡で、こちらがウンカの被害がすごかったであろう箇所の跡になっている。これらの跡で気になった箇...

 

常緑木と落葉木

ブナ科の木を見始めてから、常緑木という言葉を見かける。ブナ科の木は大体常緑木だと思いこんでいたけれども、ta2roさんによる写真ACからの写真ブナ科のクヌギは落葉木として扱われている。ここらへんから森を理解する上で重要な知見が得られるかもしれないので追ってみる。先に誤解しそうな箇所を潰しておくと、常緑木の葉は木から落葉せずに葉が付き続けているというわけではなく、葉が老化したら落葉するということで、落葉木と常緑木の大きな違いは葉の寿命にあるそうだ。...

 

この木、何の木、気になる木再び

道端に殻斗付きのドングリが落ちていた。このドングリは何だろう?ということで見上げてみると、すぐ上に熟す前のドングリが付いた木があった。葉はこんな感じ。この木、何の木、気になる木同様、形態から名前を辿ってみようかと思ったが、この木に名札が付いていて、この木がシラカシであることはすぐにわかった。だけれども、名札に頼ると知見がたまらないので、まっさらな状態で辿る事にした。殻斗(帽子)が縞模様で、ドングリは細長い。更...

 

この木、何の木、気になる木

ドングリの不思議の記事で、ブナ科について理解を深めたいという旨の内容を記載した。早速、よく通る道に生えているブナ科の木が何か?を調べてみる。ブナ科の木の植物名の同定は葉の形、ドングリの形(堅果:けんか)と、帽子(殻斗:かくと)の形から辿っていくらしい。※他に樹皮の模様も重要であるが、樹皮で比較できる本が手元にない為、今回は樹皮を外す。手元の図鑑(成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑)で細長い堅果で絞ると、コナラ、ミズナラ、アカガシ、アラカシ、シラカシやマ...

 

アザミの咲き方いろいろ

秋に咲くアザミの開花の記事で初夏から注目していたアザミの開花を見た。昨日、改めてこのアザミを見に行ったら、各節で三個の蕾?がある中で一個ずつ開花していた。このパターンであれば、各節で開花している状態になるはずで、面白い開花のパターンだなと感動した。アザミの群生を探しに広葉樹の林の林床へや人の生活とアザミの記事で他のアザミを見たけれども、アザミは個性豊かで興味深い。アザミはまさに今、分化の最中であるらしいので地域や季節によって様々な特徴があるらしく、...

 

ドングリの不思議

photolandさんによる写真ACからの写真今年の春、ちょっとしたきっかけが重なり、昆虫と植物の共進化を調べる事になった。花とミツバチの共進化と報酬共進化の視点は、植物の視点で見ると如何に省力で昆虫に運んでもらうか?に集約される。これは動物と植物間の共進化でも似たような事があり、nimojiさんによる写真ACからの写真果実の形成とタネの運搬がそれに当たる。そう考えていくと、どんぐりという存在が不思議でしょうがなくなってくる。ネ...

 

秋の夕暮れに咲き続けるアサガオ

10月に突入しても咲き続けるアサガオこの写真は早朝ではなく、17時18分に撮影した写真で、俗にいう夕方だ。この時期になると、夕方でもアサガオは萎まずに咲いているのね。ところで夏のアサガオはどうして昼にはしぼんでしまうのだろう。アサガオの花はどうしてすぐしぼむの | 植物 | 科学なぜなぜ110番 | 科学 | 学研キッズネットのページによると、花びらから水分が蒸発するとしぼむらしく、秋は花の細胞の水分の蒸散量が減るので、遅くまで咲くという理屈になる。品種によってし...

 

エンサイの花が咲いている

道端でエンサイが繁茂しているところがある。このエンサイ、花が咲いていたのでマジマジと見てみると、どこかで見たことがある形状だ。エンサイといえば、ヒルガオ科の植物なので、はじめてサツマイモの花をこの目で見たよ同じ科のサツマイモの花や、アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?アサガオの花に似ている。そういえば、エンサイといえば、ミャンマーで盛んに食されていて、水田みたいなところで栽培していたことを思...

 

秋に咲くアザミの開花

秋に咲くアザミの開花はあと少しの記事で開花を心待ちしているアザミがある旨を記載した。昨日様子を見に行ったら、集合花の外側の花から咲き始めていた。丁子菊という別の道を選んだ菊このアザミは春に咲いたノアザミと異なり、集合花の蕾が比較的近距離に配置しているので、このまま周辺の集合花も咲きだしたら、きっと綺麗なのだろうなと。アザミの群生を探しに広葉樹の林の林床へとりあえず、名前の同定はもう少し咲いてから調べることにしよう。

 

ヨモギの花が咲いている

道端にヨモギがあり花茎らしきものが伸長していた。今までヨモギの花は意識したことがなかったけれども、今年の春頃のミヤコグサにミツバチが集まるの記事で様々な花について再び気になりだしたので、ヨモギの花もじっくりと見てみることにする。そもそも上の写真ではヨモギは花を咲かしているのか?花茎らしきものをマジマジと見てみると、集合花の各花にうっすら緑ではない箇所がある。しかし花弁らしきものはない。一つ一つの花に近づいてみると、中心に雌しべら...

 

はじめてサツマイモの花をこの目で見たよ

サツマイモの花を見かけた。サツマイモの花を実際に見るのはおそらく初めてだろう。あまりにも珍しかったので、写真に収めた。サツマイモの花が何故珍しいかというと、日本の気候に合わせて話をすると、サツマイモの開花時期は秋から冬にかけてで、日本は夏が終わると急激に気温が下がるので、沖縄あたりでないと開花しないとされている。私の住む大阪でサツマイモの花が咲いているのはたまたまなのか、もしくは温暖化により気候が亜熱帯に近づきつつあるからなのか気になるところ。という話はこ...

 

ノアズキの結実

初秋に咲く黄色い花の群生にハナバチが集まるの記事で見た(おそらく)ノアズキの花のところを久しぶりに注意してみてみたら、鞘ができていて、中には黒いマメがあった。鞘にはこういうマメが入っているのかな?と想像していたけれども、想像していたマメと違う。何はともあれ、実が付く時期の把握は何かと重要なので、記録として今回の記事を残しておこう。ところで、鞘が突っつかれて穴が空いているけれども、アズキには動物からの防御の意味合いが強いサ...

 

基肥のリン酸が発根促進であるならば

前回の基肥のリン酸が発根促進である理由を考えてみるの記事で肥料成分のリン酸が発根を促進する理由を考えてみた。発根を促進すると考えられているイノシンが光合成産物であるブドウ糖をリン酸化した後にいくつか反応を経ることで合成されることだと当たりを付けて終了した。イノシンがイノシン酸という核酸からリン酸基が外れ、水酸基が付与されることで合成されるわけで、発根促進剤としてよく見聞きする核酸も有効である可能性が高い。ここで一つ頭に浮かんだ記事がある。それは、栽培と枯草菌の記事で、枯草...

 

基肥のリン酸が発根促進である理由を考えてみる

前回のリン酸欠乏で葉が赤や紫になることを考えてみるの記事でリン酸欠乏で葉が赤や紫になることを今までの知見から考えてみた。これを踏まえた上で、稲作の基肥で話題になる発根促進としてのリン酸に触れてみる。栽培の教科書ではリン酸の説明が発根促進という事を時々書かれているのを見かける。リン酸と発根にどのような関係があるのか?よくわからない。リン酸はエネルギーの貯蔵やDNAの主である核酸の材料の一つで、細胞膜のリン脂質の成分でもあるから成長に重要であるということは自明だけ...

 

リン酸欠乏で葉が赤や紫になることを考えてみる

農道の縁で自生しているイネ科の草の葉が遠くから見ても赤くなっているのがわかる。この草は花の形状と株立ち具合からおそらくオヒシバと呼ばれる草だろう。オヒシバ - Wikipedia赤くなった(もしくは紫)葉は教科書ではリン酸欠乏を疑うべきと記載されている事が多い。その理由として、葉にアントシアニンが蓄積されるからという理由が記載されている。アントシアニンが蓄積されると赤や紫色になる理由の背景はpHによるアントシアニンの色の変わり方を見るの記事で触れた。こ...

 

キウイフルーツの果肉の緑は何の色素?

ぐっとぴさんによる写真ACからの写真キウイフルーツが目についてふと気になった。そういえば果肉の色が緑だと。果肉ではないけれども、花の色を決める4大色素の記事で植物の色素に触れた。植物の色素で緑といえばクロロフィルだけれども、キウイフルーツの果肉の緑色はクロロフィルなのだろうか?自然免疫を高める食品は何か?の続きということで検索をしてみたら、緑色系、黄色系キウイフルーツ果実の発育および貯蔵中のクロロフィル、カロテノイド色素 園学雑. 68(5): 1038-10...

 

サクラの樹液はゴムの様

先日の藤棚の下のフジたちの記事で見たサクラの木の群生の中で、樹液が固まっているものを見た。サクラの木から出る樹液はどれも濃度が濃そうだ。サクラの木の樹液に昆虫が集まるという話はあまりというかほぼ見ないけれども、濃度が高い事が昆虫が集まらない理由なのか?チョウが好む花サクラの樹液について調べてみたら、下記の内容を見かけた。/***************************************************/桜の樹液をトラガカントゴ...

 

藤棚の下のフジたち

写真右上に藤棚があって、左側にサクラの木がある。このサクラの木の根元に、フジらしき草?が繁茂していた。フジらしきつるを持ち上げた時、不定根が発生しているのが目についた。ヒルガオ科の強さに頼るフジが結実して、土にタネを落とし、発芽して、巻きつける相手を探す為に伸長している最中、定期的に節から不定根を発生させて、地面の至るところから養分を吸収している事を想像すると、フジはすごく強い植物だなと思えてくる。林床で光が差し込むところに生えた植物藤...

 

マメアサガオが咲いている

道端でとても小さなアサガオらしき花を見かけた。葉はマルバアサガオっぽいので、比較的最近日本に入ってきた外来種なのかな?と勝手に想像する。容赦ないアサガオ花の詳細を見ると、葯の色が紫だった。帰って小学館の図鑑NEO 花 | 小学館を開いてみたら、この植物はマメアサガオと呼ばれているらしい。葯の紫はフラボノイドだとして、他のアサガオではどうだったかな?と思い返してみると、アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?で掲載した...


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