カテゴリー : 植物の形/page-1

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壁の割れ目に生えた草は何か?

壁の割れ目から草が生えている。写真左側のレンガの箇所は花壇なので、おそらくこの割れ目の先には土がたくさんあるのだろう。この草をマジマジと見ると、やわらかそうな肉厚の葉に鋭いトゲがあるからアザミのように見えるけれども、アザミにしては鋸歯(葉のギザギザ)が少ない。アザミという名前が頭に浮かぶと同時に人の生活とアザミの記事で記載した「分化の途上にある若いグループ」というもの浮かび、それだったらアザミだったらどんな形でもアリか!ということも同時に浮かぶ。...

 

紅葉の落ち葉が土に還る

紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還るこれから暑い夏に突入するわけで、秋の紅葉の話ははやいけど、そこは気にせず話を進める。紅葉といえば、寒暖の差が激しい秋において、光合成を抑える為のフィルター的意味合いで葉にアントシアニンを蓄え、速やかに葉緑素がなくなることで赤くなるとされる。鮮やかな赤になるのは、おそらく紅葉の時期の葉のpHが低いからだろう。pHによるアントシアニンの色の変わり方を見る赤色の葉がいずれは褐色になる。色素がどのように変化しているのかを追ってみる。 ...

 

植物が有害な紫外線から身を守る為のフラボノイド

前回の人には認識できない色の色素の記事で無色の色素は人が認識できないだけで、紫外線の色の色素があるという内容を記載した。植物の色に限らず色というものは降り注ぐ太陽光のうち反射した波長のものを人の目が色と認識しているわけで、山猫さんさんによる写真ACからの写真植物の葉であれば、光合成に不要な緑色の波長を反射するので人の目には葉は緑色に見える事になる。紫外線というのは、人が認識できる可視光線で最も波長が短い紫色の外側の光で、生物にとっては反応性が高く有害性が高...

 

人には認識できない色の色素

幻の黄色いアサガオに迫るためにキンギョソウを見るまでの記事でアサガオ等で様々な色の色素を見てきた。色素の中には淡黄のような薄い色の色素があったり、pHによるアントシアニンの色の変わり方を見るで見た無色の色素というものもある。無色の色素は色素ではないのでは?という疑問が生じるかと思うが、これからの話で無色の色素というものが大事になってくる。主に黄色の花で、人の目では鮮やかな黄色に見える花がある。うちには紫外線透過・可視光吸収フィルターがないのでリンクで済ます...

 

幻の黄色いアサガオに迫るためにキンギョソウを見る

2014年、ニュースで幻のアサガオを再現したという報道があった。プレスリリース - 「幻のアサガオ」といわれる黄色いアサガオを再現アサガオの古い記録には黄色いアサガオが咲いたという記述があるが、今は淡黄はあっても黄色いアサガオはない。遺伝子組み換えによって黄色いアサガオを再現させたのだ。遺伝子組み換えを成功させるためには、発現させたい形質の深い理解が必要で、黄色いアサガオが再現できたということは、色素の理解が大幅に進んだことを意味する。黄色いアサガオの内容を読むと...

 

黄色い色素のフラボノイド

幻の黄色いアサガオという話がある。テレビのニュースでこの話題を見た人もいるかもしれない。伝統的な育種(遺伝子組み換えなし)で交配されたものに淡黄という花弁の色(写真はない)がある。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科の204ページに黄色い花のアサガオが一度だけ咲いたというコラムがある。古典園芸としてのアサガオの記録にも黄色いアサガオの記述があるらしい。黄色いアサガオがなぜ幻なのか?を紐解いてみたい。アサガオはアントシアニジンという赤から青...

 

紅色の花のアサガオ

Gokkyさんによる写真ACからの写真前回の紫色の花のアサガオの記事で花弁の色が紫になる理由を調べた。次はnonkosanさんによる写真ACからの写真紅と呼ばれる色についてを調べることにする。色の判断は難しく、上の写真の花弁を紅と見るか紅紫と見るか悩ましいところ。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科によると紅を理解する為には紅紫を知る必要があるらしいので、上の写真は紅紫ということで話を進める。Edgar181 - 投稿者自身に...

 

紫色の花のアサガオ

前回の色鮮やかなアサガオの秘密に迫るの記事で、アサガオの花の鮮やかな青はpHによって色が変わるアントシアニジンと花が咲くに従って、花弁のpHが上昇することに因るということを記載した。色素のpHに影響は強酸であれば赤で紫色を経てアルカリ性で青になる。それを踏まえた上で、Gokkyさんによる写真ACからの写真紫色のアサガオの花についてを見る。前回に引き続き、再び株式会社誠文堂新光社の朝顔百科を開いてみると、紫色は花弁中の液胞のpHを調節...

 

色鮮やかなアサガオの秘密に迫る

前回のpHによるアントシアニンの色の変わり方を見るの記事で、pHによってアントシアニン(もしくはアントシアニジン)の色は変わると記載した。アジサイから始まったけれども、アジサイは別の仕組みであり、上記の例に該当するのはアサガオという内容で前回の記事を〆た。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科には下記のように記載されていた。/**************************************************/朝顔のアントシアニンは中性から弱酸性では本来紫...

 

pHによるアントシアニンの色の変わり方を見る

前回のアジサイの花弁の色を理解する為にアントシアニジンを見るの記事でアントシアニジンの構造を見た。これを踏まえた上でアジサイの花弁でpHによって色がわかる事について触れたいけれども、その前にアントシアニンという用語に触れておく。Wikipediaでページがあるもの例にしてアントシアニジンの一種であるシアニジンを見る。NEUROtiker (talk) - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるシアニジンは真ん中の環(C環)の上のOがプラスに荷...

 

アジサイの花弁の色を理解する為にアントシアニジンを見る

アジサイの花弁の色を理解する為にフラボノイドを見るの記事で、アジサイの花弁の色を理解するためにフラボノイドの合成の途中まで見た。今回は前回の黄色い色素のフラバノンの続きで、今回も前回同様、羊土社 基礎から学ぶ植物代謝生化学の53ページを参考にして話を進める。GFDL, リンクを改変フラバノンからいくつかの反応を経ると、Pelargonidin.png: Edgar181derivative work: Shakiestone - このファイルの派生元:  Pe...

 

アジサイの花弁の色を理解する為にフラボノイドを見る

シロザの下葉があまりにも赤くてまでの記事で植物問わず、様々な色素に触れてきた。カロテノイドの生合成の記事で、黄から赤までの色相のカロテノイドが様々な装飾を経て、どのように色が変化していくのか?を見た。色の変化を見てきた今ならば、土壌のpHによって花弁の色が変わるアジサイについて、より深く理解ができるかもしれない。アジサイが青色の花を咲かせているアジサイの花弁で重要なのは、Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック...

 

シロザの下葉があまりにも赤くて

耕作放棄されているところで、赤さが目立っていた草があった。先端を見ると、白い粉のような模様になっていたので、おそらくこれはアカザ科のシロザだろう。収穫後に現れるすごいやつ、シロザ去年もこの畑は栽培されていなかったので、秀品率が落ちに落ちたところなのだろう。ずっと見てきたけれども、草むらになることすら無い程、草がほとんど生えない。局所的ひび割れ、植物にとって過酷な領域株が小さいのに葉が赤くなっていることから、このシロザも相当のストレスを感じているはずだ。...

 

小さなマメ科の花と小さなハナバチ

初春あたりに咲く花で、コメツブウマゴヤシやコメツブツメクサというマメ科の花がある。マメ科の花なので、複雑な形をしていて小型のハナアブあたりではおそらく花蜜にはたどり着けない。ミツバチから見ると小さすぎて花蜜は吸えないだろう。小型のハチといえばカリバチがいるけれども蜜を吸うかな?と様々な事からコメツブツメクサはどんな昆虫が媒介しているのだろう?と気になっていた。ミツバチとマメ科の花カリバチとミツバチの誕生近所の公園でベンチに座りながら草むらを見ていた...

 

ミヤコグサの開花に続くマメ科の花

ミヤコグサのタネとりアザミ、ミヤコグサに続き、初夏に向けてこれらに続く花を探している。ミヤコグサから少し離れた草むらに、奇数羽状複葉でどこからどう見てもマメ科であろう草があったのでこの草を注目していた。先日、この草の前を通った時、うっすらピンクの箇所が目に付いた。葉の形と花の咲き方でこの植物のことがわかるぞ!ということで、調べてみたら、どうやらコマツナギ(駒繋)という植物でありそうだ。コマツナ...

 

ミヤコグサのタネとり

先月下旬頃、黄色の花の群生に気が付いた。この花を調べると、おそらくミヤコグサで、ミヤコグサの花弁の色はなぜ珍しいのだろう?ミツバチが集まっていた。この花の形はハチでないと花蜜にたどり着けないよね。ミヤコグサにミツバチが集まる林床のアザミの更に下にミヤコグサは群生を形成するので、これはおそらく近いうちに何らかで重宝するだろうなという予感があり、ミヤコグサはいつ結実するか?を知るためにここに定期的に訪れる事にした。アザミの群生を探しに広葉樹...

 

ミヤコグサの花弁の色はなぜ珍しいのだろう?

定期的に観察しているミヤコグサ群で旗弁(上の花弁)の縁が赤くなっている花を見かけた。ミヤコグサの花弁に数本の赤いすじの記事で花弁で黄と赤があるものは珍しいということに触れたけれども、縁が赤くなっているという現象もきっと珍しいのだろうなとこの花を見て思った。前回の花の色を決める4大色素の記事の内容を加味すると、なぜミヤコグサの花の色が珍しいのか?が見えてくるかもしれないので、ミヤコグサの花弁の色素について調べてみることにした。「ミヤコグサ + 色素」のキーワードで検索し...

 

花の色を決める4大色素

コトブキ園さんから恵壽卵を頂きましたの記事と、マメ科の黄色い花が鈴なりで開花している周辺の記事を踏まえつつ、acworksさんによる写真ACからの写真花蜜と花粉に含まれる成分周辺の記事で気になることがある。花蜜及び花粉には花の色に関与する成分が入っている。それらの成分がハチミツの色や香りに影響を与えていることは間違いなくて、色や香りが機能性を向上していることも間違いない。色素についてピックアップしてみると、例えば同じマメ科であっても、初...

 

マメ科の黄色い花が鈴なりで開花している

初春にサクラやツツジが咲いた後、夏から秋に向けて咲く花が少なくなるのでは?という話題があってから、移動中は意識的に花を見るようにしていた。高槻の原から京都の亀岡方面への移動中、ところどころで、鈴なりの黄色い花が目に付いた。葉を見ると小葉が丸葉で羽状に偶数で配置しているので、偶数羽状複葉でおそらくマメ科の低木だ。小葉が集まって複葉この植物は何だろう?と望遠のカメラを介して見てみると、私のイメージにあるマメ科の花とは異なり、花弁...

 

ハナバチはサクラの葉に蜜があることをどのように知っていくのだろうか?

前回の新緑のサクラの木の周りをハナバチが飛び回るの記事で、ハナバチがサクラの花外蜜腺付近に口吻を刺しているところを紹介した。ハナバチが花外蜜腺を利用しているか?はこの写真からでは確定できないけれども、ミツバチ研究の報告に花外蜜腺を利用しているという記述があったので、ハナバチは花外蜜腺を利用しているということで話を進める。ここで一つ気になったことが、花外蜜腺を一つの花の器官と見立てた時、葉が緑色の大きな花弁のような振る舞いをすることになる。話はミツバチを中心にして進...

 

新緑のサクラの木の周りをハナバチが飛び回る

サクラの木にて、時々えらく規則正しく葉を巡回しているなと立ち止まって見ていたら、ミツバチっぽい昆虫がサクラの木の周りを飛んでいた。このミツバチは葉柄の葉側の方にのったと思ったら、すぐ次の葉に移るといった行動を繰り返す。しかも、その動きが徐々に高い葉へと向かっていく。この行動はもしかしてと思い、一旦帰宅して、超望遠レンズを持ち出して再度サクラの木に向かった。少し高い位置からカメラを構えてしばらく待っていると、ハチっぽい翅音が聞こえてきた。ハチ...

 

ミヤコグサの花弁に数本の赤いすじ

前回のミヤコグサにミツバチが集まるの記事で、ミヤコグサという草に注目するようになった。注目した時は必ず手持ちの事典で確認するようにしているので、例外なくミヤコグサも地人書館の新訂図解植物観察事典で調べてみたら、下記のように記載されていた。/********************************************************/花は黄色で、赤いすじが旗弁の中に数本ある。赤色と黄色とが同一花中にあることは、雑種起源のキク、ダリアを除いては珍しいことである。/...

 

ミヤコグサにミツバチが集まる

チョウが好む花昆虫が集まる花の知見は人生を豊かにする可能性が非常に高いので、アザミの他にも常に花と昆虫の動きを意識して生活している。アザミが咲いている場所をいくつか把握していて、そのうちの一つにアザミの下に黄色い花が咲き乱れている箇所がある。この花はマメ科のミヤコグサである可能性が高いが、残念な事にこのミヤコグサが在来か外来かの鑑識眼はない。マメ科といえばミツバチということで、花の前で期待して待っていると、ミツバチと...

 

チョウが好む花

アザミのタネを撒いて、キレイなチョウを集めたい周辺の記事で触れた通り、花と昆虫の関係、つまりは花粉を媒介する昆虫のことに興味がある。興味がある理由は、・キレイな蝶を庭に集めたい・養蜂における蜜源の確保の二点がある。この背景の中、最近発売された書籍を通販サイトで眺めていたら、ベレ出版から石井博著 花と昆虫のしたたかで素敵な関係 受粉にまつわる生態学というヒントが満載でありそうな本があったので、読み始めることにした。受粉に関係する昆虫は、ハチ目、チ...

 

レンゲ米は美味しいのか?

高槻の清水地区のレンゲ米の水田の田起こしの記事で水田の冬季にレンゲを栽培している方と、レンゲを育てることによって、次作で栽培する米の美味しさは向上するのか?という話題になった。個人的な意見ではレンゲ米は通常の栽培と比較して美味しくなるだろうと判断している。一般的にはマメ科のレンゲを育てることによって、マメ科特有の窒素固定によって土壌の肥料分が補われ、ほとんど肥料分を必要とせずに育てることができるということを言われているけれども、ここには美味しさの話題はない。マメ科緑肥で得...

 

アザミのようでアザミでないキツネアザミ

アザミの群生の中に白いアザミに引き続き、アザミ探し。アザミの群生がいた場所から少し低いところに向かってみると、笹薮がある。ちょうどこの写真の中央あたりをよくよく見てみると、アザミのような、アザミでないような…、小さな花が咲いていた。葉を見ると、トゲがなくて触っても痛くない。萼片も同様に触っても痛くない。これらの特徴を加味して調べてみたら、キツネアザミという名が目についた。キツネアザミ - Wikipediaアザミのよ...

 

アザミの群生の中に白いアザミ

アザミのタネを撒いて、キレイなチョウを集めたいの記事で、家のすぐ近くにある林の林床からアザミのタネを採種して庭に播種していることを紹介した。アザミのタネに限らず、自生しているタネはいろいろな理由で採種が難しい。アザミはタネが熟したらすぐに風にのってどっかに行ってしまう。稲穂を見ながら、太古の人たちに思いを馳せるアザミの花は雌花の時期と雄花の時期があって、時間差で花が咲くので、一斉に開花して一斉に種採りということもできないことで難易度が更に増す。アザミの群生を探しに広葉...

 

斜めに立てかけてある枝とつる性植物の話

石垣の上に細い木の枝が一本斜めに立てかけてある。枝の向きはこんな感じ。この枝をよく見ると、※一番目の写真中央あたりをマジマジとみたつるが巻き付いていた。つるの伸長のパターンはこんな感じ。このつるを更によく見ると、後続のつるが更に巻き付いていた。一本目のつるが開拓者みたいに伸長して、有利な箇所を見つけたら次から次へとつるが上に向かうといったところだろうか。ところで一本目はどうやって木の枝に到達することができ...

 

アーティチョークの栽培条件からアザミのことを考える

前回のアザミが好む環境はどんな所?の続きの更に続き前回の記事ではアザミの根元にスギナがいた。スギナが居たから酸性土壌を好むのかな?と予想したいところだけれども、安直にそう結論付けるわけにはいかない。なぜならば、アザミとスギナが同じ環境を好むのか?という問題に全く触れていないから。何か他に辿れることはないか?と考えてみると、shiningさんによる写真ACからの写真アーティチョークという野菜が頭に浮かんだ。アーティチョークの花を見てみると、a...

 

アザミが好む環境はどんな所?

アザミの総苞片は触ると痛くて粘っこいまでの記事でアザミの群生がハナバチやチョウにとっての蜜源として如何に優秀であるかを触れた。触れてはいないけれども、アザミの中でノアザミはツツジの後に続くように開花し続けるので、養蜂にとって花の少なくなる時期に開花する貴重な蜜源でもあるはずだ。主要蜜源としてのアザミ更にアザミの群生にしばらくいると、住宅地の近くにも関わらず、アゲハのような大きさのチョウで縁が黒で中が青のmimiさんによる写真ACからの写真こんな感じのチョウが飛...

 

アザミの総苞片は触ると痛くて粘っこい

前回のアザミの群生を探しに広葉樹の林の林床への記事で、アザミの花の構造を見た。参考にした成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑の本に更に興味深い内容が記述されていたので、今回はアザミの花が持つもう一つの特徴について見てみる。アザミの総苞片(そうほうへん)と呼ばれる箇所にはトゲがあり、そのトゲから粘液が分泌されているそうだ。上の写真をよく見ると、アリが固まって動かなくなっている。これはトゲの粘液に因るものなのか?アザミにとってアリはおそらく花粉の媒介者に...

 

アザミの群生を探しに広葉樹の林の林床へ

前回の主要蜜源としてのアザミの記事でアザミは草本でありながら、北海道の養蜂において重要な蜜源である可能性が高いことがわかった。アザミは林床の日陰の箇所で花を咲かせるらしく、花を咲かせる木の下で共存しつつ、有力な蜜源になるような気がしてならないので、アザミが気になり始めた。住んでいるところのすぐ横の山に広葉樹の林があって、人とほぼすれ違うことなく行くことができる。確かアザミっぽいものが自生していたような…ということで早速アザミを探しに行った。林床の少し日が当たるとこ...

 

主要蜜源としてのアザミ

前回までの人の生活とアザミの記事まででアザミという植物に興味を持った。この次に知りたいことといえば、どんな昆虫が花粉を媒介しているのだろう?ということで、蕊の構造を知ることだろうということだけれども、それは良好なサンプルを取得してからでないと触れられないので一旦置いといて、どんな昆虫がこの花に訪れるのか?を見る。花の構造を見たときに細長い筒状の時点でおそらくチョウだろうなと思っていたけれども、やっぱりチョウだった。本当にそうなのか?と気になった...

 

人の生活とアザミ

どこで聞いたか覚えてないが、植物名で三文字で優しい音の名前は人にとって何らかの形で有益であるという話がある。ハーブティーSUGINA前回触れた薊(アザミ)も途中に濁音の文字があるけれども、聞き心地が良い名前だ。アザミの花が咲いている…、のか?アザミの群生が一気に開花したら、その風景は圧巻だろう。だけどこのアザミ、近づいてみたら体感できるけれども、葉がトゲトゲしていて痛い。野を歩いていて、痛い思いをして嫌だというイメージも多いはず。そんな痛みを与える...

 

アザミの花が咲いている…、のか?

家のすぐ横にある山でアザミが咲き始めていた。いや、この形状で咲いているかどうかの目利きは私にはないので、とりあえず近づいてみて接写で撮影してみる。先端に確かに花粉がある。咲いていると判断して良さそうだ。ところでこの形状の花は何の昆虫によって花粉が媒介されているのだろう?アザミはキク科であるので、頭状花序で細い筒に先端が手のような形状が一つの花と見て良いだろう。もうこのタンポポの花には誰か蜜を吸いに来たかい?先端に花粉が付いているというのは、...

 

藤棚の周りを飛び交うクマバチたち

住んでいるところから人とほぼすれ違う事のない道をしばらく歩いた所に立派な藤棚がある。この藤棚はもうすぐ満開を迎える。photolandさんによる写真ACからの写真花蜜と花粉に含まれる成分等の記事以降、花の形状とそこに集まる昆虫の動きが気になって時々注意を向けていると、まあぷるさんによる写真ACからの写真頭上をクマバチがホバリングしていることを頻繁に見かける。※クマバチが高いところにいて撮影できないので素材サイトから拝借クマバチは...

 

外来タンポポの花にはもう誰か蜜を吸いに来たかい?

前回のもうこのタンポポの花には誰か蜜を吸いに来たかい?の記事に引き続き、今回もタンポポを見る。近所の道端のタンポポをマジマジと見ていたら、驚くべき事に在来タンポポが多かった。外来種のタンポポは繁殖力が高いので、在来タンポポの生息環境に入り込んで、在来タンポポは住処を追いやられてしまう。この在来タンポポが多いところで外来種のタンポポがいるか?しばらく探してみた。石垣の下にいたタンポポの花のガク片が反り返っていた。これは外来種のタンポポであるはずだ。...

 

もうこのタンポポの花には誰か蜜を吸いに来たかい?

近所の道端でタンポポの花が咲いていた。タンポポの花を見たら、とりあえずガク片がどうなっているのか?は気になるので見てみたら、ガク片が反っていないので、これは在来のタンポポだ。在来のタンポポであれば受粉してタネを付けるので、この花にはもう何らかの昆虫が来ているのかな?と雌蕊を接写で見てみることにした。タンポポの花は集合花(頭状花序)なので、一つの花に見えて複数の花が集まって一つの集合を形成している。学生の頃の実習で一つの集合の中でいくつの花があるのか...

 

シャガの花に昆虫が集まる

花がたくさん咲いたということは?に引き続き、身近にある花に目を向ける。近所の山道でシャガの花が咲いていた。写真が撮れなくて残念だけれども、ハチかアブらしき昆虫が花に集まっていた。この花がどんな構造なのか?近寄ってマジマジと見てみることにした。シャガはアヤメ科アヤメ属の多年草で、城南宮のアヤメ斜め上から見るとこんな感じ。どうやら矢印の個所に蕊と花蜜があるっぽい。更に詳しく見てみると、中心にあるひらひらとした花弁...

 

花がたくさん咲いたということは?

サクラの花が咲いている。花蜜と花粉に含まれる成分の記事以降、花蜜と花粉が気になっている。というわけで近づいて撮影してみた。雄蕊の先端には花粉がたくさんあった。この花粉をタンパクやミネラルの栄養源にしている生物がいると考えると、咲き乱れたサクラの木というのは、たくさんの栄養を使って花を咲かせているのだろうなと想像するようになった。昆虫らに花粉を持っていかれたら、土から吸い上げた各栄養も持っていかれるわけで、サクラはこれらの欠けた栄養はどのように獲...

 

花とミツバチの共進化、花の色

photolandさんによる写真ACからの写真花とミツバチの共進化と報酬の記事の続き前の記事では花は昆虫の為に花蜜を用意する。蜜を吸いにきた昆虫に花粉を運んでもらう為で、蜜が多すぎると昆虫は満たされて他の花には向かってくれず、少なすぎるとそもそも蜜を吸いにきてくれない。だから、植物は進化の過程のバイアスで絶妙な花蜜を生産するものが残ったはずだ。ここで再び、丸善出版株式会社 Jurgen Tautz著 ミツバチの世界 個を超えた驚きの行動を解くに記載されてい...

 

秀品率向上の新たな課題は亜鉛をどう加えるか?

バークの下の落ち葉たち先日、ミカンの木の下で白い綺麗な細根がどうやって出来るか?が話題になった。色々と試したこととその結果の話題が続いたが、ふと重要な事に気が付いた。発根促進の一例で、乳酸菌は植物の発根を促進するか?の記事で発根に関するオーキシンは亜鉛と一緒になって効果を発揮するという話題があった。この内容に従って、ミカンの木の下に視点を戻すと、オーキシンやそれ以外の有機酸の条件は満たしているけれども、亜鉛はどうなんだろう?と話題を振ってみると、微量要素も検知する土壌...

 

肥料が花粉の量と質に影響を与えるか?

photolandさんによる写真ACからの写真もっと素材太郎さんによる写真ACからの写真巣箱から蜜を抽出する手順を考慮すると、ハチミツの味に花粉が影響を与えている可能性が十分に有り得る。前回のミツバチは巣に花粉を持ち帰るの記事で、植物の種類毎に花粉粒の量に違いがあることがわかった。となると気になるのが、人の手が加わる(肥料等)ことで花粉の質や量が変わることがあるのか?ということだろう。とその前に触れておかなければならないこととして、キキくんさんによ...

 

ミツバチとマメ科の花

acworksさんによる写真ACからの写真ハチミツの美味しさを探る上でインベルターゼが重要であるはずまでの記事でハチミツの味の差の要因について調べている。前回までの記事の糖については一旦置いといて、キキくんさんによる写真ACからの写真蜜源植物について見ていくことにする。ミツバチと花で連想すると、真っ先に思い付くのがマメ科の花で、マメ科の花は複雑な構造故、ハチのような昆虫の中でも群を抜いて賢い昆虫でないと蜜にありつけないそうだ。mykoさんによる...

 

小さなコマツナの株から花茎が伸びた

ベランダにいるコマツナが抽苔(ちゅうだい)した。抽苔とは気候条件等で花が咲く器官である花茎の伸長が始まったことを指す。コマツナの花茎の伸長の条件は何だったかな?と思い出してみると、コマツナはある温度以下の低温に晒された後、暖かい気温と一定以上の日照を経験したら花茎の伸長が始まるはず。3月に入り日照時間が長くなったし、先日暖かい日があったなということで、葉は全然展開していないけれども、花を咲かせる準備をはじめたと。葉の展開数が少ないのに、タネを形成するように切り替え...

 

菌根菌は草の多様性を減らす?

共立出版 基礎から学べる菌類生態学の内生菌の章でヨトウに関する興味深い記事があった。菌根菌に関する実験で、とあるイネ科が優先的に繁茂しているところがあった。このイネ科の草は菌根菌との共生によって優勢となっていた。この環境において、殺菌剤を連年散布を行ったところ、菌根性の優占植物種であるイネ科は減少し、非菌根性の植物種が増加したという報告がある。菌根性の植物種が周辺環境の多様性を減らす要因であることになる。これを踏まえた上で、前回の初春に畑を占拠するナズ...

 

摂津峡の巨岩を盾にして

高槻にある摂津峡公園には摂津峡という渓谷があり、そこには巨岩がたくさんある。摂津峡公園/高槻市ホームページ川沿いの歩道の対岸にある山が花崗岩質の岩石であるため、花崗岩マグマが冷えた際の熱により形成されたホルンフェルスが観察出来る場所ということで、美しい景色以外でも見どころいっぱいの場所となっている。摂津峡のホルンフェルス巨岩の間を縫うように川は流れている為、巨岩の下には砂が堆積している。砂が堆積しているところをなんとなく眺めていたら、水際のところの緑色...

 

桜の幹には地衣体がたくさん

高槻の摂津峡のところにある桜広場にて。摂津峡公園(桜広場) | 高槻市営バス桜の幹に地衣類がびっしりと付いている。桜の幹には地衣類がびっしり付いているイメージがあるけれども、桜には地衣類が付きやすいといったことはあるのかな?地衣類という菌たちの巧みな生き方それは一旦置いといて根元ではところどころ地衣類が浮き始めているところがあって、地衣体がぽろっと落ちているところもある。とりあえず、この地衣体が土の形成に関係しているかもしれ...

 

老木が樹皮が剥がれながらもそこにいる

老木がいた。何度も剪定をされながらも、長年ここに根をおろし生きていた。樹皮はめくれ、心の外側の木材でいうところの辺材が朽ちてなくなっていた。剥がれ落ちた樹皮等が先に根元におちて、土の成分になりつつ、自身もいずれは朽ちていくとなると、木は土になりながら生涯を終えることになるわけで、自身におきかえて周りと一体になりながらというのはどのような心境になるのだろうなとこの木を見てふと思った。関連記事木の新陳代謝と地衣類たち

 

ペクチンは何から出来ている?

前回の根は地面を耕し土を形成するの記事で、根は土の塊を砕き(物理的風化)、根酸によって細かく(化学的風化)し、根の表層の代謝による剥離で粘着物を土壌粒子に付着させるという内容を記載した。ここから思うこととして、代謝が良いことは根の発根が活発になるということに繋がるのでは?ということであって、粘着物であるペクチンがどうやって出来ているのか?が気になった。というわけで調べてみた。最初のとっかかりとして、大橋貴生 高等植物のペクチン生合成および分解に関与する...


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