ヤブガラシで困っていた畑だけど、翌年、この畑にきてみるとヤブガラシはほとんどいなくなっていた。
その畑は廃菌床と二次鉱物を積極的に投入していて、土質が明らかに変わっていた。
ということはだよ、ヤブガラシは指標植物として扱うことができるのか?
で、学生の頃に使っていた図鑑を持ちだして読んでみたけど、そういう記載は残念ながらなかった…
改めてヤブガラシを整理してみると、ヤブガラシ、別名ビンボウカズラでブドウ科の植物。
放っておくと人の背丈を超える程伸長するらしい。
というわけで、どちらかというと、草というより木として捉えた方が良さそうだ。
※木とは何かはこの場では一旦省略する
ヤブガラシが生えなくなった土壌では、
(写真:植物編のアカザ科のシロザから引用)
シロザがよく生えていた。
ヤブガラシとシロザでは活発になる時期は少しずれるけど、ヤブガラシが旺盛になる時に発芽し始めるので、ヤブガラシがたくさんいる畑ではシロザが旺盛になりにくい。
シロザは弱酸性土壌の指標植物で、緑肥の候補として考えられている程、栽培土壌に良い影響をもたらす。
弱酸性土壌の指標ということは、土壌のpHが変動しにくくなった。
つまりは緩衝性を持ち始めた土壌であるので、ヤブガラシはpHが安定しているところでは弱くなるのだろうか?
それとも、栽培にとっての指標植物が生えられない様な土の硬さでヤブガラシは強くなるのだろうか?
どちらにしろ、ヤブガラシが旺盛な土壌では品質の良い作物は収穫できないんだろうな。
ヤブガラシが目立つ様になったら、何らかの対策をとれってことですね。