前回は葉や花弁の波打ちは、
縁の過剰伸長を調整する仕組みがうまく働かなかった結果という論文を読んだことがあると記載した。
ポインセチアを題材に書いたけど、
ポインセチアで上記の機構があるかは知らんけど。
で、今回は調整され過ぎた時の話を書く。
(写真:BLOOMFIELD ~花屋の日常~:ポインセチアより引用)
これまたポインセチアで正しいか知らんけど、
オークリーフという葉に切れ込みの多いものがある。
切れ込みのことを鋸歯(きょし)と呼ぶけど、
この鋸歯、
本来ならばこんな風になる葉が、
こんな感じで局所的に且つたくさんの箇所で調整され過ぎると
こんな感じでギザギザの葉になる
という風に考えられている。
どちらの変異にしろ、
なんてことない丸い葉を形成するためには、
かなり細かい調整が行われているんだな
と不思議に思えてくる。
となると、
カエデがこんな感じになるまでには、
様々なドラマがあったのだろうなと
ついつい思いふけってしまうものです。