プランター栽培で、ヨトウの被害に困っているという方から興味深い話を聞いた。
その内容というのが、

元肥でEFポリマーをひとつまみ程加えたところではヨトウの被害がなかったとのこと。
鉢数が少ないのでEFポリマーがヨトウに効果があるという確証はないが、この手の現象があった時は学びの機会になるので、丁寧に見ていくことにする。
EFポリマーというのは、オレンジの皮等の食品残渣を材料にして作られた高吸水性樹脂の土壌改良材になり、冒頭の写真がEFポリマーにあたり、30倍ぐらいの大きさに膨らむ程吸水する。
土壌の保水性の向上だけでなく、食品残渣系の堆肥作りの際の水分調整剤として重宝しつつ、微量ながらカリウム等の根肥の成分も含んでいる。
他に土壌の生物性向上を巡る旅路の記事で触れているが、元肥でEFポリマーを追加することで土壌中の生物多様性が向上する可能性がある。
なので、今回のヨトウの件は土壌の生物多様性の向上により、ヨトウの天敵に成り得る動物寄生菌(昆虫寄生菌)が活発化した?ということが考えられるが、その前に二点程触れておきたいことがある。
オレンジの皮と聞いて真先に思い浮かぶ成分が二つあって、

モノテルペンのリモネンと、

ヘスペリジン(フラバノン配糖体)や

シネンセチン(O-メチルフラボン)といったフラボノイドがある。
どちらも他の生物に対して何らかの可能性があり、それがヨトウに効いたという可能性がある。
というわけで、モノテルペンやフラボノイドについて丁寧に見ていくことにする。



