Dr. Stoneという漫画で砂鉄から発電機や刀を作るシーンから我が家では磁鉄鉱が流行っている。
脱酸素材から鉄粉を取り出して遊んでる。
磁鉄鉱は鉄器造り以外で何に使えるのか?という質問があったので、使い終わった脱酸素剤や使い捨てカイロだったら肥料として使えるはずだと伝えた。
使い終わった鉄粉というのは酸化して褐色化したものだ。
これは水稲で鉄還元細菌によって窒素固定される事でイネの肥料となる。
では、褐色化(酸化)していない鉄粉を肥料として土に散布したらどうなるのだろう?
この問題を考える時にエッセンシャル土壌微生物学 作物生産のための基礎 - 講談社の28ページに記載されているコラム2.1の内容が頭に浮かんだ。
その内容というのが、
Didier Descouens - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
土壌中にある黒雲{{K(Mg,Fe)3AlSi3O10(OH,F)2}等の鉱物に含まれる二価の鉄を酸化して三価の鉄にする鉄酸化菌がいるそうだ。
その細菌は二価の鉄を酸化する際に生じる電子(e-)を糧に生きるそうで、酸化した鉄が連鎖的に周辺の酸化作用に影響を与え、他の養分の溶脱や土の形成を促す。
この内容は、
レンゲ米の田の土表面の褐色化が目立つでみた物理性を改善し続けている田で荒起こし後に土表面が速やかに褐色化した反応と同様の事が起こっているとするならば、うまくやればもっと土壌改良を加速させることが出来るかもしれないと思った。
鉄粉はもしかしたら腐植の形成に使えるかもしれない。