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保肥力の単位のミリエクイバレントの記事で保肥力(CEC)の単位のmeq(ミリエクイバレント)について見てきた。


今回は実際の計算について見ていく。

K2O(酸化カリウム)を例にして計算を進める。


先に実際の数値を挙げておくと、K2Oの1meq辺りの量は47mgとなる。

塩基飽和度 - 全農


はじめにK2Oの分子量について触れておくと、カリウムの原子量が39.1で、酸素が16.0なので、39.1 × 2 + 16.0 × 1 = 94.2となる。


K2Oはカリウムが2つあるので、二価の陽イオンと見做し、割る2して、47.1としておく。


当量(eq)はモル当量であるため、1eq辺りの当量は47.1gとなる。

CECではミリ当量(meq)であるため、1000で割って、1meq辺りのミリ当量は47mgとなる。


ここで注意すべきはCECの単位はmeq/100gであるが、100g中の土壌という体積は気にする必要がなく、土壌分析でカリウムの係数は47mgを用いている。