前回の植物にとってビタミンB6とは?に引き続き、

ビタミンB6について検索し続けたところ、下記の論文が引っかかった。

Multiple roles for Vitamin B 6 in plant acclimation to UV-B | Scientific Reports 04 February 2019


ディスカッションのパートにて、

植物体内でのビタミンB6の働き(仮説)が整理されていたので紹介すると、

ビタミンB6ことPLP(ピリドキサールリン酸)がシステインとヘムの生合成に関与しており、

それらが抗酸化作用のあるグルタチオンペルオキシダーゼ、アスコルビン酸ペルオキシダーゼやカタラーゼの合成に関与し、紫外線(UV-B)によって発生する活性酸素を除去する。


また、ビタミンB6自体が活性酸素に反応する為、

ビタミンB6は植物体内で紫外線による防御の働きをしていると言える。

ピリドキサールリン酸 - Wikipedia


システインやヘムは他の個所でも重要な物質であるので、

ビタミンB6が紫外線への耐性以外でも重要な働きをしているということは予想できる。


ビタミンB6が多彩な働きをするビタミンであることがうっすらとだけれどもわかってきた。


追記

PLPはグルタミン酸からGABAへ転換する際に関与する。

グルタミン酸を前駆体とするGABA


関連記事

システインによる青酸の無毒化

酸素供給剤が効く時に働く酵素

光合成とグルタチオン

遥か昔に植物が上陸にあたって獲得した過剰な受光対策