防御の基礎は芳香族のアミノ酸にありで植物ホルモンのサリチル酸はフェニルアラニンというアミノ酸から生合成される。

また、フェニルアラニンはシキミ酸経路で合成される。

という内容を記載した。


このシキミ酸経路を再び見てみると、


Journal of Pesticide Science 6 〔1},February 1981 112ページより引用

※赤丸で囲っている箇所は無視してください。


右端にあるトリプトファンというアミノ酸の下にIAAという記載がある。

このIAAというのもまたオーキシンという名の植物ホルモンである。

脇芽の発生は先端が抑えてる

オーキシンと脇芽と不定根


というわけで、

トリプトファンというアミノ酸について見てみることにする。


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トリプトファン - Wikipedia


トリプトファンは側鎖にインドール環(左側にある6角形と5角形の繋がったもの)を持つ芳香族のアミノ酸で、

IAA(インドール酢酸)の他にNAD(H)の前駆体にも成り得るアミノ酸でもある。

解糖系という反応




続いてトリプトファンからIAAへの生合成だけど、

トリプトファンの側鎖の箇所のみ残し、アミノ酸の共通箇所を酢酸基(カルボシメチル基)に変えることで、


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インドール-3-酢酸 - Wikipedia


植物ホルモンのオーキシンになる。

※生合成の経路は講談社 新しい植物ホルモンの科学 第3版の11ページを参考にした


植物ホルモンとしてのオーキシンの作用は多岐にわたるため、

前駆体のトリプトファンによって植物がこうなるよと簡単に説明することはできない。


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