木偏に亶と書いて檀の記事でマユミという木について触れた。
マユミは弓を作る為の木材として重宝するらしく、漢字で書くと真弓と書く。
もう一つの書き方として檀があり、この漢字にはどんな思いが込められているのか?が気になった。
ただ、旁の亶(タンやセン)の意味とマユミの木の特性が合っていないように見える。
そこで、
檀に似た漢字で木も関連している仏壇の壇を知れば何かわかるかもしれないと思い調べてみることにした。
今回の話題で真先に頭に浮かぶのが仏壇の木材はマユミか?だろうけれども、マユミはしなやかな枝がたくさん生える木であるらしいので、平面が重なり合った仏壇で用いるとは思えない。
仏壇の木材を調べてみると、仏壇の材質 | 東京 浅草 仏壇・仏具専門店 滝田商店のページの一番上に黒檀(コクタン)という木が挙がっていた。
黒いマユミ?
黒檀について調べてみると、マユミではなく、カキノキ科の落葉高木であるらしい。
コクタンは唐木と呼ばれる昔から海外から輸入していた銘木に含まれている木材であるらしく、仏壇の他に楽器等にも利用されているそうだ。
コクタンといえば、剣道で使う木刀で最高級なものに黒檀があって、強い人が持っているイメージがある。
マユミに檀の漢字を当てたのは、弓を作る為の銘木という意味合いを持たせたかったからなのかな?と想像した。
旁の亶にはまことやほしいままという意味があるのでとても欲しい木(銘木)というイメージは近いものがある。
今回の話では、仏壇は海外の木を用いて作られているということになるけれども、それだと多くの需要に対応することが出来ない。
国産の木ということで見てみると、
ケヤキ(欅、槻)や
サクラ(桜、櫻)があるそうだ。