~前回のあらすじ~
私の記憶の中では真砂土は白かった。
だけどこの前行ったところは薄茶色だった。

で、白さはおそらく長石由来で、長石が風化することによって脆くなり、地下に埋没されて土全体で白さがなくなるのだろうと。
それを踏まえた上で今回
今まで挙がった情報を加味すると、真砂土から長石がはやくに消失する可能性が高く、もし、長石が肥料成分として働くならば、その成分がはやくになくなるということに繋がる。
でだ、土砂からいただいた大切なもののJA全農 肥料農薬部 施肥診断技術者ハンドブック 2003に記載されている内容を確認すると、正長石はK(カリ)の主要な供給源と記載されていた。
となると、真砂土真土を掘り起こしたばかりの時はカリは潤沢にあるけど、

ある程度栽培と耕起を繰り返したところでは、以前のようにカリの施肥を気にせず栽培することはできないと。
(正)長石の化学組成式を見ると、K(AlSi3O8)といったカリの他にアルミニウムとケイ素を持った鉱物で、これが風化することによって、Al(Si4O5)(OH)2となり、カリが溶脱した粘土鉱物に変わる。
これが記憶にある指でつまむとボロボロに崩れた白い鉱物であるならば、細かくなってどこかにいってしまったのだろうな。
いやいや、

ところどころ茶色になってる箇所がある。
これはどことなく鉄の酸化に見えなくもないので、長石以外の鉱物にある鉄が酸化したという話の方が大事だったりしそうだな。





