作業を減らしたければ、腐植を突っ込めでバークを投入したところの保水力が上がっていたという内容を記載した。
バーク自体が保水力を持つが、それと同じぐらい土表面の割れ目が減ったことも要因だと考えている。
割れ目が減ったということは、土同士が強くつながるということがなくなったことが理由なわけで、バークはつながりを弱くすることに一役買ったものだと思われる。
では、なぜバークを投入したことによって、土同士のつながりが弱くなったのか?
持論レベルではあるが、まとめてみる。
上の図は耕した後のふかふかの土のイメージの簡易図。
(〇は土の粒子)
状況としては上記の状態。
で、
土の粒子は互いに繋がり合うという特徴がある。
この土壌をしばらく放置していると、
粒子自体が互いに繋がりあって塊になる。
栽培にとって悪い環境であるほど、塊は硬い。
イメージとしてはこんな感じ。
で、ここで互いの土壌粒子が硬くつながればつながる程、塊の間に割れ目ができていることになる。
こんな感じですかね。
たとえば、ここに腐植を入れて耕してみる。
そうすると、
状況としてはこんな感じになるんですかね。
で、この土を放置すると、
当然、土同士はつながり合うが、中に腐植が入るため、土同士のつながりに障害ができたことになる。
塊が乾燥すると、塊が自然と細かくなり、ひび割れが発生しにくくなる。
当然、根の伸長もしやすくなる。
団粒構造ができるためには、土の鉱物が程よく風化していることが条件で、
この状態よりも、
こちらの状態の方が、空気に触れる表面積は当然広く、鉱物が酸化することで互いのつながりが弱くなる。
再び塊になるときも、
こんな大きな塊にはならないだろう。
そして、団粒構造へと続く