水稲でプロピオン酸は水田雑草の発芽を抑制するか?の記事で稲作の雑草管理で、雑草の発芽を抑制する可能性のある脱共役剤について触れた。
(水田という環境での)脱共役剤の例として挙げたのが、

短鎖脂肪酸の酪酸がある。
今回は脱共役(だつきょうやく)について押えておくことにする。
Wikipediaの脱共役剤のページを読んでみると、脱共役は
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生物の酸化的リン酸化において、電子伝達系およびATP合成反応のいずれをも阻害せずに両反応の共役を阻害
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※脱共役剤 - Wikipediaより引用
するという反応になり、この反応を誘引する化合物を脱共役剤になる。
上記の説明だと何を言っているかよくわからないので、整理すると酸化的リン酸化はデンプン等のカロリーのあるものからエネルギーを取り出して、各器官で使い勝手の良い電池のような形のATPを作る反応だと言える。
脱共役は上記反応のうち、デンプン等からエネルギーを取り出したのは良いが、その次の反応を止めてしまい、ATPは作られずにそのまま熱として発散するという反応になる。
これを発芽抑制に置き換えると、発芽しようと思ったが、エネルギーを無駄に使ってしまい発芽できなかったというイメージになる。

脱共役はイネの根でも起こり得る可能性があるので、脱共役剤に頼った雑草管理はあまり期待しない方が良さそうだ。



