橙色に色付いた木に緑色が結構残っているの記事で葉の脱色について触れた。
葉の脱色に関して葉緑素は分解されて、葉緑素の中心にあるマグネシウムは養分転流するというのをどこかで見たことがあるが、カロテノイドはどうなるのだろう?
それのヒントになるのが、
Jü - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
植物ホルモンのアブシジン酸(ABA)だろう。
アブシジン酸というのは休眠や成長抑制に関与する植物ホルモンになり、葉の脱色と直結する。
このアブシジン酸だけれども、
JaGa; Yikrazuul - self-made using BKChem and Inkscape, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
カロテノイドのビオラキサンチンを前駆体にして合成される。
アブシジン酸はどこでも合成される植物ホルモンであるので、脱色中の葉でアブシジン酸が合成されるのは十分有り得る。
ここで一つ思った事があるが、それは次の記事にすることにしよう。
-続く-