何度も書いているような内容だけれども、
上から常に水が流れてくる石の表面に草が生えている。
草は石表面に根付いたコケに根付いている。
いや、
根付いているというより、
コケ表面になんとかくっついているという表現の方が正しいだろうか?
コケの群生に根付く植物たちに記載通り、
コケの仮根は養分吸収ではなく、自身の体を支える為に機能していると言われている。
コケは水や養分を根からではなく、
葉自身で受け止め、体内に取り込んでいるとされる。
コケはリグニンを持たず、
陸上に進出した植物らの持つ強固な細胞壁を持たないからこそ出来る業だろう。
ここでふと思った。
コケの群生に根付く植物たちではコケに根付いた草の根から分泌される根酸によって石を溶かすのかな?
と記載したが、
コケに覆われた石表面は水に浸っている時間が長くなる。
長くなる故に石表面が若干溶け出し、
それをコケの葉が吸収する。
コケの群衆になんとかくっついている草の根が、
コケが石から溶かした養分をおこぼれ程度に頂く、
もしくは葉から強奪する。
こういう関係が成り立っているから、
石表面で生えた草は青々としていられるのかな?と