昨日、肥料関係で依頼があってJA兵庫六甲に行ってきた。
組合員の方の一人で何も育たなくて困っている畑があるということで行ってきた。
その畑というのが、
遠くからでもわかった。
土が白すぎる。
バンカーとしてソルガムを育ててもこの通り背丈が低い。
何かの知見を得られるかもしれないと速攻で地質図を開いてみたら、
約1億年前〜6500万年前に噴火したところの粘性の高い岩石の場所であった。
この年代といえば日本列島がまだアジア大陸の端であった頃のもので、ただでさえ粘性が高い上、年季の入った土であることは間違いない。
粘性の高い岩石、特に火山岩の方で、こういうところの岩石が風化したところの土では栽培しにくいだろうという仮設があったけれども、
今回のこの白すぎる土を見て、仮説が確信へと近づいていることを実感できる。
話を聞いていると、野菜に向いてなさすぎて米ばかりであるか、野菜の栽培にしても土作りがうまくいかないが故に追肥の文化になったのでは?と思えるような内容だった。
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