川を見ていた。
川に堆積している箇所におそらくイネ科のオギらしき草が群生していた。
オギは川に堆積した泥や川の水からケイ素(ケイ酸)やミネラルを吸収して大きくなっているのだろうなとふと思った。
※イネ科植物の泡状細胞珪酸体形状の多様性と記載用語の提案 植生史研究 第18巻 第1号(2010)
光合成の質を高める為に川からの恩恵を活用したいの記事で水田の用水路の整備によって川底の泥の巻き上げが発生しなくなり、川からの恩恵(金属系の養分の流入量)が減った可能性があるという内容を記載した。
オギが吸い上げたケイ素をそのまま田に持ってくる事ができれば、これから年々きつくなると言われる夏の猛暑対策になるのだろうなと。
NHKテレビテキスト やさいの時間 2011年1月号 p48
師が河川敷の刈草を頂いてはよく畑に入れていた。
周囲の方々は川の草なんて持ってきたら草のタネが入って草の管理が大変になると師に意見していたけれども、河川敷の刈草によって抜群によくなった土において、草の管理というのはそう大変ではなく、むしろ土が悪かった時の管理の方が遥かに大変だった。
川の刈草を入れるメリットがデメリットよりも遥かに大きかったのだろうな。
刈草を入れた畑では様々な現象を見ることが出来、最初に師のところに住み込みをしたのは非常に運が良かった。
でもこれは川の草と畑作の作物の生育環境が大きく異なっていたから、メリットの方が大きく見えたけれども、川の草と稲作では、同じイネ科なので畑作のような恩恵を得るのはおそらく難しいだろうなと。
オギの穂が結実する前に刈り取って、ミネラルは減るがどこか堆肥舎で熟させ、
秋のレンゲ栽培の時の堆肥として利用する。
そんな流れができれば、様々な問題が解決するのだろうなと。
開花させることが前提のレンゲを栽培する時に注意すべきこと再び