前回のマテバシイとスダジイの堅果の付き方の記事でマテバシイの雌花の展開と結実は無駄が多いように見えるという内容を記載した。
マテバシイの比較として、スダジイの堅果の形成がわかる写真を載せたのは、
上の系統図に基づくもので、近縁というには無理があるけれども、比較的近縁種だと捉えたから。
であれば、次に見るべきはクリ属の木で、
クリはトゲの多い殻(総苞と呼ぶらしい)に複数の堅果が含まれている。
2ヶ月前に雌花を撮影したけれども、マテバシイと比較して、雌花の数は少なく無駄のない開花のように見える。
クリは開花して2ヶ月で堅果を形成しているように見えるけれども、実際のところは1年2ヶ月かかっていたりするのだろうか?
クヌギやアベマキのような大きなドングリの形成が2年かかっていたはずなので、クリの堅果の形成が1年であれば相当はやく感じる。