肥料焼け肥料当たりとは何ですか?という話題が挙がった。


肥料焼けというのは、


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効きの強い肥料(上の写真であれば熟成度合いの低い鶏糞)が直接葉や根に当たった時に溶ける事を指す。


何故肥料焼けが起こるのか?を考える前に、アンモニアの毒性について触れておくことにしよう。




アンモニアは濃度によるが劇物扱いされている試薬になっていて毒性も高い。

土壌中で発生するガス当たりの話題でもアンモニアが挙がる事が多い。


人体において、皮膚にアンモニアが触れると化学火傷という症状に陥るわけで、おそらくだけれども作物の葉に触れたときも化学火傷の症状に陥っているのだろう。


であれば、アンモニア態窒素を好む作物は何故根から直接アンモニウムイオンを吸収しても大丈夫なの?という疑問が生じるが、ここには色々と考えられる事があるのだろう。


とりあえず化学火傷について触れていくことにしよう。




アンモニアは弱塩基(アルカリ性:pHが少し高め)の化合物になる。

アルカリ性の化学火傷の症状は主に

吸水作用:細胞内脱水となる

鹸化作用:脂肪変性起こし、反応熱を生じる

Alkaline proteinate形成:蛋白と反応しalkaline proteinateを形成。可溶性OH-イオンを含み深部組織に反応が拡大し深部組織に達する

Chemical Burn - 帝京大学 医学部医療技術学部

であるそうだ。


脂肪変性あたりが葉表面が溶ける現象に直結しているはず。


ただ、上記の内容だけれども、アルカリの化合物が水酸化ナトリウムといった強塩基を指していて、アンモニアのような弱塩基ではない。


アンモニアには更に見るべき内容があるはずだ。




アンモニアの大きな特徴の一つとして、浸透性の高さと揮発性の高さがあるそうだ。

アンモニア - 大学病院医療情報ネットワークセンター(UMINセンター)


アンモニアが弱塩基であったとしても、深層まで浸透されてしまっては組織へのダメージは相当のものになる。


熟成度合いが低い鶏糞で肥料焼けがあるのは、アンモニアに因るものが大きいだろう。

この内容を踏まえた上で、次に酸による化学火傷について見ていきたいが、それも長くなりそうなので次回以降に触れることにする。