
ファゴミンの構造と作用までの記事でタデ科のソバのアレロパシーのファゴミンについて見てきた。
ソバ属植物のアレロパシーとソバを利用した植生管理 | 研究成果詳細 | アグリサーチャーに拠ると、ソバでは他にもいくつかのアレロパシー物質の報告があり、ピペリジンアルカロイドという用語の記載がある。
前回触れたファゴミンもピペリジンアルカロイドの一種であり、この分類の理解を深める為に他のピペリジンアルカロイドについても見ていくことにする。

ソバのアレロパシーにピペリディン-4-オン(piperidine-4-one)または4-ピペリドン(4-Piperidone)と呼ばれる化合物がある。
ピペリディン-4-オンもピペリジンアルカロイドとして扱われる。
ピペリディン-4-オンがピペリジンアルカロイドを理解する上でシンプルな構造をしているので、この化合物を参考にして話を進める。
先にアルカロイドだけれども、アルカロイドは主に植物が合成する窒素(N)を含む化合物を指す。
アルカロイドの多くが塩基性(アルカリ性)を示す。
塩基性に関しては、前回の記事で触れた

窒素(N)の箇所でH+を引き付ける、つまりは溶液中のH+が減るのでpHが上がると見て良いだろう。
ピペリジンというのは、窒素を1つ含む飽和6員環構造をピペリジン環と呼び、この環を持つ化合物がピペリジンアルカロイドとして扱われる。
ピペリジンアルカロイドとは何か?がわかってきたので、ピペリディン-4-オンの作用を見ていくことにする。



