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自家製バイオ炭に含まれている可能性があるタールについてで低温で炭化した時に生成されて残留するタールについて調べ、


Phenanthrene-numbering


このような構造であることがわかった。

※上の化合物はフェナントレンと呼ばれる化合物


今回はこの毒性について触れることにする。




前回の内容でタールを多環芳香族炭化水素(Polycyclic Aromatic Hydrocarbons:PAHs)と記載した。

PAHsをキーワードとして検索をしてみたところ、Compartmentalization and metabolic reprogramming in alfalfa roots under phenanthrene-pyrene coexposure: Mechanistic links to oxidative stress and photosynthetic impairment - ScienceDirectの報告にたどり着いた。


概要のみになるが、アルファルファという牧草でPAHsを与えたら活性酸素(ROS)の産生が増大し光合成に影響を与えた。

フラボノイド等の抗酸化作用を持つ化合物にも影響を与え代謝調整に乱れが生じたという内容になる。

※上記の論文では話は更に進むが、それは今回の内容とは関係ないのでここまでにしておく


PAHsは構造上、細胞膜を容易に通過できるはずで、根圏にあった場合は根に容易に浸透すると考えられる。

上記の話では光合成に関して触れているが、根でも活性酸素が発生する可能性はあり、過剰に産生された活性酸素は壊死に繋がる。


タールが含まれていないようなバイオ炭を使うのはもちろんのことだけれども、除去されずに残っているタールの影響を考えると発根促進は意識しておきたいところ。

となるとバイオ炭を使う時は、粘土鉱物 + 植物性堆肥で物理性の向上を行った上で、プラスアフファで長期的に保水性を高める資材としてバイオ炭の利用といったところになるのかな。

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