硫酸抱合の記事で硫酸塩の肥料を施肥後に残留する硫酸根を土壌の微生物が利用できるのか?という観点で、硫酸抱合について見てきた。

今回は硫酸抱合とは別の話題になるが、土壌中の微生物の硫黄の利用について見ていくことにする。


早速検索をしてみたら、Nature ハイライト:硫黄を含む生体分子の生合成 | Nature | Nature Portfolioにたどり着いた。

上記のページではグラム陽性放線菌が合成する2個の硫黄を含む化合物の記載があった。


そのうちの一つが、


Mycothiol_structure


マイコチオールという化合物になる。

マイコチオールは


L-Cystein_-_L-Cysteine0


アミノ基がアセチル化されたシステイン、


Glucosamine_Structural_Formulae_V


グルコサミンと

グルコサミン - Wikipedia


Myo-inositol_numbering


イノシトールから構成される化合物になるそうだ。

イノシトール - Wikipedia

マイコチオール - Wikipedia


ここで一つ疑問になるのが、放線菌は含硫アミノ酸であるシステインを自力で合成できるのか?になる。

もし自力で合成できないとなると、放線菌に対してシステインを含むタンパクやアミノ酸を与える必要があり、土壌の微生物による硫酸根の消費の話題には繋がらないので重要なところ。