NPKを見るときは、どんな形の窒素かを想像するで硫安と他の安肥料についての違いを見た。


具体的な違いは、

アンモニウムイオンについている根(こん:陰イオン)が何かによって、

肥料の効き方、特に目的達成後の効き方が変わってくるということを記載した。

(ここでいう目的は窒素を作物に与えること)


この話はアンモニア以外でも、

石灰(カルシウム)でも言え、

硫酸石灰、硝酸石灰や炭酸石灰でも施肥の効果が変わってくる。

石灰だからといってpHを調整できるわけではない


炭酸〇〇とついたものは、

施肥後にpHの調整、もっと言えば緩衝性を得れるわけで、

出来れば石灰を使うなら炭酸石灰を使っていきたいが、

炭酸石灰はく溶性で追肥後すぐに効かせたい場合には都合が悪い。

く溶性の使いどころ


そう!


〇〇石灰の〇〇の箇所は、

肥料の効きの速さを表す指標として使え、

硫酸〇〇、硝酸〇〇、クエン酸〇〇と記載されているのは効きが速い傾向があり、

炭酸〇〇、リン酸〇〇と記載されているのは効きが遅い傾向がある。

(あくまで傾向、重炭酸カリウムは効きが速い)


硫酸〇〇、硝酸〇〇は障害も多いので、

効きの速さにはそれなりの代償もある。

あそこの水田から変な臭いがするよ


土作りには炭酸塩、

追肥には硝酸塩と風に意識していれば、

クールな追肥ができるかもしれない。