シイタケの天日干しをしていた。
シイタケを天日干しすると風味や栄養価が上がるらしい。
他の食材も天日干しをすると風味や栄養価が上がるものがある。
こんな生育した環境から切り離された状態でも、健気にいずれ使うであろう成分を合成して蓄えているのか?
なんて思ったので調べてみた。
風味が上がる要因の大半が、干すことによって水分が減り、養分が濃縮されるかららしいが、それ以外にビタミン量の絶対量が増えるという反応があるらしい。
紫外線照射条件の違いによるキノコのビタミンD2生成量の比較および保存中における変化 紫外線照射によるキノコ類の効果的利用 (第5報)
ふむふむなるほど。
天日干しすることによって、ビタミンDの絶対量が増えるらしい。
そういや、ビタミンDといえば、人体でも日光を浴びることによって増えるビタミンとしてよく聞くけど、日光を浴びると合成が始まるの?と前々から疑問に思っていた。
というわけで、せっかくの機会だしビタミンDについて見てみると、コレカルシフェロール(ビタミンDの一種)は、皮膚で7-デヒドロコレステロールから光化学的に生成される。
と記載されていた。
ここら辺は全然得意ではないから良くわからないけど、つまりは体内に蓄積しておいたコレステロールの一種に光のような強いエネルギーをもった波(特に紫外線)が体内を通過することによって、コレステロールがビタミンDに変化するという解釈で大きく外れてはいないと思う。
つまりは、
この時点でせっせとビタミンDの材料になるコレステロールを合成しておかなければ、
天日干しをしても栄養価の増加は期待できないってこと?