大阪市立自然史博物館でグリーンタフが展示されていた。
グリーンタフって土壌改良材として頻繁に耳にするけど、
どのような特徴があるの?
ということで調べてみた。
グリーンタフといえば、
凝灰岩(火山灰が堆積したもの)で火砕岩も含むものである。
株式会社誠文堂新光社 / 年代で見る 日本の地質と地形にグリーンタフで有名な大谷石が紹介されていたので説明文を読むと
淡い緑色を帯びた多孔質の流紋岩質軽石凝灰岩である。
と記載されている。
軽石というのは多孔質の軽い石で、
(株式会社誠文堂新光社 日本の石ころ標本箱 201ページの図を参考にして作成)
流紋岩質な火砕石なので二酸化ケイ素が多め。
シラスに近い土質に近づける土壌改良材とみて良さそうだ。
多孔質だから微生物が増殖しやすい環境になるのだろうけど、
土壌に投入して有効な成分となり得るのだろうか?
重粘土質の畑で土を軽くするために有効な資材という立ち位置になるのだろうか?
重粘土の畑では粗大有機物が絶大な効果を発揮して、
多孔質な資材は炭とかもあるので、
グリーンタフがどれだけ採掘しやすいか?というところなのかな。
追記(2017年7月12日)
別の本ではグリーンタフを緑色凝灰岩と記載していた。
緑色凝灰岩は緑泥石を主成分としており、時々岩の中に金属鉱床ができていると記載されていた。
グリーンタフの効果は二酸化ケイ素の含有量によってどのような効果になるか決まりそうだ。
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