表題の通り、無肥料栽培の野菜は体に悪いのではないか?と思った。
なぜそう思ったか?の前にアルミニウムの毒性について書いてみる。
昔、アルミニウムの調理器具で調理をすると、
アルミニウムが食材に移って、その食材から出来た料理を食べるとアルミニウムを必要以上に摂取してしまう
という話題があった。
実際にはアルミニウムが溶け出すかはわからないけど、
体内に必要以上にあると、
アルミニウムの他物質との強く結合してしまう特徴が、
人体にとって大事な成分をアルミニウムがとってしまい無効化する。
これが脳で起こることによってアルツハイマーになるなんて話もあった。
これも実際にどうだかわからないけど、
何にでも結合してしまって、大事な物質が無効化、もしくは有害かするのは怖いこと。
土壌にはアルミニウムがたくさんある。
厳密にいうとアルミニウムが含まれた物質がたくさんあるだけど、
何かをきっかけにアルミニウムが溶出することがある。
溶出によって、
アルミニウムで根の伸長が阻害され、
アルミニウムに強いスギナ等の植物が繁茂する。
スギナは中毒になるから食べちゃいけないよと言われることも多いでしょう。
アジサイは色を鮮やさは土壌のアルミニウムが関わっていると言われている。
植物はアルミニウムを根から吸収してしまうのだろうな。
土壌のアルミニウムが植物性有機物とつながって腐植となるという話を記載した。
腐植が形成されることによって土の緩衝性が増し、
様々な酸性にする液から土壌鉱物の鉱物を守るような形で結合している。
無肥料栽培、その名の通り肥料を与えないで栽培する農法だ。
無肥料栽培と名乗るからには堆肥も入れないのだろう?
これは当たり前の話だけど、
栽培して収穫すると土の中の養分は持ち出される。
持ち出された養分を肥料という形で補う。
栽培の途中で土は酸性に傾く。
それを石灰肥料等の生理的塩基性肥料で調整する。
生理的塩基性肥料にはもちろん卵の殻や貝殻から出来た有機石灰も含む。
これらの成分は土壌の緩衝性として大きく役立っている。
つまりは肥料を入れないと、
年々、土壌からのアルミニウムの溶出量が増えていく
ということが考えられる。
鉱物由来の肥料の持ち込みも出来ないので、
土壌由来のミネラルも年々少なくなっていく。
ミネラルが少なければ体が弱くなって苦くなる。
無肥料で育った野菜なんて美味しくもないし、
体にも良くないと安易に想像できる。
この手の話をするとこういうことを言い出す人がいる。
山の落葉や川の刈草等や食品のカスを入れて土作りをしているという。
落葉は堆肥に含まれないのかい?
昔の人たちは落葉を堆肥って呼んでたはずだよ?
現に落葉堆肥って言葉があるし…
市販されている有機物肥料の大半が食品残渣だよ?
もし、これらの肥料を入れているのであれば、
無肥料栽培ではなく化学合成肥料無使用栽培にすれば良いけど、
そもそも化学合成肥料なんて調べればすぐにわかるけど殆ど無いよ。
慣行農法でも化学合成肥料はそんなに使わないから、
それだけでも相当損をしているし、
本当に無肥料栽培しているのであれば、
養分不足かアルミニウム中毒で背丈が相当低いものになっているから、
そんなものを食べたら確実に体に悪いだろう。
売り文句やポリシーかも知れないけど、
無肥料栽培と名乗って優位に働くことなんて何もない。