硬水と軟水というものがある。
水に硬さなんてあるの?って話になるけど、
水に物理的な硬さはない。
おそらく…
硬水というのは、水のカルシウムやマグネシウムと言ったミネラルの含有量が多いものを指し、
軟水というのは硬水とは逆でミネラル含量が少ないものを指す。
人はミネラルを取り過ぎると腹を下すので、
硬水過ぎるものを飲むことができない。
日本の水の大半は飲水できるので、硬水ではないということになる。
でもこの話、
栽培にとってはミネラルが多い硬水の方が有り難くね?
ってことにならない?
水の中のミネラルの含有量は、
土壌中にあるミネラルを含む鉱物が、
降水によって溶け、それが地下水に流れ込む。
その地下水はゆくゆくは川の水としてしみ出す。
となると、
地域の水の硬度が山の鉱物の成分によって決まるということになり、
近くの山に石灰岩がたくさんあれば、
その山のふもとに流れる川はカルシウム濃度が高いということになる。
となると、
ふもとの畑では、カルシウムの施肥量を減らさないと大変なことになるということだ。