ここ数日、連作障害について記載した。
記載した内容は養分のバランスの崩れか特定の土壌微生物が増えることによるもの
あとは作物自身が放出する他の草を攻撃するための物質に自身もあたるということを見ることにする。
この話をみる前に多感作用(アレロパシー)について触れておく。
多感作用でWikipediaにある内容を引用してみると、ある植物が他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり、あるいは引き寄せたりする効果の総称
一例としては、緑肥で草抑えとして採用されることが多い、
ヘアリーベッチがある。
ヘアリーベッチはアレロパシーとしてシアナミドを放出して、周囲の草の生育を妨げるらしい。
シアナミドと言えば、石灰窒素という肥料でもあり農薬でもある資材から発生するもので周囲の草やセンチュウに対して攻撃的な作用を示す。
このような感じのアレロケミカルだけど、分解されずに土壌に蓄積すると自身の生育にも影響が出てくる。
(おそらくシアナミドは深刻な濃度になる前に分解されるはず)
今回の様な話も連作障害として話題に挙がることが多い。
作物で言うと、コムギやソバなどがある。