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カテゴリー : 市場

 

栽培でいう国内資源の活用とは何を指す?

最近、ちらほらと見かけるようになった国内の資源を有効活用した有機栽培の面積を増やすという意見がある。これは経済の専門家辺りが言っているようなイメージがあるけれども、国内資源というのは何を指しているだろうか?といつも思う。この手の話題が挙がる時、工業的な過程で製造された人工肥料の代替を指すことが多い。尿素の代替として鶏糞を使用する際の注意点代替で真っ先に浮かぶのが、米ぬか、油かす、ふすま、魚粉や貝殻石灰辺りの食品残渣だろうか?まさか家畜糞ではない...

 

稲作の大規模化に向けた土壌の物理性の向上の技法の確立は急務

時々、田を集約して稲作を効率的に管理して、収入をアップさせた方の紹介を見かける。集約させた田の面積は10ha以上で、稲作であれば機械化が進んでいるので十分こなせるそうだ。稲作のポテンシャルと飼料米概算だけれども栽培面積が20haで、労働日数が150日程度で年収800万円付近の収入になるそうだ。この手の記事を読んで気になることがある。稲作は地力で穫ると言われるが、おそらく地力の向上に向ける余力はないのではないか?と。地力の向上は冬期のほ場管理で決まるのは間違いな...

 

古米になると栄養価はどうなるのか?

新米が店頭に並ぶ季節になってきた。新米と古米は何が違うの?栄養価に変化はあるの?という話題が挙がったので調べてみることにした。はじめにWikipediaの内容を見てみることにする。/************************************/古米には、新米に比べ次のような違いがある。米飯が、硬く、粘りが少ない。米飯の光沢や白度が低い。古米臭がする。水分が抜けているため、炊いた時新米より2、3割膨れる。/********...

 

台風対策とESG

農業のとある生産法人の発信が目に付いた。その発信というのが台風に負けないというものであった。台風の上陸時の防風で栽培中の野菜をダメにしないように務めるということだろうか?この発信を見て、根性論的な方針を打ち出すことに不安を覚えた。台風に負けないというのは、生育面で見ればおそらく、発根を促進して、暴風で株が折れないようにすることと、大雨後に畝に水が残り続けないように速やかに排水して、根腐れを防止することの二点が主になるはずだ。※台風一過後...

 

夏の風物詩の枝豆の続き

夏の風物詩の枝豆の記事で枝豆(未熟なダイズ)はダイズと比較して、カリウムやカロテノイドが多いという内容を記載した。これらの成分はおそらく、これから登熟するダイズの実に養分を転流する為に必要なのだろう。養分転流を行うには、実自身で光合成を行う必要がありそうで、その為のカロテノイドと、実自身の浸透圧を高める為にカリウムといったところか。植物体内でのシンクとソース熟したダイズでカリウムが減るのは、実の脱水時にカリウムが他の箇所に転流するからだろう。この内容が頭に浮かんだ時に...

 

夏の風物詩の枝豆

枝豆を食べた。枝豆といえば、ダイズを早期に収穫したものを茹でて食べるものだ。ダイズ自体が主要作物で栄養価が高く、枝豆も当然栄養価が高い。枝豆は夏の風物詩クラスの食べ物というイメージがあり、夏バテにもきっと有効に違いないということで栄養について調べてみたら、/********************************************/植物性タンパク質や脂質、ビタミンE、食物繊維、カルシウム、鉄分に富むことに加え、ビタミンB1・B2は野菜の中では特に多く、大豆に...

 

飼料用トウモロコシの栽培の話題で思うこと

就農7年目あたりの飼料用トウモロコシの栽培に奮闘している方の話を読んだ。昨今の社会情勢になるであろうと時勢を読んでいて素晴らしい方だと思った反面、危うさも感じた。危うさと表現したが、栽培の将来についての心配事で、事業自体の将来性の話ではない。栽培の将来というのは何かというと、肥料に関わってから様々な方から相談を受けたことに一つに新しい栽培法をはじめてから10年ぐらいのところで謎の要因で年々栽培しにくくなっていく問題で、昨今のメディアは若手農家を取り上げるからか、栽培歴10年未...

 

昨今の肥料不足に関して改善する余地は大きい

昨今の社会情勢から深刻な肥料と飼料不足が深刻化し、来年は作物や畜産物の購入が困難になるという話題をちらほらと見かける。カリ肥料の代替を探すこれに合わせて、減肥や有機質肥料への移行推進の話題も頻繁に挙がってきた。稲作のポテンシャルと飼料米上記の内容を踏まえて、今後の日本の農業は深刻であるのか?を考えて諸々を整理すると、改善の余地が大量にあることに気が付く。というわけで今回は改善の余地を挙げてみることにする。一番最初に挙げるべきことは、土の劣化に対...

 

有機質肥料と飼料は似ている

昨今の社会情勢からか、肥料と飼料の高騰の話題を頻繁に見かけるようになった。飼料不足の方が肥料の方に影響を与える可能性が多いので、飼料についての理解を深めておく必要があると感じた。なぜそう感じるか?というと、栽培と畜産の間にある糞詰り問題の記事に記載したような内容に触れていた頃、同級生の養鶏を営む方から飼料を見せてもらい、飼料と有機質肥料がとてもよく似ていることを知った。※油かす等似ているが故に良質な肥料や飼料の製造方法は似ているし、課題も似ている。...

 

飼料米の品種選定は何を意識する?

ゴールデンライスにはどんな遺伝子を導入したのだろう?までの記事で飼料米についてを見てきた。飼料米についてを調べていて、気になってきたのが米の品種で、負担食べている品種は確か食味の向上の為に低タンパク、高デンプンの品種を用いていたはず。この特徴により、収量が減っているかもしれず、畜産で用いるには贅沢過ぎるような気がしている。というわけで、早速飼料米の品種について検索をしてみたら、農林水産省のサイトの多収品種に取り組むに当たって-多収品種の栽培マニュアル-:農林水産省にたどり着いた。...

 

第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライス

稲作のポテンシャルと飼料米の記事で、飼料米についてを見た。日本の畜産の現在において主の飼料は海外のトウモロコシやコムギらしいが、トウモロコシから飼料米に転換したら何を意識すべきか?という視点で見てみた。研究所が公開している資料によると、個人的に一番の大きな違いに見えたのは色素であるカロテノイドだった。飼料米を主にした時に、カロテノイドを補完するとしたら、カボチャやパプリカで、後者のパプリカを用いるとすれば、海外依存度合いが高いらしく、飼...

 

稲作のポテンシャルと飼料米

連日の猛暑の中、稲作はとてつもない可能性を秘めているなと感じる事が多い。抽水植物という水草に分類されているイネが栽培化されたことで、水資源を豊富に活用できるようになった。水生植物であるイネの根腐れについて考える田に水を入れることで、上流にあるミネラルや粘土鉱物を田に入れることで低肥料栽培になりつつ、水の蒸散により、周囲と自身の熱を逃がすことができ猛暑に強い。光合成の質を高める為に川からの恩恵を活用したい猛暑日が多い中で中干しの意義を再検討する田に水を張...

 

カリ肥料の代替を探す

社会情勢により肥料不足が深刻化しているという報道を頻繁に見かけるようになった。先日の報道で、カリ肥料の入手が困難になり、カリを多く必要とするダイコンやニンジンといった根菜類を主に栽培している方への影響が大きいという内容があった。※カリ=カリウム(K) 根肥として扱われるその時に挙がっていた肥料というのが、塩化カリだった。塩化カリといえば、強酸と強塩基で構成された塩で、比較的即効性で施肥後に土壌のpHに影響を与えないカリ肥料として重宝されているが、陰イオンの方の...

 

稲作に秘められた大きな可能性

稲作に関して挙がった話題があるので投稿しておく。稲作は昔から野菜の栽培と比較して、少ない肥料で栽培できると言われている。野菜と比較して、肥料の重量の桁数が1桁違う程で、現在観測中の物理性の改善を行っているところでは、更に肥料の施肥量を減らしている。なぜこんなにも肥料が少なくて良いのか?の今のところわかっている事が、川の資源(微量要素や土壌改良としての粘土)を有効活用しやすいこと田に水を張る + 鉄粉で田の土が自然に窒素固定を行い始めるこ...

 

コトブキ園さんから長壽焼ぷりんを頂きました

神奈川県相模原市で養鶏を営まれているコトブキ園さんから長壽焼きぷりんを頂きました。長壽卵の焼ぷりん | コトブキ園 神奈川県相模原市の養鶏場コトブキ園さんのブランドの長壽卵を全卵使用した濃厚な仕上がりとなっており、美味しかったです。長壽卵 | コトブキ園 神奈川県相模原市の養鶏場関連記事コトブキ園さんから恵壽卵を頂きました

 

マルチ栽培は今後どうなるのだろうか?

マルチ栽培は土の資源を過剰に使ってしまうまでの記事で、マルチ栽培は環境負荷が大きく、土壌への負荷も大きいという内容を記載した。環境への負荷の面で、マルチの使用に対する風当たりが強くなる可能性が高いので、色々と警戒をしておいた方が良いだろう。この手の話をすると、野菜を購入する方々がそんな事を気にするか?と言われるけれども、世論というものは影響力の大きな極少数によって大幅に変わる事があり得る。土壌への負荷が大きければ、肥料の無駄遣いや農薬の消費量が増えるわけで、影響力が非常に高い投資...

 

マルチ栽培とESG

海洋のマイクロプラスチックの環境問題をよく見かける。町での生活で使用されたプラスチックが断片化しつつ、川から海に流れ、海洋でゴミが蓄積しているという問題だ。海洋に流れ着いたゴミを、海の生物が食べてしまう事で様々な問題が引き起こされると考えられている。マイクロプラスチック - Wikipediaこの話題を見た時に真先に頭に浮かぶのが、マルチというビニール資材で土を覆って栽培する手法だ。栽培後にビニールを回収するので問題ないのでは?と思うかもしれないが、...

 

ホウレンソウの根元の赤色は何だ?

ホウレンソウを買ってきてと頼まれたので、近所の店に買いに行った。野菜を購入する際は比較的鮮度の良さそうなものを購入したいのが人の性というもの。店頭に並んでいるホウレンソウを見比べて、気になった事がある。ホウレンソウの根元は赤色だけれども、この赤色って何だろう?この赤色が鮮やかであれば品質が良いと判断できないだろうか?というわけで早速検索をしてみたところ、下記のページに辿り着いた。ほうれん草の根元の赤い部分を捨てていませんか?|みなとの野菜大辞典...

 

コーラという飲み物のコーラは何?

先日、某漫画雑誌でSF漫画が終了した。主人公たちが追っていた謎の正体で賛否両論あったけれども、仲間になる時にずっと一緒にいた主人公の口癖を発したのは良かった。この漫画が面白くて、某漫画雑誌の定期購読を決めたぐらいだ。そんな名作だけれども、読み返していると、キーマンが仲間になる時にコーラを渡すシーンがある。彼はなんとも美味そうにコーラを飲むシーンが印象的だ。コーラ、特にコカ・コーラという名称を見聞きすると、学生の頃の作物学の講義でコーラがあったな...

 

リン酸肥料を求めて海へ向かうその前に

昨今の社会情勢から日本の食糧事情が如何に脆弱かを痛感するの記事で、最近の社会情勢から肥料の三大要素であるカリの供給状況が危ういという内容を記載した。ただし、火山の国且つ島国である日本では山と水の資源をうまく活用すれば、鉱物系の要素の供給はなんとかなるのでは?という内容も合わせて記載した。次に気にすべき内容はリン酸だろう。ただ、リン酸は土壌中に埋蔵している有機態リン酸量が不明で、作物のリン酸の吸収効率を高めれば、実は必須ではないのでは?と考えられている要素であるため、もしかしたら気...

 

昨今の社会情勢から日本の食糧事情が如何に脆弱かを痛感する

SNSを眺めていたら、農学博士の方が昨今の社会情勢により塩化カリの入手が困難になるかもしれないと投稿していた。尿素と塩化カリウムの肥料のとしての使いどころ農林水産省の平成21年の発表によると、/**************************************************/塩化加里はカナダ、ロシア、ベラルーシ等の4か国で世界の7割以上を産出/**************************************************/肥料...

 

今年最大の出来事は物理性の改善 + レンゲ + 中干しなしの稲作によるインパクトを感じたこと

植物系の方の今年一年の振り返りをしてみたい。今年最大のトピックといえばなんと言っても、大阪府高槻市の清水っ粉の製造と普及に取り組んでいる方が私の仮説を信じて行った物理性の改善 + レンゲ + 中干しなしの稲作のインパクトだった。中干しをしないことが稲作の利益率を高める確信を得た用水路が整備された田で中干しを行うことが慣習であった稲作において、昨年の栽培で中干しは不要だと当たりを付けての挑戦は予想を遥かに超える成果へと繋がった。中干しを行わないという選択...

 

農薬や化学肥料を使用して栽培すると野菜が育たない環境になるという意見に対して4

農薬や化学肥料を使用して栽培すると野菜が育たない環境になるという意見に対して3の記事の続き。繰り返しの話になるけれども、野菜が育たなくなった環境というのは、農薬と化学肥料を使用した畑ではなく、大半は家畜糞、特に牛糞を毎作入れていた所だった。牛糞で土作りをした時の弊害をまとめてみるとの記事でも記載した内容になるが、食事に例えて、強い毒と弱毒の食物があった場合、強い毒は食べたらすぐにやばいとわかり摂取を止めるが、弱毒の場合は普段の食事では気が付かずに摂取を続け、知らぬ内に蓄積する...

 

農薬や化学肥料を使用して栽培すると野菜が育たない環境になるという意見に対して2

農薬や化学肥料を使用して栽培すると野菜が育たない環境になるという意見に対しての記事の続き。農薬や化学肥料を使用して栽培をすると、微生物がいなくなり草が育たなくなる。だから少し高くても有機栽培の野菜を買おうという内容の土から微生物がいなくなりの箇所だけれども、一つ言えることは草が生える事が出来る以上、その草に関連する微生物は必ずいるということ。ただ、その草に集まる微生物が作物にとって有益であるか?は謎ということだろうか。根の周辺には細菌が集まる傾向があり、周辺の環境の物理性が宜...

 

農薬や化学肥料を使用して栽培すると野菜が育たない環境になるという意見に対して

先日、ネットで農薬や化学肥料を使用して栽培をすると、微生物がいなくなり草が育たなくなる。だから少し高くても有機栽培の野菜を買おうという内容を見かけた。この意見に対して、たくさんの反対意見が殺到して炎上していた。農薬と化学肥料のみの栽培を続けているところでも草が生えなくなったという畑は実際にはほとんどないし、化学肥料を使わなくなったら収量が大幅に減少して、餓死する人が増えるはず。これはハーバー・ボッシュ法と緑の革命の記事で書いた緑の革命を見ればすぐにわかる。ただ、冒頭の話は...

 

コオロギせんべいを食べてみた

大豆肉の普及には稲作の活用が重要であるはずだの記事までで大豆肉についてを記載している時に、コオロギせんべいというものを思い出した。日本ではコオロギせんべいは無印良品で購入できるので、購入して食してみた。コオロギせんべい 55g | せんべい 通販 | 無印良品味はえびせんを食べているような味と食感だった。何故大豆肉の時にコオロギせんべいが頭に浮かんだのか?というと、以前、コオロギは環境負荷が非常に少ないタンパク源となり得るという事を読んだことに因る。無印商...

 

東南アジアの稲作事情を聞いた

先日、テレビのニュースで田から排出される温室効果ガスの量が多く、温室効果ガスの発生を抑える技術が急務という旨の内容が報じられていた。ここでいう温室効果ガスはメタンのことで、田に未熟な有機物がある状態で水を張り、嫌気の状態が続く事によって、メタン生成菌により有機物からメタンが生成される。中干しをしないことが稲作の利益率を高める確信を得たの記事で田の物理性を改善することにより、メタンの生成と埋没炭素量や燃料の使用量を天秤にかけて温室効果ガスの固定量が多いのではないか?という予想が...

 

大豆肉の普及には稲作の活用が重要であるはずだ

前回の大豆肉に注目しているの記事で、記事名通り大豆肉に注目している。注目の理由は上記のリンク先の記事で挙げたのでこの場で再び触れることはしないことにする。日本でダイズの栽培といえば、稲作からの転作が有名なのだけれども、懸念事項がいくつかあるのも有名だ。それは、田では水持ちが重要されているが、ダイズでは土壌に酸素が入るような物理性が必要となる。※物理性≒団粒構造の形成により土のガス交換が活発になる物理性や排水性を向上させると田に戻せなくなるという心配が生じる。 ...

 

大豆肉に注目している

大豆肉に注目している。元コンサルの方がSNSでこれからの時代は環境を唱うビジネスが儲かるという内容を見て、その一つとして大豆肉を挙げていたことが注目の発端となっている。「動物の肉を食べるなんて……ドン引きです」と言われる日がくるかも。 | Books&Apps等何故大豆肉が環境に貢献できるか?というと、肉牛の飼育が、思った以上に環境負荷の大きい産業になっていることに起因するらしい。例えば、・牛肉一人分を生産するのに、10倍の穀物、つまりは10人分の穀物...

 

高槻米の米粉「清水っ粉」からできた米粉めんを頂いた

昨年同様、高槻の原の生協で物理性の改善 + レンゲ栽培 + 中干し無しの稲作の検討会を行いまして、その際に、高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の観測の報告会を行いました大阪産(もん)に認定されている高槻「清水っ粉」でできた米粉めんを頂いた。大阪産(もん)名品の会高槻清水地域産ブランド米粉 「清水っ粉」試食した感想は、うどんのような歯ごたえが有りつつ、そうめんのような滑らかな舌触りで、米のような甘みがほんのり残っていて、新たな麺料理とい...

 

田からはじめる総合的病害虫管理

今年の稲作の観測で学んだのが、中干しをしない田ではたくさんのカエルが誕生するということ。これからの栽培において、IPM(総合的病害虫管理)の観点において、たくさんのカエルが誕生するということは重要な一手となる。総合的病害虫管理 - Wikipedia何故なら、作物に加害する昆虫は世代交代がはやく耐性を持ちやすいという特徴と、集落の感と経験で栽培している人らが何も考えずに同じ農薬を使用するという状況から、殺虫剤がすぐに効かなくなるという現状において、カエルの誕生は殺虫剤以上の効果を...

 

窒素肥料6割減の小麦の品種改良の話題から

先日、テレビのニュースで窒素肥料6割減でも多収の小麦の品種改良の話題があった。詳細は下記のプレスリリースに記載されている。世界初!少ない窒素肥料で高い生産性を示すコムギの開発に成功―窒素汚染防止と食料増産をアンモニウムの活用で両立― | 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS着目しているのは、無機の窒素肥料を施肥した時に発生する生物的硝化作用を抑制(BNI)することで、小麦にBNI能を付与している。生物性硝化作用というのは、土壌中の微生物の働きにより、...

 

人手が足りないところは何処か?

栽培で何をしたら良いか?と聞かれ、空いている期間が少しでもあれば、堆肥を入れて緑肥を育てるべきだと伝える。堆肥では牛糞等の家畜の施肥は基本無しだが、露地で長期間緑肥を栽培できるのであれば有りだと伝える。栽培と畜産の未来のためにしばらく時間が経過した後、話題のほ場に行くと緑肥を育てていないことが多かったりする。理由を聞いてみると、時間が確保できなくて、緑肥にまで手が回らなかったと言う。更に時間が経過した後に改めてほ場に行くと、病気が蔓延していて株の回収作...

 

南房総族よりビワが届いた2021

昨年に引き続き、今年もまた南房総のナイスガイからビワが届いた。南房総族よりビワが届いた2020そして開けた。感想は…まだ食していないので、味に関する感想はこの場では控えることにする。房州びわ・びわ狩り・産直ビワ・枇杷 - 南房総いいとこどり|千葉県南房総観光コンシェルジュ

 

何故日本では有機農業は広まらないのか?という質問があった

先日、知人から何故日本では有機農業は広まらないのか?という質問があった。これから記載する内容は私の個人的な意見であって、明確な回答では無いということをご了承ください。栽培に目標決めの過程がないこと、他の業種でいうならば、PDCAサイクルが正常に働いていないからと返答した。PDCAサイクルとはPlan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の4段階を繰り返すことを言い、計画の段階で仮説を立て、その仮説を適切に実行するための調査を行った上で実行計画を立てる。 ...

 

出荷前に色をのせるという行為

どの業種にも言えることだろうけれども、不思議な慣習というものがある。例えば肥料関連では、出荷の葉色の濃い野菜が好まれるらしく、最後に色をのせるといった意味合いで追肥を行う。葉色が薄い野菜よりも美味しそうであったりお得に見えるのだろうか?最後に過剰施肥を行い品質を落とすという行為が行われている。※おそらく栄養価も落ちている葉の色が濃くなるとどうなるのか?葉色の濃くする要因が酸化力が高いものである可能性が高いので、店側で仕入れた後の棚持ち(鮮度...

 

美味しい野菜の栽培を目指していた方にあったこと

時々、栽培技術が高い人がどんな事を意識しているのか?わかる範囲で教えてほしい。教えてくれたら絶対に言われた通りにするからということで話をすることがある。上記の方は地域の中でかなり若い方で、本当に全てこちらが伝えた通りの事をした。最終的には周辺の農家が農薬を使用しても欠株が出た中、農薬を一切使用せずに収穫できた。今回は上記のような胡散臭い成功体験を書きたいのではなく、この栽培中にあった出来事を書いておきたい。文中の作物は実際には違うのであくまでイメージで話をする。...

 

イチゴの栽培は難しい

イチゴの栽培は非常に難しいと言われる。イチゴの栽培を難しくしている要因をざっと挙げてみると、・ニーズが旬とズレている・イチゴはバラ科でバラ科の植物の栽培は病気に罹りやすいあたりだろうか。前者のニーズの話が後者の病気の話に直結するので、旬とのズレが非常に大きな要因を占める。イチゴは見ての通り、地面スレスレの高さで結実する。このような形態はロゼット型に分類される。ロゼットを探しに行く前にロゼットの大きな特徴の一つに寒さに強く、初春の...

 

ヘアリーベッチ米栽培という取り組みで思うこと

前回のヘアリーベッチの可能性を探るの記事を書いている時に、ヘアリーベッチのことを検索していたら、兵庫県の東播磨での取り組みで、ヘアリーベッチ米という栽培方法を見かけた。兵庫県/知ってください・食べてください。東播磨の農畜水産物!!ヘアリーベッチをレンゲ米栽培のように田植えの前に緑肥として利用する栽培で、化学肥料の削減を目的として素晴らしい取り組みだと思う反面、農薬の使用量が増えるだろうなという不安もある。何故、そのような不安があるかというと、ヘアリーベッチ米と合わせて...

 

シイタケのシイは何だ?

先日、シイタケを購入しに行った時、シイタケの漢字表記が目に付いた。シイタケを漢字で表記すると椎茸と書く。今まで意識していなかったけれども、名前にシイがあることは、ブナ科のシイ属の木に何か関係があるのか?家に帰って、小学館の図鑑NEO きのこを開いてシイタケの内容を確認してみたところ、ハラタケ目ツキヨタケのなかまのページにシイタケが記載されていて、シイの木によく生えるので、この名前がつきましたと記載されていた。シイの木といえば、スダジイとツブラジイだけれども...

 

いもち病の抵抗性を色素の観点から見てみる

前回の葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすいの記事の途中で、イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つというリンクを掲載した。サクラチネンはいもち病のファイトアレキシンとしての作用がある。※ファイトアレキシン≒感染病の抵抗性ファイトアレキシン - WikipediaYikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるサクラチネン - Wikipediaサクラチネンの構造を見ると、フラバノン骨格の化合物なのでフラボノイド...

 

フラボノイドに意識を向けて

前回の植物が有害な紫外線から身を守る為のフラボノイドの記事で、シロイヌナズナにおいて紫外線が強い地域で特異的に増えるフラボノイドを見た。紫外線から身を守る為に葉にフラボノイドを蓄積するというのは以前から言われていて、施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせるネギのケンフェロールやケルセチンあたりをよく見聞きする。※ケンフェロールとケルセチンはどちらも淡黄のフラボノイド3種類のネギ類の抗酸化活性と抗酸化成分の比較 - 平成18年度日本調理科学会大会黄色い色...

 

南房総族よりビワが届いた2020

昨年に引き続き、今年もまた南房総のナイスガイからビワが届いた。南房総族よりビワが届いた2019そして開けた。開けてふと気が付いた。そういえばビワの色は淡い橙色だと。橙色といえばカロテノイドだ!ということでビワの色素を調べてみたら、果実類のカロテノイド含有量における品目間差 | 農研機構というページにたどり着いた。ビワは他の果実と比較してカロテノイドを豊富に含んでるらしく、User:Slashme - Drawn in BKchem, p...

 

○○農法や**理論に思うこと

ブログをまとめていたり、依頼を受けてどこかで話をすると、○○農法や**理論と名前を付けた方が良いのでは?と助言を受けることがある。※上記は非常勤で関与している京都農販での話技術系の話で○○農法といった形で名乗ることはそれだけでブランディング上マイナスであると捉えて、○○農法実践者と名乗っている方を見るだけで、その方からは参考するべきものが無いもないと判断している。技術体系に名前を付けるという行為は受け手にはわかりやすくなって良いかもしれないけれども、発信者にとっては大きな損が...

 

高谷ベーカリーの高槻産の米の米粉ロール

パンの美味しそうな見た目と香りの記事まででパンについて見ている。そもそもの話で何故パンを見ているのか?といえば、ブルーチーズの成分に脂肪酸のラウリン酸が多くて、ブルーチーズ用のアオカビの培養をフランスパンで行っていたからだった。ブルーチーズ用のアオカビの増殖はパンを利用するパン作りには原料となる小麦のグルテンが重要であることを再認識した後、最近よく見かける米粉パンは実は工学的なドラマがあることを知った。100%米粉パンドラマを知ったら食べてみたくなるのが人の性というも...

 

サプリメント産業を支える酵母たち

アレルギー反応の緩和には銅を含む金属酵素が重要?の記事で諸々のアレルギーは銅を含む金属酵素で緩和できるかもしれないけれども、最近の野菜には銅を含む微量要素が少ないはずだから、野菜の摂取だけではアレルギーの緩和は見込めない。という内容を記載した。チョコラテさんによる写真ACからの写真そこで意識するのがミネラル系のサプリメントだろう。早速、ミネラルブレンドというサプリメントを手に取ってみた。とその前に、サプリメントで銅を摂取する場合、銅はどのような形で含まれている...

 

病害虫の予防は御早めに

ヨトウ対策は植物ホルモンの視点からの記事を作成している際にふと思ったことがある。非病原性の土壌微生物が活発になる環境に導けたとして、作物がそれらの微生物と共生すると葉において食害する虫が忌避するようになる。※赤い矢印はAの畑で虫対策をした場合の虫の移動を示すすべての植物食の虫が忌避するわけではないだろうけれども、大半の虫は弱っている作物が植わっている畑に向かうことになるはず。殺虫剤で問題を凌ぐことを主している栽培者の畑に更に食害性の昆虫が集まるということだ。その畑...

 

野菜の美味しさとは何だろう?味覚の増強

今回も思い出話から始めよう。fuaさんによる写真ACからの写真手元に写真がないので素材サイトの写真をイメージとして載せておく。師の元で栽培を学んでいるある日の事、京都府の職員の方々にバーベキューに誘われ、師から破棄のニンジンを渡され、持参して参加した。栽培の中心にはいつも化学この時はじめて師のニンジンを炭火ではじめて焼いただけのものを食べたのだけれども、その時食べた味というのがまるで洋菓子を食べているような特徴的な甘さがありつつも、砂糖菓子にあるような途中から...

 

野菜の美味しさとは何だろう?味蕾のこと

Green Planetさんによる写真ACからの写真学生の頃の農学実験でミカンの糖度を測り、味を確認するというものがあった。この時話題に挙がったことで、糖度が高いものが必ずしも美味しいとは限らないということ。糖度は味に関係はしているけれども、味を決めるのは糖度(甘味)だけではなく、酸味や旨味も重要だということだ。他の講義の余談として、味の数値化は味が複雑な要素で構成されているので難しいという話題もあった程だ。それ故、momo10...

 

野菜の美味しさとは何だろう?

随分前の話で写真がないので、文章のみになってしまうのだが、栽培の師の畑で魔法のような現象を見た。栽培の中心にはいつも化学農薬を使用しないで栽培していた師の畑で最も環境が良かった土壌で、夏に畝を立て、ダイコンのタネを直播して栽培を開始した。元肥は米ぬかボカシ肥のみだった。米ぬかボカシを作ろう!仕込んでみる!他の畑と比較して、はやい成長ですぐに間引き菜としての収穫を開始した。間引きが一通り終わった後、嫌気性米ぬかボカシ肥を一回追肥として与え、そのまま成長を見守る。ダイコ...


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