鶏糞のメタン発酵のアンモニア除去技術のあれこれの記事でメタン発酵の原料として鶏糞を用いた場合の問題点であるC/N比の低さに因るアンモニアの生成への対策について触れた。


他にもアンモニアの除去に関する技術はあるそうだが、そのうちの一つの食品廃棄物との混合によるC/N比の改善がある。


食品廃棄物としては高カロリーなもの(炭水化物と脂質)が豊富なものが良いとされているそうだが、肥料の視点からメタン発酵後の消化液に縮合型タンニンのような化合物が豊富に含まれていて欲しいなと思うので、

縮合型タンニンの生合成


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茶粕やコーヒー粕を入れたらどうだろう?と思った。

寒くなったら、緑茶の出し殻がたくさんでる


とりあえず、生成AIのGeminiに鶏糞に茶粕を混ぜたらどう?と訪ねてみた。


返答は推奨できないだった。


理由はタンニンがメタン発酵に関与する微生物に対して毒性があったり、タンニン自身がタンパクと結合してしまって発酵処理が阻害されるというものだった。


前者の方はポリフェノールの抗酸化作用を栽培で活用するで、後者の方はタンニンのタンパク質凝集モデルは地力窒素の理解に繋がるか?で記載した内容だね。


肥料として欲しい機能は、メタン発酵にとっては要らない機能であるというのがなんとも興味深い。


であれば、消化液に後から腐植酸肥料を混合するという手になりそうだ。