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ヤンゴンで長粒米を食す

ミャンマーで蒸気で炊かれた長粒米を食べた。長粒米は餅っぽさであるアミロペクチン含有量が少ないためパサパサとした食感なのが特徴で、ミャンマーのヤンゴンに行ったので畑の土を見たチャーハン等の油と炒めて食べる料理やカレーに使用されることが多い。長粒米単体で食べることは少ないらしいけど、カレーのご飯として出てきた長粒米単体で食べてみた。感想は日本米特有の甘みがなく食感がパサパサしていて、単体で食べ続けるのはきつかった。※チャーハンにしたもの

 

エディブルフラワーとしてのナデシコ

先日、レストラン向けに海外野菜とハーブを栽培されているハウスの中で、ハウスの入り口付近でナデシコの花が咲いていた。ハウスの入り口といった一等地で観賞用の花は育てないだろう。これはエディブルフラワー(食用の花)のナデシコらしい。丸い葉の下に筒のある花冒頭の写真以外でもビジョナデシコ(丸い集合花のように咲くナデシコ)もある。ナデシコは花びらの形状も豊富で、色もたくさんあるから、各々の形状での需要があるだろう。

 

原価と投資、肥料はどちらで見るべきか?

先日、工業製品を製造しているメーカーの方と話をしていて、その時に話題になったことでも※今回の話は実際の数字を元にざっくりとした比にしています。施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせる先日、旬でないネギを防除回数一回で収穫までいけた畑の話になって、施肥設計を徹底的に検討すると農薬の散布回数が減るという話題で、これって産業的に見たら興味深い話だなと。たとえば、栽培して収穫するまでの過程を産業のものづくりに例えると、栽培の原材料はタネ、肥料と農薬とある。水利

 

インスフィアファームさんから野菜セットをいただきました

プロフェッショナル(フレンチ・イタリアンレストラン等)向けの野菜を生産・販売しているインスフィアファームさんから野菜セット(の試作)をいただきました。http://www.inspherefarm.co.jp/ナス、トマト、ズッキーニといった定番野菜からアーティチョーク、ホオズキといった珍しい野菜まで入っていました。各野菜はとても綺麗に育てられ、袋詰の丁寧で、美味しく楽しい食事のための食材を提供したいという理念がひしひしと伝わってくるものでした。早速、食べてみ

 

産地ができるまで。京丹後九条ネギの露地栽培

今回の内容は顧問先の京都農販のブログで投稿されていますが、私の方でも書くことにします。京tango露地九条葱 - 京都農販日誌先に今回の内容を要約すると、※この写真は一人目の集荷。この後にコンテナは増えていきます。京丹後で露地での九条ネギの栽培は無理だと言われていたけれども、様々な方の思いが重なって、九条ネギの組合ができて、京丹後 - 京都市内間の九条ネギの定期便ができました。順を追って話をすると、ちょうど一年半前あたりに京丹後で大

 

南房総族よりビワが届いた2017

昨年に引き続き、今年もまた南房総のナイスガイからビワが届いた。南房総族よりビワが届いたそして開けた。今年はいくつか集めて器に入れてみた。大きくて3個までしか入らない。感想は…語彙力が足りなくて、この場で味について綺麗に伝えることはできそうにないので、味についての感想は控えることにする。更新は2016年で止まっているけど、ブログ、見てやってくれ。酒と泪とアイリス(花)とびわ(果樹)ぼく南房総族

 

スプリンクラーを見直して秀品率を上げる

先日、サンホープさんのスプリンクラーの設置に立ち会うことになった。ここのスプリンクラーは昨日の施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせるで農薬防除の回数を大きく減らす要因となったもので、秀品率に確実に貢献することができる。秀品率に貢献する要因の一つとして、イスラエルという水の少ない国で如何に散水を効率的に行うか?が徹底的に研究されており、少量の水を噴霧状にしてから周囲の湿度を上げるように散水する。噴霧状にすることにより、暑い時間帯に温度を下げ

 

施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせる

顧問として関わっている京都農販のほ場で信じられない光景を見た。それは、旬でない時期のネギにも関わらず、農薬による防除が1回で収穫まで行き着いたことだ!この防除一回というのは、アザミウマという虫による食害を回避するためのもの。病気に対しての農薬の使用は一切行っていない。この話の何がすごいのか?を伝えるために、ネギの栽培の一般的な話をしよう。ちなみに匠レベルにまで到達した有機栽培の土であっても、旬でない時期の作物の栽培を農薬なしで栽培するのは難しいだろ

 

茄子の糠漬けで鮮やかな色を残すことを考える

前回のナスの漬物で残したい色素のことがわかった上で、ナスの糠漬けに話を戻したい。茄子の糠漬けで鮮やかな色の基は何か?質問者に糠漬けの構成を聞いてみたところ、下記の返答があった。糠以外は焼ミョウバン、第一酸化鉄、昆布、鷹の爪をいれております。丸まま調味液漬やカットの調味液漬は良い色ばかりです。論文にある構成は含んでいるね。これらを踏まえた上で、質問にあった着色が悪い茄子の漬物を見ておくと、こんな感じ。とりあえず今の話をまとめておく

 

乳酸菌の活性に更に迫る

乳酸菌の活性に迫るで乳酸菌はγ-アミノ酪酸を合成するということを記載した。このγ-アミノ酪酸は人体でも合成されており、神経の抑制系の反応で使用していることがわかっている。他に何かないか?ということで、再び乳酸菌で論文検索してみたところ、下記の論文が引っかかった。乳酸菌の生理機能とその要因 日本調理科学会誌 Vol. 46,No. 2,129~133(2013)この論文には乳酸菌の一般的な構造が記載されている他、プロバイオティクスの仕組み等も

 

乳酸菌の活性に迫る

糠漬け時の乳酸発酵に迫る前回までのあらすじとして、糠漬けという発酵食品は、食塩による浸透圧上昇により細胞内の成分をスープのようにごちゃまぜにし抽出する。糠床の糠に住まわせた乳酸菌等の微生物によって米ぬかと抽出したスープ内の有機物を発酵させる。浸透圧による細胞内の成分の抽出によりミネラルの吸収効率を高め、発酵の過程を経て、有機物の吸収効率を高めつつ、繊維質は残すので、繊維質の摂取の恩恵も受けられる。前の記事でも書いたけど、乳酸菌はただひたすらにデンプ

 

糠漬け時の乳酸発酵に迫る

糠漬けを探る前回、糠漬けの手順について触れた。食材を糠漬けに漬け込むまでの間に整形・洗浄→食塩という手順があり、食塩後に食材を糠漬けに漬けて、米ぬか内に住み着いている乳酸菌によって発酵を開始する。ここで見るべきポイントは2つだね。・食塩が食材に与える影響・乳酸菌は何を発酵しているのか?(食材内の物質を発酵しているのか?)この問に関する解は下記の論文を参考にする。漬物工業の現況と新技術動向の294ページから295ページまで漬物が漬かるということ動植物の細胞は

 

糠漬けを探る

昨日、下記のような質問が届いた。水茄子の生産と加工の流れで同じように生産し漬物にしているのに、綺麗な色で美味しく漬かるものと茄子の色が悪く腐敗したようになる茄子があります。ぬかなどの条件はまったく同じなので肥料など生産条件が原因かな?と思っています。(途中省略)昨年もこの時期(5月中)同じような現象が起こり出現パターンをつかめないまま6月勝手に現象が無くなったんです。質問者は茄子の漬物を生産と販売しているため、加工の際の手際の良し悪しで色に差が出たとは考えにくい。質問にあ

 

長野県下水内郡栄村の小滝米を炊いてみた

前回の記事で、長野県の栄村で栽培されている米を頂いた。という内容を記載した。長野県下水内郡栄村の美味しい米この米が栽培されている地域が一面塩基性岩石を母岩とした地域で、しかも積雪量と積雪の期間が長いという条件も含め、米が美味しくなるであろう条件を複数含んでいる可能性があるという内容を記載した。余談だけど、ここの米は小滝米と呼ばれている。というわけで早速炊いてみた。米がどれも光っててキレイな炊き上がりだった。影

 

鉄玉子で鉄分補給

家に南部鉄の鉄玉子があった。妻が実家からもらってきたらしい。この鉄玉子はやかんや鍋でお湯を沸かす時に入れておくと、ここから鉄分が溶け出し、お湯を飲んだり食事の際に鉄を摂取できるようになるらしい。※肥料の話ではなく、人の食生活の話ですからね。この話、鉄製の鍋で料理をすると調理中に鍋から鉄が溶け出して食材と混ざるという話と似ているね。そういや、鉄欠乏の作物に対して釘をクエン酸で溶かしたものを与えたら解決したという話があったけど、それ

 

白味噌はなぜ白い?

豆乳パティシエとして活躍している京都一乗寺むしやしないさんから自家製の白味噌(商品ではないよ)を頂きました。むしやしない - りょうことつよしの食べ歩きマップ※白味噌は関西圏で製造されている味噌京都に住んではいますが、ほとんど食べたことがない白味噌。食べるとするなら西京漬けについている白味噌ぐらいか?懐石料理 青山の西京漬け・味噌漬けを通販でお取り寄せ 全国に発送というわけで、味噌汁として食してみた。白味噌って甘みが強くて、塩っぱさが少なく

 

能登川水車の大きな水車

滋賀県の能登川にある水車今でも回ってはいるが保存用。かつては水力を利用して精米や製粉に利用していたらしく、今でも展示として一式は残っていて利用可能とのこと。水車を見ていて思ったんだけど、木を組み合わせていて綺麗な円を形成しているでしょ。稼働開始時点ではおそらく問題ないだろうけど、可動が長くなるにつれて老朽化が進んでいく。当然修理もしてきたわけなんだけど、この水車の綺麗な円が修理によって歪なものになった場合、それでも製

 

硫安が出来るところ

鉱物は栽培上の問題の解決案を教えてくれるで硫酸は硫化鉱物が空気に触れ酸化することで自然に発生することを知ったと記載した。硫酸の話題が出てくれば、栽培者であれば見ておきたいのが硫安(硫酸アンモニウム)。肥料成分としての窒素(N)もしかしたらこれも自然発生しているのでは?と思い、硫安の合成や製造について調べてみた。検索してみて下記の資料がひっかかかった。硫酸アンモニウム(硫安) BSI生物科学研究所そこには硫酸とアンモニアを原料とする合成法の他に副産硫酸アンモニウ

 

徳島で見た大型トンネルハウスの風景

先日、所用で四国の徳島の吉野川付近に行ったのですが、あたり一面、3畝程を覆えるトンネルとハウスの中間の大きさのトンネル栽培が行われていました。国道沿いの畑ではこのトンネルが果てまで並んで圧巻の風景です。徳島は京都と比較して、暖かく日照の長い土地、熱がこもり過ぎず、寒くもならずで他の地域では収穫できないような時期に一気に収穫して他府県に販売しているのだろね。これが産地リレーと呼ばれる、各地域の気候を利用して、収穫するタイミングをずらし、

 

イノシシ鍋を食す

先日、身内の誕生日ということで、身内の希望によりぼたん鍋(イノシシ鍋)をごちそうすることにした。大阪の高槻の原大橋付近に原養魚場という鯉の養殖をしているところで提供されるぼたん鍋が絶品とのことで、ここに決めた。この時期のイノシシは油がのっているけど、仕留めた後の処理がうまかったり調理がうまかったりと、見た目程こってりしておらずさっぱりしていて美味だった。今回紹介した原養魚場原養魚場 | 鯉料理 | すっぽん料理 | 大阪高槻市

 

長い時間をかけて形成した金平糖の不思議な形

NHKでサラメシという番組がある。ブラタモリに次いで素晴らしい。湧き水を探す人サラメシ - NHK足元がキラリと光る植物のとっての地獄再放送がちょうどお昼時にやっていて、昼食を食べながら見ている。この番組の何が素晴らしいかって、様々な職種で働く人らの昼食を覗いてみようという事で、東京丸の内を行き交うサラリーマンはもちろんのこと、伝統工芸士や研究者の昼食も取材しているということ。職人や研究職は日常が特殊になりがちで、その特殊さに合わせて昼

 

雪解けを見て思う米どころの将来

近所の水田で雪解けで土が見え始めた場所。師の言葉でもあったけど、畑が常に水が出続けるもので覆われる機会なんてそうそう無い。雪に埋もれた畑を見て思い出す師の言葉師はここで刈草を山積みしていたものを事前に置いておき、雪の水と重みで発酵を加速させていたけど、ようよう考えたら、水が出続ける重しで土を覆うってことは、降雪量の多い地域では老朽化水田は冬場の対応次第ここまで強い還元状態ではないけれど、雪によって軽い還元状態が続くという

 

自由を求めてオープンソースのネットショップパッケージへ。軌道に乗った頃に遭遇する問題について

オープンソースのネットショップのCMSの開発に関わっていると、売上を青天井化したいから自由度の高いネットショップパッケージを利用したいという方の導入に関わることが時々あります。ネットショップの開発に関わっていて一番すごいと感じたサイトについて青天井化の方法を持っている方と仕事をするためにネットショップの開発をしている程ですから。私にとっての農業とSOY Shopネットで物販をするのであれば、楽天やYahooといったショッピングモール型サイトに出店したりとか、0円で

 

今年も昨日は節分だったので、歳の数だけダイズを食べた

今年も昨年に引き続き、歳の数だけ豆を食べた。昨日は節分だったので、歳の数だけダイズを食べたいやいや、節分の炒ったダイズは好きなので、歳の数以上に食べた。年齢に合わせたら相当お歳を召したことだろう。節分の時期になったらいつも思うことがある。節分の時、魔(マ)を滅(メ)するということで、鬼は外、福は内と豆を投げるけど、節分の文化が出来た頃、炒ったダイズってそれなりに希少価値の高いものだったと思うんだよね。一株あたりのダイズの収量

 

ネットショップの開発に関わっていて一番すごいと感じたサイトについて

ネットショップのCMSの開発や導入支援をしていて、時々質問される事があるのです。それは、今まで関わったショップサイトの中で大成功しているサイトってどんなサイト?というもの。ネットショップを開設したサイトの大半はなかなか売上が上がらなかったり、数年運営したけど閉店したということもありました。受注量が半端無くてサーバを引っ越したり、受注量に追いつかなくて販売数を制限するようないわゆる成功したサイトというものにも出会います。このようなサイトの運営者にはい

 

栽培と畜産の未来のために補足

栽培と畜産の未来のために2前回の内容を読んだという前提でいきなり補足どの家畜の排泄物に問わず、家畜は穀物の飼料を食べる。穀物の中には貯蔵性リン酸があって、家畜糞堆肥で土作りを行うと、続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよEC値の他にリン酸の数値も極端に高くなる。貯蔵性リン酸ということだけあって、貯蔵性が高く土壌でもなかなか分解されにくい。つまりは、家畜糞 → 緑肥で家畜糞のデメリットを回避しつつ土作りをしたとしても、EC値は問題なくできたとし

 

栽培と畜産の未来のために2

栽培と畜産の未来のためにで家畜糞堆肥で土作りを行うためには、家畜糞堆肥はデメリットの方が大きいので、そのデメリットを逆に利用するためにイネ科の緑肥をかます。という話を記載した。この話だけど、続きで社会的なことも書いていこうかと思う。日本の栽培と畜産では、肥料飼料共に大半を輸入に頼っている(らしい)。※業者の方に聞いた話であって、自身で輸入を行っているわけではないのでらしいをつけておく。日本企業の工場から発生する食品加工の残渣である有機物肥料でさえ、

 

栽培と畜産の未来のために

畜産の糞詰り問題から栽培側への影響までの記事で畜産で発生する家畜糞は処理が大変で、処理にはお金がかかるし、保管するにもお金がかかる上、保管自体がそもそも大変で、家畜糞を溜める、もしくは処理するだけで畜産にとっての負担となる。家畜糞は堆肥化することが推奨されているが、土壌のアルミニウムが腐植を守るまでの記事と、もう、牛糞で土作りなんて止めようよの記事で、家畜糞堆肥には土作りの効果が高くないどころか障害が発生しやすい上、土壌に蓄積される有機物モデルから見ても家畜糞堆肥は効率的ではない。

 

切磋琢磨して積み上げたものに発生する信用

ブロックチェーンの信用は計算の積み重ね前回、ビットコインネットワークにはマイナーというユーザーがいて、マイナーがネットワーク内を飛び交っている支払い情報(トランザクション)をまとめてブロックにしてブロックチェーンに載せている。このマイナーというのはブロックチェーンを保管できるマシンがあれば誰でも自由に参加でき、日々、トランザクションを集めてはブロックにしてブロックチェーンに載せることを頑張っている。実はこのブロックチェーンにブロックを載せるというのは、

 

ブロックチェーンの信用は計算の積み重ね

人はネットワーク内から新しい信用のあり方を発見したビットコインの中核をなす革新的発明のブロックチェーン分散型台帳技術と呼ばれ、様々なマシンにbitcoinのやり取りをまとめたブロックというものを更に積み重ねたブロックチェーンというものがあり、個々人はブロックチェーンの中から今までのやり取りを計算して残金を調べる。その残金をお金のように使用することができる。このブロックチェーンは実際にある円やドルといった紙幣のような価値はあるの?実際のところある

 

人はネットワーク内から新しい信用のあり方を発見した

人は価値の象徴として鉱物から金を取り出したお金、すなわち貨幣の信用についての話題が出てきたら、必ずといって良い程触れておきたいのがもちろんそう!ビットコイン!というわけで、NTT出版のビットコインとブロックチェーンを何度も読んでみた。これはコンピュータ関連に触れている人なら有名なオライリーという海外の出版社から発売されたMastering Bitcoinの翻訳版。何故か、オライリーではなく、NTT出版から発売されている。なに

 

人は価値の象徴として鉱物から金を取り出した

現代社会において欲しいものといえばお金が挙がるだろう。お金は素晴らしい。お金を払えば欲しいものは買えるし、行きたいところにも行くことができる。お金があればいろんなことを知る機会が増え、それが新たなチャンスを産む。だから素晴らしい。ただ、お金というのは紙幣であって硬貨である。誰も紙や金属の塊に価値を見出さなければ、その紙や金属の塊はただの塊となる。みんながお金をお金だと思い込むから、お金は様々なものと交換できる価値を持つこ

 

無肥料栽培の野菜は体に悪いのではないか?

表題の通り、無肥料栽培の野菜は体に悪いのではないか?と思った。なぜそう思ったか?の前にアルミニウムの毒性について書いてみる。昔、アルミニウムの調理器具で調理をすると、アルミニウムが食材に移って、その食材から出来た料理を食べるとアルミニウムを必要以上に摂取してしまうという話題があった。実際にはアルミニウムが溶け出すかはわからないけど、体内に必要以上にあると、アルミニウムの他物質との強く結合してしまう特徴が、人体にとって大事な成分をアルミニウムがとってしま

 

畜産の糞詰り問題から栽培側への影響

前回、畜産の家畜糞の問題を挙げた。栽培と畜産の間にある糞詰り問題どんな問題かを要約すると・飼育中に排泄された糞尿は農場内で発酵処理を行うこと・糞尿の発酵処理を進める過程で発熱し、生成物に酸化剤が含まれていくこと・発酵処理を行った糞尿を処分する場合、処分費が発生すること要は畜産側で家畜糞を堆肥化して栽培側で全て利用しろとそういう背景があるわけですね。この先にはとんでもない話があって、農薬の使用量が年々増えている(減農薬できない)要因だと個

 

栽培と畜産の間にある糞詰り問題

当ブログを開設する前のこと。あることから鶏糞の発酵に関わることになり、鶏糞の諸刃の刃的な可能性と抱える問題で夢中になりました。発酵鶏糞ができるまで1鶏糞、栽培している人がこの言葉を聞くと、安価に入手できる窒素肥料というイメージがあると思う。実際には正しいのだが、これを養鶏農家から見ると全く別のものになる。そういう視点を神奈川県にあるコトブキ園という養鶏農家から教わった。コトブキ園 神奈川県相模原市の養鶏場 たまご街道 コトブキ園たまご、横濱鶏、親どり

 

田んぼの表面が緑で染まる

近所の水田で、収穫後比較的はやくにトラクタで耕起したところがある。そこの現在は、こんな感じ。遠くから見ると、緑の絨毯ができているような感じ。近くで見ると、撮影した時間帯が早朝だっただけに、葉には水滴(朝露、もしくは溢泌液)が付いている。これから更に寒くなる季節、これらの草では急速な成長は見られないだろうけど、ここまで草が地表を覆えば極端な環境は避けられる。老朽化水田は冬場の対応次第ひこばえが獣

 

蛇紋岩で出来た山が近くにある田んぼ

火山灰の話に入る前にちょっとした小話を。先日、とある農家の水田に行った時に挙がった話題で、地域の土質検査で、すぐそこの山が蛇紋岩で構成されていて、そこの山からの川には蛇紋岩由来のマグネシウムがふんだんで、うちではマグネシウムを施肥したことはないし、マグネシウム欠乏にもならないんだと。苦土と書いてクド。マグネシウムのこと(玄武洞ミュージアムで撮影)超塩基性岩に分類される火山岩由来の変成岩で二酸化ケイ素の含有量が玄武岩よりも低い岩となる。※変成岩は既に形成された岩

 

SOMALIというキッチンクリーナー

記事を読んだと知り合いから連絡があり、近くの喫茶店で会った。その方は石鹸の会社の経営者でおしゃれな石鹸や化粧品を扱っている。木村石鹸 | 大正13年創業。家庭用、業務用洗浄剤、金属表面処理剤(バレルコンパウンド)久しぶりにお会いしたし、これも何かの縁だということで、石鹸を買おうと思ったところ、なんという偶然でしょう!本屋でELLE a tableという雑誌があって、購入したら木村石鹸のキッチンクリーナーがついてくるらしいので即買した。【ELLE a tab

 

ひこばえが獣を引き寄せる

秋も深まり冬が近づいてまいりました。収穫を終えた水田で栽培後に起こしていないところでは、こんな感じで穂が再生しています。この穂をよく見てみると、花が咲いて実がつこうとしています。これを蘖(ひこばえ)と呼ぶみたいです。蘖 - Wikipedia10年程前になるかな?作物の先だけかじっていくシカがどうしても憎くて…あまりの憎さに本を読み、シカを飼育して獣害を研究している方に話を聞いたりしたんだけど、

 

若狭鯖街道熊川宿で浜焼き鯖を食べた

鯖街道の熊川宿で浜焼鯖と鯖寿司を食べた。鯖街道というのは、福井の小浜(日本海)から京都市内の出町柳までをつなぐ街道で、※地図をクリックすると大きな地図が表示されます。地図の青い経路に従って、日本海で採れた鯖を運んでいたとのこと。※鯖の他にもいろいろと運んでいたけど、鯖が目立っていたみたい。若狭鯖街道熊川宿この距離はなんと18里で、kmで換算すると70kmという遠さになるらしい。現代では車が発達していて、福井の小浜と京

 

卵の黄身の鮮やかな着色は不自然なのか?

先日、東尋坊へ行った時、セイコガニが入った味噌汁を飲みました。東尋坊の柱状節理の岩石の上の木々前の投稿ではカニを食べに福井に行ったわけではないと記載しましたが、せっかく訪れたのだからとベタな行動をとったのです。卵がぎっしりと詰まっていて、とても美味でした。カニを食べ終わると残るのがカニ殻だよね。カニ殻を見ていると思い出すのが、九州の養鶏家の方から聞いた話。って、以前、カニ殻の保護に包まれてで書いていたね。とある港町で食品残渣として出てくるカニ殻を鶏

 

新しく借りた水田が老朽化水田だった時は

表題を新しく借りた水田が老朽化水田だった時はにしているが、具体的な対策の話は触れず、あくまで復習で知人の知人が稲作の規模拡大のために借りた水田が老朽化水田で、老朽化水田のことを知らずに栽培したら収穫出来なかったということで、どうすれば良いと連絡があった。老朽化水田はある程度規模を拡大した稲作農家が年齢による規模縮小の際に陥っていることが多いため、やり手の稲作農家から土地を引き継いだ時に注意が必要だ。実際にどのような水田になっているか?というと、あそこの

 

あそこの畑はいくら儲けている?

お金の話が出来て及第点。栽培を勉強していた頃に、反収の話ができる様になって、いろんな方と話ができる様になった。要は目の前に見えている栽培風景を見て、どれくらいの儲けになるかをある程度判断するということでしょうか。反収の話に入る前に反についてだけど、農薬を使用している方の野菜も美味しいよ日本の一般的な水田の面積は33m × 33mの大体1000m2で10aであることが多い。10aを1反として、100a、つまりは1haを1丁(ちょう)としている

 

グリホサート耐性を獲得する

/** Geminiが自動生成した概要 **/
グリホサートは、植物の必須酵素EPSPSを阻害する除草剤です。しかし、遺伝子組み換えにより、グリホサートを分解する酵素GOXを持つ、あるいはグリホサートが結合しない変異型EPSPSを持つ作物が作られました。前者が主流です。自然界でも同様の変異が起こっており、除草剤が効かない雑草の出現の原因となっています。これは、土壌細菌との遺伝子交換による可能性も示唆されています。

 

グリホサートは植物体内の何を潰す?

/** Geminiが自動生成した概要 **/
グリホサートは除草剤ラウンドアップの有効成分で、植物体内の酵素EPSPSを阻害することで除草効果を発揮します。EPSPSは植物ホルモンやアミノ酸合成の初期段階に関わる重要な酵素で、グリホサートによってこの働きが阻害されると植物は生育に必要な物質を合成できなくなり、枯れてしまいます。次の記事では、このグリホサートへの耐性を植物がどのように獲得するかについて解説されています。

 

野菜の傷口は苦い

サツマイモやニンジンのような根菜類には、こんな感じで傷ができていて、この傷がカサカサした細胞で封じられているものを時々見かけるよね。これは生育中に動物にかじられた等の外傷がカルスという細胞によって塞がれた結果である。カルスというのは何も役割を持っていない(未分化)細胞の塊という意味があり、生育中によくかじらえた根にはたくさんのカルスが形成されている。このカルスを食べてみるととても苦い。食感もパサパサしていてよろしくない。そう

 

野菜の美味しさを求めて川へ

今年もススキが見事に繁茂しているな……あぁ、ここは川だった。湿地だった場合、ススキに見えるだろうけど、これはススキではなくオギだ。白い綿毛がなびくのは秋の喜びなんてお約束のやりとりはここまでにしておいて。このオギ、人の背丈をゆうに超えており、2m以上は確実にある。河川敷でここまで背丈が高くなるということは、それなり以上に川の水に含まれる養分を含んでいるのだろう。川の水には畑

 

牛糞堆肥は新規就農者を安定へと導くはず

センダングサは開拓する1haに10トントラック160台分の木材チップをいれた畑の話の続き木材チップを入れた後、そのまま放置した箇所は一面センダングサ化した。一方、耕して栽培を始めたところもあった。大型のトラクターで深くまで耕すことによって何とか栽培にこじつけた。耕すことによって土の乾燥は激しくなり、草が生えにくくなった。とりあえず栽培を始め、こんな感じでウリ科の作物を定植しつつ、たまたまもらっていた牛糞をこんな感じで施肥したのね

 

野菜の美味しさと強さを求めて

オーガニックの野菜は美味しくなりやすいで細かい根の発生が少なくなることで硝酸態窒素の吸収量と相対的にミネラルの吸収量が低くなる。という内容を記載した。朝倉書店の根の事典で下記のような研究結果を読んだ。手元にないので何ページに記載されていたかはわからない。窒素、水、リンとミネラル(カルシウムだったと思う)を吸収する時、窒素は根の先端から離れた箇所でよく吸収され、水とリンは根のどこでも万遍なく吸収され、ミネラルは根の先端に近いところ程よく吸収されるというもの。このグラフを図

 

オーガニックの野菜は美味しくなりやすい

最近、野菜の価格が高い。価格が高くなるのは、市場全体での野菜の収量が下がり、需要と供給の関係で供給が下がり、相対的に需要が上がったことが要因だろう。収量が下がる要因には、単純に栽培する人が減った以外に天候や獣害によるものも多い。天候が悪い年は日本全国大概の場所が悪くなるから、大体の方が不作かと思いきや、無難に回避して、供給不足時にもそれなりの収量の方がいて、無農薬栽培を行っている畑で多く見かけた。無難に回避できている畑の野菜は比較的美味しいので


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